Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

12月24日 

https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161224-OYTET50001/
「やせ薬」向精神薬を中国人に大量不正転売…麻薬特例法違反に訴因変更
2016年12月24日 読売新聞

 「やせ薬」と呼ばれる大量の向精神薬を中国人に不正転売したとして、麻薬取締法違反などで公判中の薬剤師の男について、福岡地検がより法定刑の重い麻薬特例法違反(業としての譲渡)への訴因変更を福岡地裁に請求し、認められたことがわかった。

 検察側は、男がこの「やせ薬」を約半年間で約5万錠入手し、医師の処方箋もないのに転売していたと主張。日本製の医薬品が中国で高い人気を集めていることが背景にあり、捜査関係者は「事件は氷山の一角」とみている。

 男は、福岡県太宰府市の加藤聡被告(43)。訴因変更後の起訴事実などによると、加藤被告は昨年7月~同10月、向精神薬「マジンドール」を含む錠剤(製品名・サノレックス)少なくとも4000錠を、経営する同県大野城市の薬局などで、多数の中国人に不正転売を繰り返した、としている。

 これまでの検察側主張などによると、加藤被告は2002年頃に同市で薬局を開設。漢方を専門的に取り扱い、研修で中国を訪れるなど、中国人らと交流を広げていた。

 加藤被告は、中国人向けのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「微信(ウィーチャット)」を通じて、在日中国人ブローカーらとやりとりし、日本の医療用医薬品を販売。その中で、食欲を抑制する作用がある「サノレックス」も不正転売するようになったという。

 加藤被告は薬剤師の立場を悪用し、昨年3月~同10月に業者から約5万錠に上るサノレックスを仕入れていた。医療用医薬品は市販薬と違い、原則として医師の処方箋が必要だが、中国人ブローカーに不正に転売していたとされる。

 捜査関係者は「中国で日本製医薬品は人気で評価が高い。中でもサノレックスは、1、2年前頃から、『よく効くやせ薬』として評判になっていた」と説明。「ほかにも不正転売されている可能性は否定できず、今回の事件は氷山の一角の恐れがある」と指摘している。

 加藤被告は今年4月、中国人女性にサノレックスを不正転売したなどとして麻薬取締法違反容疑で九州厚生局麻薬取締部に逮捕されていた。同法違反などで起訴されたが、地検が公判途中の10月12日付で訴因変更を請求し、地裁に認められた。麻薬特例法の「業としての譲渡」は法定刑の上限が無期懲役で、今後、裁判員裁判で審理される。



https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20161224-OYTET50000/
肺癌学会員2割、勤務先「喫煙可」と回答…「全面禁煙」対応遅れ明らかに
2016年12月24日 読売新聞

 肺がんの診療に携わる日本肺 癌がん 学会の会員の2割近くが、勤務先の医療機関が敷地内全面禁煙になっていないと回答したことが、同学会の調査で分かった。

 国は受動喫煙防止対策として、医療機関の敷地内全面禁煙を打ち出したが、対応の遅れが明らかになった。

 同学会の禁煙推進小委員会が昨年11月から今年8月にかけて、全会員を対象に禁煙に関するアンケートを実施。14%にあたる1044人から回答があった。

 勤務する医療機関の禁煙対策について、80%が「敷地内全面禁煙」としたが、10%は「屋内のみ禁煙」、6%が「(建物内に)喫煙区画あり」と答えた。

 肺がん患者の喫煙には85%が「吸うべきでない」とする一方、学会員を非喫煙者に限ることに「賛成」としたのは75%だった。

 調査をまとめた高野義久医師(熊本県八代市)は、「禁煙についての医学教育が遅れている。たばこと関連が深い肺がんを日常的に診ている会員こそ、禁煙にもっと高い意識を持つべきだ」と話している。



https://www.m3.com/news/iryoishin/486037
シリーズ: 『「50歳以上ドクター」の悩みと未来』
50歳以上医師、8割超が管理業務、苦労の声多く◆Vol.13
人事、労務管理などの悩みを多く抱える

2016年12月24日 (土) 高橋直純(m3.com編集部)

Q:管理職としての業務を担っていますか。
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 66%が管理職に就き、15%が管理職ではない立場で管理業務を担っていた。
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 勤務医では「管理職」は51%、「管理職でないが管理業務を担っている」が21%だった。「管理業務を担っていない」も28%いた。開業医では90%が「管理職」と答えた。

Q 管理職、管理業務の悩みがあればご記入ください。
 開業医で圧倒的に多かったのは人事、労務管理の悩み。特に看護師の採用が難しいという意見が多かった。勤務医では、管理業務を担っているにもかかわらず、それに見合う権限を得ていないことや臨床から離れることへの不満が挙がった。どちらにも共通したのが、孤独、相談相手がいないという意見だった。

【開業医の悩み】
・クリニックの建て替え。
・人事が大変。特に看護師不足は著明。
・職員の高齢化。
・准看護師が集まらない。
・一人で仕事。孤独。
・職員の急な退職に伴う補充。
・厚生局の保険指導、返戻査定など保険診療の枠。
・職員(特に看護師)の確保が困難。
・スタッフの揉め事を収めたり、退職 新規採用に疲れることあり。
・人を雇うのが最も難しいと思う。
・医師としての本来の業務に専念できない。政府による度重なる医療費抑制策により医療経営は厳しさを増し、将来への展望が開けない。医師としての士気も低下せざるを得ない。
・開業医なので人事から給与計算から、施設の維持修繕から何から何まで考えなくてはならない。なんて面倒くさいんだ。

【勤務医の悩み】
・人事、簡単に言えば人間関係の調節が難しいですね。
・役場との折衝。
・人事権のない管理職なので、看護師や事務官に不満がある。
・若いDrの行動は予想ができない。
・収益を考えなければならないこと。
・組合との関係。それに尽きます。
・やる気のない医師、自分勝手なスタッフが非常に多い。
・問題のある医師への注意の仕方など、医師不足の現状で、いろいろ悩むところがある。
・人事権のない管理職なので医局員をコントロールできない。
・権利を主張して、義務を果たさない若手(専攻医)が増えている。
・中間管理職は悲哀に満ちている。義務も責任も、医師としてではなく背負わされている。
・病院経営に苦労しています。
・年々、保険請求等の変更で利益が出にくくなってきている。
・責任がある割には権限が制限されている。
・看護師などの人員確保が大変である。
・院長に経営能力&管理能力が無い。
・孤立、言うことは無視されて、非常勤の病院当直以外に、在宅当番医もたった一人でやっている。月に12-13日は夜または休日拘束されるのに。
・部下の精神的不調。
・使うより使われている方が楽と思う。
・つらすぎる。
・会議が多い。
・麻酔科のため外科系各科の調整に非常に苦労する。
・コミュニケーションの不足。
・臨床業務を兼ねているので忙しい。年俸が上がらない。
・やめられない大学医局とのいやな関係がある。
・幹部ではないので、意見を言ってもなかなか通らない。
・孤独。相談相手がいない。
・自分には指導能力や管理能力がないがその職についていること。
・医師が皆高齢化し医師不足で若い医師の獲得に苦戦している。
・人望のない人間が院長となったこと。
・臨床から管理職に移行することはかなりの勉強努力を要するのみならず、有効な管理が出来ているのか疑問の残るところである。
・患者を診ることにもっと時間をかけたいが、会議や経営関係の業務が多くてできない。しかし職員全体を預かっていると思うとそうも言っていられない。結構葛藤はある。
・かつて管理職を経験したが、収益と診療の質のはざまで苦労が絶えなかった。現在、役職を離れ診療に傾注できている。今後も管理職に就くことはない。
・民間の医療機関では、管理職といえども雇い主の言いなりが大半。現在は管理職を外れたが、これも雇用主の一方的な宣言で。



https://www.m3.com/news/general/488908
野洲市議会、病院条例案、僅差で可決 市長「整備進められる」 
2016年12月24日 (土) 毎日新聞 /滋賀

 野洲市議会は22日の本会議で、市がJR野洲駅前で計画する市立病院の設置条例案を賛成10、反対8で可決した。山仲善彰市長は「病院を設置するという意思表明の条例。駅前整備を望んでいる市民に喜んでもらえる結果だ」と歓迎した。

 設置条例は病院の名称や場所などの基本事項を定める。9日の市議会総務常任委員会では賛成少数で否決され、20日に市長や守山野洲医師会などが可決を求めて議長に慎重な審議を要望。採決の行方に注目が集まっていた。

 この日は市民ら約80人が傍聴に訪れた。討論では公明の賛成議員が「5年以上かけて審議、採決を繰り返し、(基本設計費の予算案可決で)政策検討の段階を抜けて事業段階に入っている。今更病院をやる、やらないという議論をしていること自体、議会が市民の声に耳を傾けていないことになる」と主張。

 これに対し、自民系の最大会派「野洲政風会」などの4議員が「直営による公立病院の多くが財政に影響を与えるほどの赤字に苦しんでいる」「駅前に反対している人たちの声を聞いてほしい」などと反対を訴えた。

 採決では議長を除く18人のうち、共産(3人)▽公明(2人)▽「リベラル野洲」(4人)▽「じみんやす」(1人)が賛成した。

 可決を受けて記者会見した山仲市長は「僅差ではあるが可決され、大変喜んでいる。登山口から3合目くらいのところで、まだ道は遠いが、着実に整備を進めていける」と述べた。【村瀬優子】



https://www.m3.com/news/general/488892
小国町立病院、透析治療中止 医師確保など要望書 知事に「命守る会」 
2016年12月24日 (土) 毎日新聞 /山形

 医療スタッフの未整備などを理由に小国町立病院で予定されていた人工透析治療が中止となった問題で、「透析患者の命を守る会」の斎藤広実代表(68)ら9人が22日、吉村美栄子知事と面会した。透析治療の実現に賛同する4091人分の署名と、医師や看護師の確保に支援を求める要望書を手渡した。

 斎藤代表は「冬になると一番大変なのが、交通事故やスリップで国道113号が通れなくなり、町外までの通院と治療で1日がかりになる。小国で治療できれば一番いい」と訴えた。

 吉村知事は「できるだけ身近な医療機関で透析できることが望ましいが、安全の確保を考えて送迎になったと聞いている。小国の地理的な要因もある。今後、何ができるのか考えたい」と応じた。

 10月25日の町臨時議会で透析事業の中止が決まり、町は代わりに希望する透析患者16人の通院送迎を12月5日に開始した。【佐藤良一、野間口陽】



https://www.m3.com/news/general/488905
新宮市医療センター、医療ミス訴訟和解、遺族に解決金 
2016年12月24日 (土) 毎日新聞 /和歌山

 新宮市立医療センターは22日、がんの手術を受けた入院患者の太ももの神経を、担当医師が誤って切断した医療ミスを巡る損害賠償請求訴訟で、遺族に解決金1000万円を支払うことで和解したと発表した。同日の市議会12月定例会で関連議案が可決された。

 同センターによると、患者は局部のがんで入院した三重県紀宝町の当時62歳の男性(故人)。2013年3月に同センターでリンパ節のがん部分を摘出する手術を受けた。その際、医師が両大腿神経を誤って切断。別の医師が後日手術をしたが、後遺症で歩行困難となった。男性はその後、がんが肺に転移し、同年9月に亡くなった。

 これに対し遺族3人が14年9月、損害賠償を求め大阪地裁に提訴し、同地裁は16年7月、市に約876万円などの支払いを命じた。市はこれを不服として大阪高裁に控訴。高裁は同年10月の控訴審で和解を勧告していた。解決金は保険会社が支払う。

    ◇

 新宮市議会の12月定例会は22日、市立医療センターの医療ミスを巡る解決金などの関連議案や、総額2億8300万円の一般会計補正予算案など27件を可決し、閉会した。【神門稔】

  1. 2016/12/25(日) 05:40:21|
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