Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

10月3日 



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https://www.m3.com/news/iryoishin/464428
ノーベル医学生理学賞、大隅氏が受賞
同賞受賞は2年連続、オートファジーの機序解明評価

2016年10月3日 (月) m3.com編集部

 スウェーデンのカロリンスカ研究所は10月3日、2016年のノーベル医学生理学賞を発表、大隅良典氏(東京工業大名誉教授)が受賞した。オートファジーの機序解明研究が評価された。日本人の同賞受賞は、2015年の大村智・北里大特別栄誉教授に続き2年連続、合計で4人目。



https://www.m3.com/news/general/464430
ノーベル医学生理学賞に大隅良典・東京工業大栄誉教授
2016年10月3日 (月) 朝日新聞

 スウェーデンのカロリンスカ医科大は3日、今年のノーベル医学生理学賞を、東京工業大の大隅良典(よしのり)栄誉教授(71)に贈ると発表した。授賞理由は「オートファジー(自食作用)の仕組みの発見」。細胞が自分自身の一部を分解し、栄養源としてリサイクルしたり、新陳代謝したりする仕組みを明らかにした。様々な生物に共通する根源的な生命現象の謎を解いた。

 日本のノーベル賞受賞は、昨年の医学生理学賞の大村智・北里大特別栄誉教授、物理学賞の東京大宇宙線研究所長の梶田隆章教授に続き25人目。医学生理学賞は1987年の利根川進・米マサチューセッツ工科大教授、2012年の山中伸弥・京都大教授、大村氏に続いて4人目。日本人の単独受賞は自然科学系では利根川氏以来。授賞式は12月10日にストックホルムである。賞金は800万スウェーデンクローナ(約9400万円)。大隅さんは福岡県生まれ。

 呼吸や栄養の消化、生殖など生命のあらゆる営みにたんぱく質は欠かせない。人は体内で1日に約200グラムのたんぱく質をつくるが、食事からは約70グラムとされる。不足する分は、主にオートファジーで自分自身のたんぱく質を分解し、新しいたんぱく質の材料として再利用している。また、病気の原因になる老朽化したたんぱく質などの不要物を掃除する役割も担う。

 1960年代から細胞内で成分が分解されていると考えられていたが、メカニズムや生体内での役割は長年不明だった。

 大隅さんは1988年、酵母細胞で老廃物をため込む「液胞」という器官に注目し、世界で初めてオートファジーを光学顕微鏡で観察した。特殊な酵母を飢餓状態にすると、分解しようと細胞内のたんぱく質などが液胞に次々に運ばれていた。詳しい過程を電子顕微鏡でも記録し、92年に発表した。

 大隅さんはオートファジーに欠かせない遺伝子も15個発見した。これらの発見をきっかけに、世界中でオートファジー研究が広がり、ヒトやマウスなどの哺乳類、昆虫、植物などあらゆる生物に共通の生命現象であることがわかった。

 パーキンソン病やアルツハイマー病などは、神経細胞内に異常なたんぱく質が蓄積することが病気の一因と考えられており、オートファジーはこれらの病気と関係しているという報告もある。ほかの様々な病気の解明や治療法の開発に貢献すると期待されている。

■「単独受賞は驚きとともに感慨深い」

 大隅良典さんの話 研究者としてこの上なく名誉なこと。ノーベル賞には格別の重さを感じる。私のような基礎的な研究者が運が良ければそういう機会にも恵まれると若い人が知ってくれる機会になってくれたらうれしい。

 人がやらないことをやろうという興味から酵母の液胞の研究を始めた。研究を始めたときに必ずがんにつながるとか寿命の問題につながると確信して始めたわけではない。この分野は(日本が)大きくリードしていた分野。ほかの研究者と共同受賞があったらいいなと思っていた。単独受賞は驚きとともに感慨深い。

■大隅良典(おおすみ・よしのり)さんの略歴

1945年 福岡県生まれ
 67年 東京大教養学部卒業
 72年 東京大大学院理学系研究科博士課程単位取得退学
 74年 同理学博士取得、米ロックフェラー大研究員
 77年 東京大理学部助手
 88年 東京大教養学部助教授
 96年 岡崎国立共同研究機構(現自然科学研究機構)基礎生物学研究所教授
2005年 藤原賞
 06年 日本学士院賞
 09年 朝日賞、東京工業大特任教授
 12年 京都賞
 14年 東京工業大栄誉教授
 15年 ガードナー国際賞、国際生物学賞、慶応医学賞



https://www.m3.com/news/general/464276?dcf_doctor=true&portalId=mailmag&mmp=MD161003&dcf_doctor=true&mc.l=181183602&eml=3f492a08f1681d66441569ec02c0b51e
7人分の人件費「不適切」 鳥取大、国に補助金返還へ
2016年10月3日 (月) 共同通信社

 鳥取大は30日、医学部(鳥取県米子市)に交付された国の補助金計約3億円のうち、少なくとも7人分の人件費の使い方が不適切だったとする大学の調査委員会の中間報告を文部科学省、厚生労働省などに提出したと発表した。両省の指示を待って返還する意向という。

 大学によると、医学部には文科省が2013~16年度に「未来医療研究人材養成拠点形成事業」として約2億4千万円、厚労省が14~16年度に「医療機器開発推進研究事業」として約6500万円を交付した。このうち人件費として配分されたのは、文科省事業が約1億円、厚労省事業が約600万円だった。

 中間報告によると、14~16年度に補助金で雇用された教員や技術補佐員ら7人に関する計56件の業務が不適切だったと認定。補助金で雇用された場合は、その業務に専念する義務があるが、7人は他の研究事業の報告書作成や勉強会の運営、病院の見学者の案内業務なども行っていた。

 調査委は7月、副学長を委員長に弁護士、公認会計士を含む7人で設置された。ほかの年度と併せて人件費や旅費、物品費の使用状況や金額を精査し、12月上旬に最終報告をまとめる予定。

 鳥取市の大学本部で30日記者会見した清水英治(しみず・えいじ)病院長は「大変申し訳ない。今後は補助金が国民の税金であるということを認識し、責任を持って業務を遂行したい」と陳謝した。



https://www.m3.com/news/general/464266?dcf_doctor=true&portalId=mailmag&mmp=MD161003&mc.l=181183462&eml=3f492a08f1681d66441569ec02c0b51e
医療事故で電話相談 調査制度1年、実態調べる
2016年10月3日 (月) 共同通信社

 診療、治療に関連した死亡事案を対象にした医療事故調査制度の開始から1年となる1日、弁護士でつくる医療事故情報センター(名古屋市)が全国の遺族の相談に応じる「医療事故調査制度110番」を実施した。

 センターによると制度開始以降、院内調査が必要として第三者機関に届け出た件数は当初の想定を大幅に下回っている。実態を調べて制度改善に役立てるため、電話相談を企画した。

 午前10時に受け付けを始めると「胃がんの手術後、出血して死亡した」「心臓カテーテル手術後に出血した」といった相談が相次いだ。「どこに聞けばいいか分からなかった」という問い合わせもあった。午後3時半ごろまでに約130件の相談が寄せられたという。

 センター副理事長の増田聖子(ますだ・せいこ)弁護士は「制度自体を知らない相談者も多かった。医療機関側は第三者機関にきちんと報告し、調査した上で再発防止につなげてほしい」と話している。

 医療事故調査制度は約18万カ所の医療機関が対象で、予期せぬ死亡や死産があれば第三者機関「日本医療安全調査機構」への届け出や院内調査、遺族への調査結果の報告を義務付けている。



https://www.m3.com/news/general/464213
禁煙外来病院で職員喫煙 診療報酬返還へ
2016年10月3日 (月) 朝日新聞

 禁煙外来を設けている島根県江津(ごうつ)市の済生会江津総合病院(300床)が、職員らが敷地内で喫煙したため禁煙外来の保険適用が認められなくなったとして、4年半分の診療報酬を返すことを決めた。取材に対し明らかにした。

 病院によると、8月下旬の厚生労働省中国四国厚生局の調査で、複数の職員が裏口などで喫煙しているのを確認。禁煙治療で病院が保険適用を受けるには敷地内での全面禁煙が条件で、厚生局は禁煙外来の診療報酬請求辞退と過去に受領した診療報酬の自主返還を指導したという。

 病院の聞き取り調査の結果、2006年6月から全面禁煙にしていたのに職員が喫煙していたことが判明。吸い殻が入ったペットボトルも見つかった。過去にも職員の喫煙を患者からの通報で知り、会議や院内報などで注意喚起したことが複数回あったという。(礒部修作)



https://www.m3.com/news/general/464371?dcf_doctor=true&portalId=mailmag&mmp=MD161003&mc.l=181183480&eml=3f492a08f1681d66441569ec02c0b51e
【愛知】ポロシャツ診察「怖くない」 一宮市の総合大雄会病院小児科
2016年10月3日 (月) 中日新聞

 ポロシャツで子どもたちに安心を―。愛知県一宮市の総合大雄会病院の小児科はこの夏から、医師や看護師ら医療スタッフが白衣ではなく、青や黄色、緑など色とりどりのポロシャツで診療に当たっている。白衣に反射的に恐怖感を抱く子どもたちの心を和らげ、安心して医療を受けてもらうねらいで、効果を上げている。(鈴木佐歩)

 「おなかを診てみようか」

 二十八日午後、病棟で明るい青色のポロシャツを着た小児科部長の金子淳医師(41)が病室で、入院中の森奏介ちゃん(3つ)に優しく話し掛けた。金子さんの胸のポケットには「医師」を示すライオンのワッペン。同行した看護師の近藤奈々子さん(24)は赤いポロシャツを着て、胸にキリンのワッペンを付ける。

 金子さんが聴診器を当てている間、奏介ちゃんは終始落ち着いた様子。「怖くない?」と金子さんが聞くと、奏介ちゃんはうなずいた。金子さんは「ポロシャツを着るようになってから子どもたちが医師を見ても泣かなくなった。子どもたちから話し掛けてくることもある」と話す。

 小児科は七月から病院の小児科病棟と小児外来で医師と看護師のユニホームを白衣から、保育士が着ていたポロシャツにした。医師は八色、看護師は六色から選び、毎日着る色を変えている。医師と看護師、保育士を区別するため、医師はライオン、看護師はキリン、保育士にはパンダのワッペンを付ける。

 きっかけは、患者の子どもたちが白衣を着た医師や看護師を見たり、スタッフが近づいたりするだけで泣いてしまうこと。田中理恵看護主任(34)によると、子どもたちが「白衣を着ている人=痛いことをする人」と固定観念を持ち、身構えてしまうことで関係づくりが難しくなっていることがスタッフの共通の悩みだったという。

 ユニホームを替えてから効果はてき面。病院でスタッフを見て泣く子はほとんどいなくなった。保護者からは「鮮やかな色合いが親しみやすい。入院生活も乗り切れそう」「他の病院ではすぐに泣くのに全く泣かない」との声が寄せられた。

 入院中の小学六年、北川穂乃花さん(11)も「他の病院とは雰囲気が違う。こっちの方がスタッフに話し掛けやすい」と話す。

 小児科では二年前から「子どもたちの権利を守りながら治療をしよう」との方針を立て、治療の説明も子どもたちにも分かるようにイラストを使ったり、やさしい言葉を使ったりしている。ユニホームの変更もその一環という。

 活動を主導してきた田中看護主任は「子どもたちへの第一印象を和らげられた。今後も子どもたちが医療スタッフに早く慣れて、良い治療ができるように取り組んでいきたい」と話した。



http://www.cabrain.net/news/article/newsId/49737.html
医師の働き方、初の大規模全国調査を実施へ- 塩崎厚労相、検討会初会合で方針提示
2016年10月03日 21時00分  キャリアブレイン

 塩崎恭久厚生労働相は3日、医師・看護師の働き方に関する検討会の初会合で、女性医師を含めた医師の勤務状況について、「初めての大規模な全国調査」を実施する方針を示した。検討会で、この調査結果を基に議論し、今年度中に意見を取りまとめる予定。【新井哉】

 検討会の議論について、塩崎厚労相は、ICT(情報通信技術)・AI(人工知能)の発展や地域医療構想を踏まえた病床機能の分化といった変化を踏まえ、「新しい時代にふさわしい医療の供給体制の道筋を考えていかなければいけない」と説明。まずは医師の働き方のビジョンを検討した上で、医師の需給問題を扱う考えを示した。

 議論する際の問題意識として、▽患者にとっての安心・安全、満足度や利便性の高い医療提供体制の在り方▽認知症高齢者の増大や多死社会が到来する中、住み慣れた自宅や地域で医療を受けるために必要なもの▽マンパワーの制約や慢性疾患とともに長期療養する患者の増加に対し、医師や看護師、介護従事者らの職種間の役割分担や配置、連携の考え方―などを挙げた。

 また、6月に公表した医療従事者の需給に関する検討会医師需給分科会の中間とりまとめに触れ、「将来の女性の働き方や医師の高齢化が医師需給に与える影響の実態を十分把握できなかった」と指摘。女性医師だけでなく医師全般の働き方や勤務状況などを含めた全国調査を実施するとし、その結果を基に検討会で議論を進めることを求めた。



http://www.cabrain.net/news/article/newsId/49728.html
門内薬局の誘致に積極的な病院、政策に逆行- 日薬が見解
2016年10月03日 16時00分 キャリアブレイン

 日本薬剤師会(日薬、山本信夫会長)は、いわゆる門内薬局を今月から解禁する規制緩和への見解を発表した。「経営上の観点」などから、門内薬局を積極的に誘致する医療機関を、患者本位の医薬分業を進める国の政策に逆行するものだとしてけん制している。また、薬局の出入り口が分かりにくいケースなどは引き続き禁止されることから、ルールを厳格に適用するよう求めている。【佐藤貴彦】

 医療保険制度上のルールでは、処方せんを発行する医療機関と、その処方せんを受け付けて調剤する薬局とが「一体的な構造」であることが禁止されている。従来は、公道などを通らずに行き来できる場合はすべて「一体的な構造」だと見なされたため、病院と隣接する薬局は、間にフェンスを設けるなどしてこのルールに対応していた。

 しかし、患者にとって不便だとして、政府は昨年6月に規制の緩和を決定。今月1日から新ルールが適用された。これにより、医療機関との間にフェンスを設けなくても薬局を運営できるようになるが、専用道路でつながっている場合や、公道から薬局の出入り口が見えづらい場合などは、引き続き「一体的な構造」と見なされて禁止される。

 日薬は見解で、患者の薬物療法の安全性や効果を高めるために、医療機関から独立した薬局が処方せんを確認し、調剤する必要性を指摘。その上で、ルールに抵触する構造の薬局などが運営を認められないように、ルールを厳格に適用する必要性を強調した。

 さらに、規制緩和を受けて、医療機関が「経営上の観点」から敷地内に薬局を誘致するとしたら、保険制度の担い手としての「矜持のほころびも懸念される」と指摘。そうした誘致が、厚生労働省が昨年策定した「患者のための薬局ビジョン」の趣旨に逆行するものだと言わざるを得ないと断じた。

 同ビジョンは、薬局薬剤師が持つべき機能などを明示したもの。機能の充実により、患者がかかりつけの薬局を選ぶ際に、医療機関からの近さだけでなく、そこで発揮される機能などに着目できるようにするといった方向性も示している。



http://www.cabrain.net/news/article.do?newsId=49721
高額療養費、論点に現役並み所得の在り方- 社保審部会で厚労省
2016年09月30日 14時00分 キャリアブレイン

 厚生労働省は29日、社会保障審議会医療保険部会の会合で、患者が自己負担する医療費に上限額を設ける「高額療養費制度」の見直しに向けた論点を示した。この中で、患者が70歳以上の場合のルールについて、「低所得者」などと比べて上限額を高く設定する「現役並み所得者」の基準などを、介護保険制度などとのバランスを考慮して検討する方向性を提示。これに対し、委員からは賛否両方の意見があった。【佐藤貴彦】

 政府は、少子・高齢化が進展する中で社会保障制度を持続可能なものにするため、歳出改革などを進めている。その改革の工程表では、世代間や世代内で負担が公平になるよう、高額療養費制度の在り方を、関係する審議会などで検討し、年内に結論を得ることとされている。

 29日の会合で厚労省は、高額療養費制度の見直しに関する論点を提示。患者が69歳以下の場合のルールは昨年1月、所得水準に応じて上限額を細かく設定し直したばかりのため、すぐに見直す必要性は低いと指摘した。

 一方、患者が70歳以上の場合のルールに関しては、「現役並み所得者」と「低所得者」、どちらでもない人のそれぞれの上限額や、外来療養の医療費だけの上限額を設ける特例などについて見直す場合に受診行動に及ぼす影響を含めて議論するよう促した。

 さらに、利用者が65歳以上で、所得水準が同じ年齢層の人の上位20%以上だと、自己負担する費用の割合が高まる介護保険制度のルールに言及。そうした制度とのバランスを考慮しながら、高額療養費制度の「現役並み所得者」の在り方について考えることも論点に挙げた。

 75歳以上の人が加入する「後期高齢者医療制度」で、「現役並み所得者」に当たる加入者の割合は6.5%程度だ。会合で白川修二委員(健康保険組合連合会副会長)は、上位20%という基準と比べ、「現役並み所得者」に当てはまる人の割合が低いと指摘。「もう少し、幅を広げる方向で提案していただきたい」と厚労省に要望した。

 これに対し、松原謙二委員(日本医師会副会長)は、「介護保険と(医療保険は)別の次元。だからこそ別の制度になっている。合わせなきゃならないという考え方には反対だ」と主張した。また、武久洋三委員(日本慢性期医療協会長)は、患者がどちらの制度も利用している場合、「それぞれが少しずつ厳しくなる。重なって、非常に苦しい」と問題視。過度な負担にならないように、複数の制度の間で調整する必要性を強調した。



http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20161003-OYTNT50073.html
山木屋で町立診療所再開 川俣病院の医師ら派遣
2016年10月04日 読売新聞

 東京電力福島第一原発事故の避難指示が来年3月末に解除される見込みの川俣町山木屋地区で3日、約5年4か月ぶりに町立診療所が再開された。町の委託を受けた済生会川俣病院が医師らを派遣して運営し、月曜午後と水曜午前の各2時間、診察を行う。診療科は内科のみ。

 平屋の診療所の建物は診察室や待合室などを備えており、2014年度に改修されたほか、再開に向けて超音波診断装置などを一新した。3日に避難先の町内の仮設住宅から訪れた門馬テイさん(87)は「先生が帰ってこないと戻ってこらんねと思ってたから、ほっとした」と話していた。

 原発事故前と同じく所長を務める医師、大庭敬さん(58)は「患者と同じ環境で話を聞いて信頼関係を作るのが医療の原点。5年間で住民が失ったものの穴埋めができたら」と語った。

 診療所は1938年に県立診療所として設けられ、町立となった後の2000年から同病院に委託された。週3日診療を続けていたが、原発事故で11年6月から休止していた。同地区は交通の便が悪いため、今後はデマンドタクシーが診療所と患者の自宅などとの送迎を担うという。



http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG03H8A_T01C16A0CR8000/
「Dr.コトー」バトンタッチ 鹿児島・下甑島
2016/10/3 21:17 日本経済新聞

 人気漫画「Dr.コトー診療所」のモデルとなった鹿児島県薩摩川内市・下甑島の瀬戸上健二郎医師(75)が下甑手打診療所長を退任し、後任として鹿児島市の内村龍一郎医師(52)が1日付で就任した。瀬戸上氏も当面、診療所勤務を続け、相談役としてサポートする。

 下甑島は薩摩川内市の川内港から約50キロにあり、人口約2300人。瀬戸上医師は1978年に赴任。離島医療に奮闘する姿は漫画のモデルとなり、テレビドラマにもなった。今年3月で退任する意向だったが、住民からの要請を受けて続投。後任が見つかり次第、バトンタッチする意向を示していた。

 市によると、内村医師の専門は外科。熊本、鹿児島両県の離島や過疎地域などで勤務した経験があり、2002年には下甑手打診療所に1年間在籍していた。

 一方、瀬戸上氏は1日付で市の市民福祉部次長にも就き、下甑島を含む甑島列島の診療体制に関して助言する。瀬戸上氏は「下甑島は特殊な環境で厳しさもあるが、内村さんならうまく対応できると期待している」と話した。〔共同〕



http://www.sankeibiz.jp/econome/news/161004/ecc1610040500002-n1.htm
医療費上限、70歳以上も現役並みに
2016.10.4 05:00 SankeiBiz

 ■財務省 引き上げ方針、きょう財政審で提案

 財務省が、毎月の医療費の自己負担に上限を設ける「高額療養費制度」で、70歳以上の負担上限額を現役世代並みに引き上げるよう厚生労働省に求める方針を固めたことが3日、分かった。高額ながん治療薬「オプジーボ」の薬価引き下げなども合わせて要求し、増加する医療費の抑制につなげたい考えだ。4日の財政制度等審議会で提案する。

 高額療養費制度では、70歳以上の負担上限額を現役世代より低く設定。月の医療費が100万円の場合、70歳以上は、年収370万円以上で入院費の負担上限が月約8万7000円、外来の負担上限は約4万4000円に抑えられている。

 一方で現役世代は、入院も外来も年収370万円以上の負担が約8万7000~25万4000円。財務省は年齢ではなく、負担能力に応じた上限額にすべきだとの立場で、70歳以上でも現役世代と同じ水準に引き上げることを提言する。

 オプジーボは、患者1人の投与で年間約3500万円と高額な費用がかかる。使用する患者の数も当初想定より大幅に増えており、財務省は次回に予定されている2018年度の薬価改定を待たずに、臨時で価格を引き下げるよう主張する。


  1. 2016/10/04(火) 06:26:32|
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