Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

8月20日 

http://www.sanyonews.jp/article/401913/1/
地域枠」の学生ら現場に理解 岡山などで医療人材育成セミナー
(2016年08月20日 22時53分 更新) 山陽新聞

健康教室で高齢者と一緒に体操をする学生=奈義町高円
 医師不足に悩む地域の医療を担う人材育成を目的に、岡山県が岡山大と広島大の医学部に設けている「地域枠」の学生と自治医科大生の「合同セミナーin美作」が20日、奈義町などで2日間の日程で始まった。50人が医師の講話や研修を通し、現場の理解を深めた。

 初日は2班に分かれ同町と岡山大鹿田キャンパス(岡山市北区鹿田町)で施設見学や一次救命処置を学んだ。

 奈義町文化センター(同町豊沢)では、33人が奈義ファミリークリニック(同)の松下明所長から住民の健康を支える「家庭医」、近く医師の後期研修で創設される「総合診療専門医制度」などの説明を受けた。

 この後、同クリニックや高齢者の健康教室を見学し、笠木義孝町長と意見交換もした。笠岡市出身の広島大5年の男子学生(23)は「元々地域医療に興味があったが、話を聞いて進路の参考になった」とした。

 合同セミナーは県地域医療支援センターが毎年開催し5回目。21日は美作市の旅館で萩原誠司市長らの講話を聞き、ワークショップにも取り組む。



http://mainichi.jp/articles/20160820/ddl/k37/040/348000c
高松市民病院
経営難 医師不足で患者減、赤字額最悪 18年新病棟も、改善へハードル高く /香川

毎日新聞2016年8月20日 地方版 香川県

 高松市民病院(同市宮脇町2)が経営不振に陥っている。2015年度の経常損益は6億800万円の赤字で、過去10年間で最悪となった。医師不足が影響し、患者数が大幅に減っているのが主因。現在の病棟は将来的に閉鎖し、18年には市南部に新病棟が開院される。それでも市立病院として経営改善に向けたハードルは高い。【岩崎邦宏】

 「これだけ患者が減っているのは異常事態だ。根本から見直してみてはどうか」。7月上旬、病院内であった「高松市立病院を良くする会」。慢性的な赤字経営が続く現状に対し、委員を務める公認会計士や医療コンサルタントから厳しい意見が飛んだ。

 市民病院事務局経営企画課によると、医業収益の6割以上を占める入院患者は15年度、1日当たり158人。10年前の半数以下に減少した。外来患者も315人と10年前から6割以上減った。
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高松市民病院の経常損益と入院患者数

 15年度の一般病床利用率は48・6%にとどまり、全国平均74・8%(14年度、厚生労働省調査)を大きく下回った。

 経営は苦しく、12、13両年度は人件費削減などでかろうじて黒字を確保したが、14年度から再び赤字に転落。15年度は6億800万円に上り、市の経営健全化計画(14年度策定)が掲げた5400万円の黒字とは大きな開きが出た。累積赤字は15年度末で78億8300万円に達する見込みとなった。

 市が経営難の要因に挙げるのは医師不足と周辺環境の変化だ。

 15年度の医師数は42人で市の計画に3人足りなかった。このうち内科医は8人で10年前に比べ4人減少。その影響で救急患者や入院患者の受け入れが減っているという。市は医師確保に注力しているが、16年度は内科医が更に1人減るなど状況は悪化している。

 さらに、県立中央病院(高松市朝日町1)など周辺の病院が新築整備されたことで、患者は流れている模様だ。

 市民はどうみているのだろう。県立中央病院にいた男性(74)は「市民病院は設備が古く、交通が不便。診察に行くのは県立中央病院か高松赤十字病院」と話す。60代の女性は「30年ほど前は市民病院に行っていたが、今は行かない。ただ、他の病院がいっぱいの時に行き場がないと困る。市民を守るためなら赤字でも仕方ないのではないか」と言う。

 市は18年9月、総事業費204億5000万円を投じ、高松市仏生山町に新病棟を開院させる。築40年以上と老朽化が進んでいる現在の病棟が一新され、市南部の新たな患者の掘り起こしにつながると期待を寄せる。経営企画課は「今は入院患者の減少に歯止めがかからないが、南部に大きな病院は少ない。患者は増えるのではないか」と、見通している。



http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG19H8I_Q6A820C1CR8000/
群馬大、病院改革の工程表策定へ 手術死問題受け
2016/8/20 22:14 日本経済新聞

 群馬大病院で男性医師(退職、懲戒解雇相当)の手術を受けた患者が相次いで死亡した問題を受け、病院の信頼回復に向けて群馬県と同大でつくる協議会が20日までに開かれ、大学側は病院改革の工程表を策定する意向を示した。

 群馬大は病院長をトップとした委員会を立ち上げる方針で、今後1カ月程度で工程表の概要をまとめる。

 群馬大病院では男性医師の腹腔(ふくくう)鏡や開腹の手術を受けた18人の死亡が2014年に判明。その後の病院の調査でさらに12人の死亡も明らかになった。第三者調査委員会は今年7月末、「病院全体のガバナンスに不備があった」などとする調査報告書を大学側に提出した。〔共同〕



https://www.m3.com/news/iryoishin/451532
シリーズ: m3.com意識調査
「65歳でメスを置く」「医師不足なので辞められず」
何歳まで現役で仕事を続ける?【自由意見◆勤務医編1】

2016年8月20日 (土) 橋本佳子(m3.com編集長)

Q  ご自身の老後、リタイア後の生活、医療者の定年などについてのお考え、不安、他の医療者に聞いてみたいことなどがあれば、お書きください。

◆m3.com意識調査「何歳まで現役で仕事を続ける?」の結果はこちら ⇒ 
医師「70歳まで現役」が最多、薬剤師は「65歳」

【勤務医】
◆65歳が一つの区切り?

・ 65歳で完全引退できたらいいのですが。たぶん、若い先生方の邪魔にならない程度で、落ち穂拾い的仕事を継続させてもらわないと、生活できないと思います。それか若い先生方のやりたがらない仕事をさせてもらうか。
・ 整形外科ですが、手術は65歳でメスを置こうと決めています。外来診療は新しい知識習得のための努力を惜しまなければ、いくつまででも気力体力があれば続けられると思います。老後の不安はやはり健康です。
・ 65歳で仕事を辞めたいと思っていたが、定年後に働くメリット・デメリットの具体的な意見を聴いてみたい。
・ 65歳以降では、免許更新が毎年などの課題は必要かと思います。
・ 65歳定年です。その後に勤務する病院のポストは回ってこないので、自分で開業しようと思っています。この歳で借金はできないので、自分の専門領域の患者だけを診るビル診で賃貸でやります。
・ 65歳定年と同時に保険医定年制度実施。若い人にチャンスを与えるために、勤務医は非常勤での勤務医のみに申請・審査のもとに保険医指定。よって、自由診療もOK。
・ 55歳でセミリタイヤ、郊外の病院等でバイト生活を65歳までする。

◆医師不足、意のままにならず
・ 60歳になってから新しい職場で責任ある立場になり、気苦労だけでなく、加齢による衰えを感じています。看護師から受ける患者の報告も、1回に3人以上となると、後から、「あれ?どっちの患者の話だっけ」となるのでメモは必須です。入院患者の顔と名前も一致せず、こっそり確認し復習しています。電子カルテの画面が見づらく老眼鏡をかけたら、テレビレントゲンの画面がぼやけました。いつまでも若い時と同じように働けると思っていたのは間違いでした。医療事故を起こす前に辞めたいのですが、医師不足の折から、無理して働いています。完全にリタイアしたいわけではありませんが、「責任の無い仕事」がしたいです。
・ リタイアして好きなことがしたいが、当面地方の医師不足が続くので、慰留されたら働かざるを得ない。
・ 定年制となれば、医師不足になるのでは、地域医療の崩壊が進むのでは。

◆キャリアチェンジし生涯現役
・ 年齢ではない。体が十分に動き、診療能力があり、患者の信頼があればよい。65歳で大学定年後、週3~4日仕事をし、あとは多趣味の時間に充てているが、楽しい時間を持っている。しかし、身体を鍛えるなど自分の努力も必要である。
・ できる限りはなるべく知識のアップデートを行いながら仕事がしたい。ただ、ある程度の年齢になったら徐々にセーブしていくことになると思う。現状では完全に仕事を辞めてしまうと、どうなるか想像がつかないし、どうやって過ごせばいいか、よく分からない点が不安。
・ リタイア後、健康であれば旅行やスポーツを楽しめると思うが、一緒に遊べる友人がいるか、暇な時間をどう使うかが問題だと思う。日数を減らしても仕事はできるだけ長くしていた方がよいのかもしれません。
・ 個人差もあろうが、75歳辺りが現役の限界と感じて引退した。その後、健診事業に誘われて目下不定期ながらも参加しております。2年近くなりました。講演会には務めて、出席して時代遅れの指導をしないように心がけています。
・ 常勤としては70歳まで、その後はバイトでもいいから仕事は継続したいと考えている。禁酒禁煙、糖質制限、体幹トレーニングが健康寿命を延ばす。
・ 第一線は退いても、可能なら、許されるなら非常勤でも週に1、2度(半日でも)やりたい。
・ 収入には関係なくボランティア的な仕事がしたい。そのためにまだ余力のある間に、現役としての仕事を終えたい。
・ これまで蓄積した医師としての経験を、診療のみならず医療者教育の点から、健康である限り医療現場でさらに社会に貢献したい。
・ 社会貢献ができるなら、適材適所で生涯現役で働きたい。
・ 辞めない限り、体力的に手術はできないかもしれないが、診療はできると思います。
・ リタイアするより、自分の時間として長期の休暇も取りながら、誰かの役に立て続けられれば良いと思います。
・ 栄養、褥瘡、在宅治療、産業医、検診など、何か生かせて社会貢献でき、収入もあれば幸せです。高齢になって訴訟リスクは避けたいですが。
・ 自分自身は健康のため働きたいと思っている。財政的な面と健康維持と両方が達成できるから。
・ 普通の勤め人の方々と同じ程度の老後生活を過ごしたいと思っております。身体が持てば、月数回の健診の仕事などはできればと考えております。

◆仕事に生きる!生きたいが……
・ 最近の医療の進歩が速すぎて、なかなかついていけません。そんな中で、患者の安全を確保し、部下を教育し、自分も勉強し、なおかつ利益を上げるとか、もう無理です。
・ 外科、50歳です。最近、急に視力が衰えました。腹腔鏡手術も好きになれず、そろそろ何か考えようかと思っています。開業するには遅すぎたかもしれませんが。
・ 死ぬまで、医者やってたいね。
・ 最期の時まで働くのが希望。ただし、迷惑をかけないように。

◆趣味に生きる!余暇を楽しむ!
・ 今までは仕事が全てであった。自分の好きなことができる間にリタイアしたい。医師として何歳まで働くのが良いのか?
・ 老後は、300坪の実家でのんびり過ごす予定です。
・ 若いときになかなかできなかったゴルフ三昧と読書、できればそれに加えてマージャンで時間を使いたい。
・ 四国在住なのでまずは、お四国さん(四国88カ所でも回りますか。次いで西国33カ所など、巡礼の旅などをしてみたいですね。
・ 趣味と旅行に全力を尽くす。自由な時間が欲しい。
・ 自分の好きな本、生活史、悪と動物の本能など、自分の好きな本を書いています。
・ リタイアしたら、楽な仕事をして休みに妻と旅行をして暮らしたい。登山とか船旅とか。
・ 株で数億資産築いたら、すぐに医者なんて辞めてやる。オーストラリア辺りに移住してのんびり余生を送りたい。

◆Aiには勝てず?
・ 人工知能に勝てなくなった時がリタイアの時だと思っています。診断確率で戦うとすぐにその時が来るように思います。奇病の診断は人間の方がいいかも知れませんが、滅多にありません。本当に分からない病気は多いですが、分からない時の対応も人工知能が優れているかもしれません。
・ 人工知能の指数関数的な改良により、食べていける職業はどんどん減って行くと思います。わが子の将来が心配です。



http://www.chibanippo.co.jp/news/national/345424
野平前市長ら3人 千葉地検が告発状受理 百条委めぐり銚子市議会
2016年08月20日 10:00 | 千葉日報

 銚子市立病院の医師宿舎買い取り念書を巡る問題で、同市議会(石上允康議長)は19日、同問題に関する調査特別委員会(百条委)の証人尋問に欠席し、正当な理由を示さなかったなどとして、地方自治体法違反の疑いで、野平匡邦前市長ら3人に対する告発状を千葉地検に提出し、8月4日付で受理されたと発表した。

 同市議会は5月26日、3人を刑事告発するとした発議案を可決していた。また、同市議会は野平氏ら3人から提出された告発に関する質問状について、今月19日に回答書を速達で送付したと発表。回答内容などは公表しなかった。



http://www.at-s.com/news/article/local/west/272990.html
中山間地の医療体感 佐久間病院、学生にセミナー 浜松
(2016/8/20 08:54)静岡新聞

 浜松市天竜区の佐久間病院は19日、医師や看護師を目指す学生を対象にした「地域医療セミナー2016」を開講した。静岡県内外の大学や専門学校5校から学生20人が受講し、21日までの3日間、中山間地域での医療の魅力や苦労を体感する。
 初日、医学部の学生は在宅医療を体験した。現役医師に同行して通院手段のない患者宅を回り、医師と患者の対話を聞いたり、血圧や血中酸素飽和度の測定を手伝ったりした。看護学部の学生は、同病院近くの特別養護老人ホーム「さくまの里」の施設見学を行った。
 磐田市出身で自治医大(栃木県)医学部1年の指宿量矢さん(19)は「在宅医療体験では、山間部の実際の医療現場を見ることができて良かった。将来、自分が働くかもしれない佐久間の土地と雰囲気をしっかり学びたい」と話した。
 20日は、佐久間町相月地区の住民福祉組織「相月分校」を訪れて、認知症をテーマにした地域福祉活動を行う予定。



http://www.townnews.co.jp/0608/2016/08/20/344860.html
足柄上病院
探検と体験 教育
親子30組が参加

2016年8月20日 タウンニュース 足柄版

 松田町の足柄上病院(玉井拙夫院長)で7日、地域の親子を対象に院内を案内し医療器具の操作などを体験してもらう「夏休みこどもワクワク体験」が開催され30組の親子が参加した。

 病院へ理解を深めてもらう機会をつくることで、より身近な病院であることを感じてもらおうと同院が初めて企画。医師や看護師、事務職員ら15人で参加者の親子を迎えた。

 レンジャーに扮した職員が手術室やヘリポート、院長室など日ごろは立ち入れない場所を「探検」と称して案内し、超音波振動による摩擦熱を使い止血切開する手術機器や縫合術などを医師や看護師が指導した。

 腹腔鏡手術の器具を操作した中井町の久保りんかさん(中村小4年)は「難しかったけど楽しくできた。将来は看護師さんになりたい」と話し、夏休みの自由研究も兼ねて参加した。

 家族6人で参加した大井町の会社員、栗田幸二さん(44)は「自分は上病院で生まれた。父も通院しているので普段から身近に感じている。こどものためと思い参加したが自分も楽しめた」と話していた。



http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/region/news/20160820/2423816
若手医師学ぶ場開所 自治医大などが宇都宮に教育施設
8月20日 下野新聞

 自治医大と独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)うつのみや病院が連携して設置する「自治医大うつのみや地域臨床教育センター」の開所式が19日、同病院で開かれた。若手医師が地域医療の現場で学ぶことができる拠点として、本格稼働する。

 同病院は、地域住民が多く利用するため、生活習慣病などの症例を学ぶことができる。健診機能や介護老人保健施設なども有しているため、予防医学や入所患者の在宅復帰なども学べる。



http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20160820/2423815
県と宇都宮市、JCHOうつのみや病院の現体制を支持 厚労省に意見書提出
8月20日下野新聞

 宇都宮記念病院を運営する社会医療法人「中山会」が、独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)うつのみや病院の譲渡を国に要望していることを巡り、県と宇都宮市は19日、JCHO体制の存続を求める意見書をそれぞれ厚生労働省に提出した。地元自治会などが現体制の存続を求めていたことを尊重した。同省は今後、県と市の意見書を踏まえた譲渡についての意見をJCHOに対して通知する。

 意見書は、福田富一(ふくだとみかず)知事と佐藤栄一(さとうえいいち)市長の名義で、同省医政局長宛てに提出した。県によると、同省はJCHOに対して照会している意見書が届き次第、厚労相の判断を仰ぐ意向を示したという。

 いずれの意見書も、地元自治会に加え、県医師会と市医師会、医師を派遣している自治医大もJCHO体制存続を求めていることを理由に挙げた。県の意見書は、「同病院を中心に、地域医療・介護を提供する体制が安定的に確保されることが必要」と指摘した。

 市の意見書では、地元の意見を尊重することに加え、JCHOが運営継続の意思を示したことや、患者の約7割が市南部の住民で占めていることも重視。「地元住民などとの間で培われた信頼関係に基づき、引き続き南部地区に根ざした中核病院として役割を担うことが望ましい」とした。



https://www.m3.com/news/general/451480
センター後継試験、3案を「論点整理」 国大協委、記述式問題で
2016年8月20日 (土) 朝日新聞

 国立大学協会(国大協)の入試委員会(委員長=片峰茂・長崎大学長)は19日、大学入試センター試験にかわり2020年度に始める共通テストの記述式問題について、実施時期や採点方法にどんな長所や短所があるかを示した「論点整理」=表=を文部科学省に提出した。

 いままで通り大学入試センターが採点を担うことを前提に文科省が検討していた2案((1)12月中旬などに前倒しして実施(2)現行通り1月中旬に実施)と、入試委の独自案(1月中旬に実施し、その後、受験生が出願した大学が採点を担う)の計3案について考察した。7月末以降、委員らの意見を集めてまとめた。

 (1)案は「高校教育への負の影響」を指摘。(2)案については「極めて少数の短文記述式設問に限定される」とする一方、採点をマークシート式と別にして各大学に結果を知らせるのを2月下旬に延ばせば、第一段階選抜には間に合わないが、「相当程度の問題内容の充実が可能」とも記した。

 独自案については、「採点のための時間的余裕が生まれ、出題の多様性の幅が拡大する」「各大学で独自の採点基準を採用できる」とし、「大学の責任と物理的負担が極めて大きくなる」「大学によって対応が分かれる可能性」などとも指摘した。

 文科省は論点整理の提出を受け、入試委の独自案を軸に検討を進める。

 今月末に開く制度設計の検討会議で議論。さらに高校や大学の意見も聴き、来年度初めに「実施方針」を公表する予定だ。

 ■記述式問題をめぐる国立大学協会入試委員会の論点整理

 <1>前倒しで早期(例えば12月中旬)に実施、大学入試センターが採点

 【○】採点期間が40日程度確保でき、相当数の設問が出せる
 【×】高校教育に負の影響。関係者の理解を得るには困難が
 【×】統一基準で評価するため、短文記述式に限られる可能性が高い

 <2>現行通り1月中旬に実施、センターが採点

 【×】採点期間が2週間と短く、少数の短文記述式に限られる
 【×】大きな予算を使ってまで導入する意味自体に疑義が出かねない
 【○】記述式のみ切り離し、各大学への報告を2月下旬まで遅らせると、相当程度の問題内容の充実が可能

 <3>現行通り1月中旬に実施、各大学が出願者の答案を採点

 【○】採点に時間的余裕。出題の多様性の幅が拡大
 【○】各大学で独自の採点基準を採用できる
 【×】大学の責任と負担が大きく、センターの工夫が不可欠
 【×】大学によって対応が分かれる可能性



https://www.m3.com/news/general/451511
バルサルタン:臨床試験疑惑 千葉大チームも論文撤回 4件目
2016年8月20日 (土) 毎日新聞社

 降圧剤「バルサルタン」(商品名ディオバン)の臨床試験不正疑惑で、日本高血圧学会は、学会誌に掲載した千葉大チーム(主任研究者=小室一成・現東京大教授)の論文を撤回したと発表した。「訂正できない誤りがあり、小室教授が取り下げを申し出たため」という。小室氏は不正を否定している。一連の疑惑で、論文の撤回は今回で4件目。

 同学会によると、バルサルタンと他の降圧剤とで効果を比べた図などに問題があり、昨年4月に小室氏に対し訂正を要求。今年4月に訂正が提出されたが、「内容が不十分」と伝えると、小室氏が論文の取り下げを申し出たという。小室氏は「不正はないが、資料が残っていないため訂正できない」と代理人を通じてコメントした。

 千葉大チームは2002年に試験を始めた。「バルサルタンは他の降圧剤より心臓と腎臓の保護効果が大きかった」とする論文を10年、日本高血圧学会誌に発表。同大調査委員会が14年、「(製造元の元社員による)統計解析の過程で意図的な操作が行われた可能性が否定できない」とする報告書を公表した。

 バルサルタンの試験疑惑では、東京慈恵会医大、京都府立医大、滋賀医大の各論文がすでに撤回されている。【河内敏康】



https://www.m3.com/news/iryoishin/450763
シリーズ: 若手・医学生に緊急調査◆新専門医制度
「上が決め、下の世代が割を食う」「中途半端な期間長くなるだけ」◆Vol.3
新専門医制度、卒後2年目医師から切実な叫び

2016年8月20日 (土) 橋本佳子(m3.com編集長)

Q 専門医取得をめぐるご自身の悩みや不安、さらには新専門医制度への意見、提言などがありましたら、ご自由にお書きください(調査概要は、『若手医師、新専門医制「1年延期」を6割支持』を参照)。

【卒後2年目】
・ 私たちは完全に新専門医制度に振り回された学年だと思います。本当に新制度を始めるのであれば、せめて前年度の段階で細かい内容を発表しておくべきです。私は内科医になるハードルが高くなると感じましたし、周りもその影響か明らかに内科医志望が少ないです。
・ 現在卒後2年目の研修医であり、旧専門医制度と新専門医制度の切り替えの狭間に当たってしまいました。どうやったら専門医が取れるかなど不透明のままで不安がいっぱいです。狭間の医者と呼ばれ、ゆとり世代と言われ、上の方々が決めた制度で下の世代が割を食うのはもうやめてほしいです。
・ 当事者を置き去りにして話が進んでいるのが不満。
・ この1年間本当に新専門医制度に振り回された。色々な病院を夏休みを取って見学した。結局延期ということで……。
・ 一番の当事者であるはずの研修医に対して、機構から直接、しっかりとした説明と謝罪をしてほしい。
・ 1年延期になって少しほっとしています。ただ、下の学年からスタートと言っても影響は必ずあるので、不安です。早めに詳細な情報公開を期待します。
・ 具体性がないまま話が進んでいたために大変不安だった。今後もどうなっていくのかよく分からない。
・ 急に変わるのはおかしかった。事前から連絡がほしい。
・ 決定が遅い。振り回されています。
・ 決定が遅すぎる。

・ 広い疾患を見ることができるのは、新専門医制度のメリットではあると考える。しかし、将来入局を考えていない科では、これまでの初期研修と変わらない程度でしか治療に携われず、中途半端な期間が長くなってしまうだけなのは問題であると考える。
・ 初期研修と後期研修の境目が分からない。初期研修時にマイナー科などを経験する機会がなくなる。
・ 基幹施設での研修が必須になることで、事実上医局に属さないと専門医が取れなくなることが問題だと思います。
・ オープンに議論されるべき。これまで通り市中病院でも研修可能にしてほしい。

・ 若い世代の進路を制度で縛り希望の地域、診療科へ進めなくなることが心配。専門医療の底上げを狙うなら、その勉強の間の地域医療は別の医師が担うべきでは。
・ 新制度では医師の偏在化が進んでしまう。

・ 内科を選択する際、さらに3年のローテをするのであれば、研修医の時からの内科ローテも考慮してほしい。内科専門医を取得するまでの時間が長い。おそらく女医はマイナー科の入局は増えることになると思う。
・ 内科専門医の取得すべき症例が希少な疾患が多く、そのために複数の施設へ異動しなくてはならないのが、不満です。希少な疾患を経験するのは、サブスペシャリティを極める時でいいのではないでしょうか。
・ サブスペシャリティ領域の研修が後回しになることで、実際にリタイアするまでにその領域に携われる期間が短くなる。
・ 専門医習得までの年月がかかるのが懸念される。
・ 専門医を維持することが、いろいろな意味で大変になる。
・ 専門医取得の条件が厳しいため、今後緩和があるか不安である。
・ キャリアアップの選択肢が狭まるのではないか?

・ 女医であるため、今後の結婚、出産での産休や育休取得が難しくなると聞きました。
・ 産休育休がどのくらいとれるのか不安。

・ 公衆衛生、産業医学専門医を取りたいが、内科認定医など臨床医も捨てがたく、現行制度は臨床医にしか目が向いておらず、また専門医でないとどうなるのかも分からず、初めから産業医の研修をすると臨床医としてはキャリア形成することができなくなってしまうのか不安。
・ 社会医学系専門医の動向が気になります。

・ 新専門医制度内容の詳細が全く分からないし、そもそもなぜ新専門医制度に変更するのか明瞭な理由を分かりやすい言葉で示してほしい。
・ 新専門医制度は役立たずの制度でやめるべき。
・ そもそも新専門医は必要?
・ 従来通りでいい 新制度などやる必要はない。

【卒後1年目】
・ 専門医取得の時期が遅くなることと、初期研修医のようなローテーションが続くことで、専門科が中途半端な知識や手技になってしまうことを恐れています。
・ 十分な時間をかけて練られたとは思えないこともあり、新専門医制度の強引さはいただけないと感じます。
・ 専門医取得のために必要な書類、試験を明確にしてほしい。2017年度までと2018年度からで何が違うのか明確にしてほしい。
・ 新専門医制度のような大きな変革をもたらすには、しっかりと準備をしてから公示していただけないと、関係する人間を振り回しているだけになることを機構は理解していただきたい。
・ 研修病院が専願となることで無用な心配が出てくる。
・ 導入開始して初年度のため、不安です。
・ 内科スタンプラリーは無用。
・ 振り回されているといった印象しか受けない。ムダな制度である。
・ 別に今のままの制度でいいと思う。

・ 内科に進んだ場合、専門に進むのが遅くなり、子育てなどで離れた場合、復帰できなくなるのではないかと心配です。
・ 女性として結婚や出産のことを考えると、専門医取得時期は早い方が良いと思う。
・ 女医に優しいとはいい難い新専門医制度、断固反対です。
・ 産休等により、専門医取得時期がより遅くなること。

・ 制度の内容がはっきりしない中で、将来を決めていくことに不安がある。
・ 外科を目指しているが、自分が40、50、60歳、またはそれ以上になった時のビジョンが見えない。それが一番不安です。

・ 新専門医制度について、しっかりと理解しきれていないので、これまでのまとめコラムなどを掲載していただけると光栄です。
・ 専門医を取得するつもりはないので特に考えはありません。

【医学生】
・ サプスペシャルティに行くまでに時間がかかるのが不満です。
・ 新専門医制度かどうなっていくのか、身の回りには明確に答えられる人がいない。不確定要素が多いので、あまり惑わされず自分がしたい研修や研修病院を選ぼうと現時点では考えています。
・ 産休、育休中の対策が明確に示されていない。現在医学部6年生であり、後期研修も見据えて初期研修を選ぼうにも、どの病院も明確には方針を打ち出せずにいるため、どう動くべきか皆目見当がつかない。大学病院に残る方が有利と考える人もまわりにはいるが、それが正しいのかも分からない。
・ 学生だが、大学からのインフォメーションは少なく「大学に残れば問題はないはず」という説明くらい。
・ 複数の領域の専門医が取得できるのか。
・ 医学生に入ってくる情報が少なく、分かりにくいと感じている。
・ 初期研修を市中病院で行う予定なので、質の高い情報をきちんと入手できるか心配。

 なお、「19の基本診療領域のうち、どの領域に進むかを決定しているか」を聞いたところ、母数が少ないものの、「内科」が圧倒的で80人中23人。次いで多かったのが、「外科」の7人、それ以外の領域については大差ない結果だった。「未定」も14人だった。「専門医の取得予定はない」は5人。

  1. 2016/08/21(日) 08:35:00|
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