Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

8月7日 

http://mainichi.jp/articles/20160807/ddl/k42/040/223000c
熊本地震
支援続く 入院中止病院から職員15人受け入れ 佐世保市総合医療センター /長崎

毎日新聞2016年8月7日 地方版

 佐世保市総合医療センターは被災した熊本市民病院(熊本市)から看護師10人、助産師3人、臨床工学技士2人を受け入れた。助産師の井上真実さん(24)は「佐世保で学んだことを今後に生かせるよう頑張りたい」と前を向く。

 市民病院は被災後、倒壊の恐れもあって、入院治療を中止した。県内の医療機関が職員を受け入れるのは、長崎みなとメディカルセンター市民病院(長崎市)に続き2例目。佐世保市総合医療センターの15人は最長、市民病院再建予定の2018年度までとどまる。1日の辞令交付式で、澄川耕二院長が「コミュニケーションを大事にして元気に活躍してほしい」と励ました。【浅野孝仁】

〔長崎版〕



http://www.mutusinpou.co.jp/news/2016/08/42589.html
高校生が看護の現場体験/弘大病院
2016/8/7 日曜日 陸奥新報

 高校生の一日看護体験が2日、弘前大学医学部附属病院で行われ、津軽地域から参加した生徒たちが実際の現場を体験しながら看護職への理解を深めた。
 看護の心を理解し看護職を目指す動機づけの一助としてもらおうと県看護協会(熊谷崇子会長)が主催。今年は同病院を含む県内39医療機関で500人余の高校生が参加を予定している。



https://www.m3.com/news/iryoishin/434053
シリーズ: どうなる?「日本の未来の医療」
開業医はよりシビアに評価、高額医薬品◆Vol.7
「保険収載すべき」、勤務医に多い声

2016年8月8日 (月) 成相通子(m3.com編集部)

 高額新薬が社会保障費を圧迫しているとの批判が相次いでいる。分子標的薬、特に抗体医薬のオプジーボ(ニボルブマブ)、ソバルディ(ソホスブビル)、ハーボニー(レジパスビル)は、それぞれの年間売上が1000億円を超える上、オプジーボは適応拡大でさらなる市場拡大も見込まれている(『高額薬剤、使用医師の要件をガイドラインで規定』を参照)。従来の治療薬で効果が得られなかった患者の一部に対して、生存期間の有意な改善が見られるものの、公的医療保険に支障を来すような高額医薬品の保険収載について、賛否が分かれている。

 画期性が高くても、高額な医薬品や医療機器は、保険制度の維持を考慮して、保険収載しないという判断をすべきなのか。医師509人(勤務医253人、開業医256人)に尋ねた(調査の詳細は『高齢者の保険診療に制限、過半数の医師が支持◆Vol.1』を参照)。

Q. 画期的な効能や効果が望めるものの、非常に高額な医薬品や医療機器が続々と登場しています。それらの高額な医薬品や医療機器について、従来品と費用と効果を比較して価格を見直す「費用対効果評価」の一部導入が始まりました。画期性が高いものの、高額な医薬品・医療機器の保険収載と費用対効果について、どのように考えますか。その理由も教えてください(任意)。
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 勤務医と開業医で意見が割れた。勤務医では、「画期性が高ければ、高額でも保険収載すべき」が54.3%で、過半数を超えた。反対に開業医では、「画期性が高くても、高額なら保険収載すべきでない」が53.0%で、多数派となった。勤務医は、開業医と比べて、外科系や大病院の医師が多く、実際にそのような治療を必要としている患者と接することが多い半面、開業医は経営者の視点から、保険診療についてシビアな考えで見ていることが背景にあるかもしれない。

 「その他」では、「限度を決めるべき」、「保険収載をするが、自己負担額を増やし、保険の負担額の上限を設ける」、「健康保険以外の制度を創設して対応」、「支払いのできない人のための補助金制度を作るべきである」、「加入保険の補償範囲を考慮する」、「費用対効果を見極めて、個人負担分を導入する」など、現在の保険負担のあり方とセットで、保険適用の対象の見直しが必要だとする意見のほか、現在の保険適用の評価基準について、「画期性ではなく、必要性で判断すべき」「今の画期性の定義を見直し、薬価を決める際に健康寿命への寄与も勘案すべき」「社会的有用度で決定すべき」といった別の尺度での評価が必要との指摘もあった。

 また、「ケースバイケース」、「薬剤や適応疾患毎に評価すべき」、「専門医の見解に委ねる」、「処方医の制限、対象の見直しなど」、「保険収載は必要であるが、全例に適用すべきではない」など、柔軟に評価する仕組みが必要だとの意見のほか、「高齢者は条件付きで」「個人や病院負担は出来ませんので、政治の力が必要と考えます」などの意見も寄せられた。

 回答の理由についても尋ねた。以下、紹介する。

【画期性が高ければ、高額でも保険収載すべき】
・ 治すための医療だから。【40代開業医】
・ 当然です。【50代開業医】
・ 自分なら、そのような治療を保険で受けたいと思うから。【40代勤務医】
・ 等しく医療が受けられる権利があるから。【40代勤務医】
・ 命の沙汰も金次第というアメリカのような医療は倫理的に好ましくない。【50代勤務医】・医療に関しては平等であるのが基本であり、受けにくい医療を勧めるべきでない。【60代以上勤務医】
・ 例えば、陽子線治療は有効なのに、一日でも長く生きられる人が、お金がないために治療できず、死んで行くのは納得いかない。【50代勤務医】
・ 画期的な効能や効果が望めるものならば、万人に使えるようにすべき。【60代以上勤務医】
・ ある程度までは保険で賄えるようにした方がいいと思う【50代勤務医】
・ 生保患者はすべての医療を無料で受けられるのに、働いている人たちがワーキングプアで高額な医療を受けられないのはおかしい。【50代勤務医】
・ 低所得者層でも医療が受けられるように。【50代開業医】
・ 自己負担は増やすべき。【50代開業医】
・ 自己負担の上限を上げる、生保にも自己負担を。【50代開業医】
・ ある程度の限度額を設ける。【60代以上開業医】
・ 高額にならないような仕組みを作るべきです。【40代開業医】
・ 保険収載により高騰を防ぐ。【50代開業医】
・ 高額な薬剤でも需要が増えてくれば薬価が下がると思うから。【50代開業医】
・ 高額な医療については、毎年原価計算を実施して薬価を低めにしていく。【60代以上勤務医】
・ 値段を下げる工夫が必要。【40代勤務医】
・ 原則として高額なものほど保険適用させるべき。ただし、あまりに高額な場合には年齢制限などのある程度の制限は必要と考える。【50代勤務医】
・ 最初は予想以上の使用がされると思うが、徐々に適応症例が絞り込まれてくると思うから。【60代以上勤務医】
・ ただし、費用対効果の正確な評価法を見い出すべき。【50代開業医】
・ 保険から外す薬剤も考慮すべき。アスピリンにPPIは全例に本当に必要なのか。ピロリ菌の存在下でPPIを投与すると、萎縮が進行し癌の発生率の上昇が予想されるのに、検査せずにPPIが投与されている例が多い。保険診療の見直しが必要。【50代開業医】
・ iPS細胞のように企業ではなくて、公的機関が特許を持つようにすべき。そうすれば、高額にならない。企業は、本来利益を追求するものだから。【60代以上勤務医】
・ とはいえ実際に使用するかどうかは厳密に考えるべきである。効く確率2割では低すぎる。【40代勤務医】

【画期性が高くても、高額なら保険収載すべきでない】
・ 保険制度が破たんする。【60代以上開業医】
・ 公的保険制度であるので、保険財政が破綻してしまっては意味がない。【60代以上開業医】
・ 何でも保険では保険財政が破たんする。個人が民間の保険等入って対応するのが筋。【50代開業医】
・ 効果も大事だがお金も大事。費用対効果で考えるべき。【50代勤務医】
・ 一定の金額以上の薬、検査、治療法(手術等)は皆保険に馴染みません。それらの高額な薬、検査、治療法等は自費もしくは民間保険で賄う併用診療で行かざるを得ないと思います。【50代開業医】
・ 国民健康保険制度を今後も存続させるためには、健康保険を国民の最低限の文化的生活を送るために存在するべき。【50代勤務医】
・ 残念だが、どこかで線引きが必要。【50代開業医】
・ 普通の治療が広く受けられるようにするのが保険の役割である。【50代開業医】
・ 製薬企業の減額努力を期待します。また、厚労省の薬価基準を見直し、製造法や製造承認などの規制は撤廃すべきです。国の保障をなくし無駄な費用や時間をかけず安価にできるはずです。副作用が出たときは、製薬メーカーや大学・医師会などで保障すべきでしょう。保険者は、常に自分は将来の子孫たちの健康の礎になる覚悟を持って最新治療を受け入れましょう。そうすれば、本当に良い薬しか残らず、安価で理想的な医療が受けられるでしょう。訴訟の保険のため高額な医療費になるのはもったいない。また、深く考えずに高額医療を受けようとする人も少なくなるでしょう。【60代以上開業医】
・ 日本は縮小社会であるから。【50代開業医】
・ 高額な医療でも徐々に価格を下げていき、費用対効果のreasonableなところで保険収載はすべきであろう。【50代開業医】
・ 価格の根拠がはっきりしない。【60代以上開業医】
・ 残念ながら、器機をペイするための不必要と思われる検査が行われている。【60代以上開業医】
・ とても高額な医療のみ保険外にしたらいいと思う。【40代開業医】
・ 医師たちは保険制度に反して、どんどん使用してしまう。【50代勤務医】
・ ある程度自費負担も考慮。国民皆保険制度の見直し。【40代勤務医】
・ コストに見合った「社会的」メリットがなければ保険収載すべきではない。C型肝炎治療の薬のように将来の肝がん治療費を抑制できるものは良いが、延命だけの高額な抗がん剤は認めるべきではない。陽子線と同様高度先進医療扱い程度にすべきである。【40代勤務医】
・ 健康保険制度を破綻させないために、まず現状の安い健康保険料を引き上げてから考えてほしい。【50代勤務医】
・ 混合診療の拡大が必要。【60代以上勤務医】
・ 高額医療となるような薬剤は、保険外算定とすべき。【50代勤務医】
・ 高額診療の開発ばかりが起きてしまう。【50代勤務医】
・ 財源が限られている上に、高齢化が進むことでこのままでも医療費は上昇する一方なので、何らかの制限が必要と思う。【50代勤務医】

【その他】
・ 高額医療の一部は事情により認められるようにするべきだが、無制限では現在の医療制度が維持できない。公費(税)負担の適応を明確化して、それを超える分は個人負担とする。一律に制限してしまうと、高額所得者はよい医療を求めて、外国に逃げるため、我が国の医療は発展を妨げるし、国民への還元ができない。【60代以上勤務医】
・ 画期性ではなく、必要性で判断すべき。例えば、手術の方法として、開腹術、腹腔鏡手術、ロボット手術があるが、いずれも制癌効果は同等。開腹術は保険診療にすべきだが、腹腔鏡、ロボットのコストに関しては個人負担でよいと考える。その他、QOLに関連する医薬品は個人負担増とするべき。【50代勤務医】今の画期性の定義を見直し、薬価を決める際に健康寿命への寄与も勘案すべき。保険収載の道を残し、如何に妥当性のある薬価にするかを考えるべき。開発コストに対しては特許期間の延伸というインセンティブも考えられのではないか?【50代勤務医】
・ 薬剤や適応疾患毎に評価すべき。高齢者のがん治療などでは抗がん剤の使用は禁止するなどすべき。【30代勤務医】
・ 原則、保険収載すべきだが、金がないので、保険の負担額の上限を設けたらどうか。その場合、自己負担額の増加部は民間保険で補填するのはどうでしょう。民間保険に加入できない場合は別のセイフティネットを考慮してはどうか。【50代開業医】
・ 現在の保険診療はこのままいけば破綻しますので、どこかで制限をかけるか、最低限の保証医療にするか、何らかの対応が必要になると思います。【60代以上開業医】
・ 所得や、保有資産に応じて分けるのがいいと思っている。【50代勤務医】>
・ そもそも、市場に登場して評価がどうであろうと値段が下がる設定になっている。そもそもの値段は適正なのでしょうか?【40代勤務医】
・ 良い治療薬ができても肝心の患者に支払えないのでああれば、医療は社会的責任を果たしているとは言えない。元気に現場復帰できれば社会的生産性が上がることまで、評価する仕組みを作って、高額医療でも安心して受けられるようにすべきである。病気が治せないまま、結局、長期入院や生活保護を受け続けることになるとしたら、社会復帰の方が、本人の自己実現と言う点でも貴重である。カウンセリングなども充実して上で行なう必要はあるだろうと思いますが。【60代以上勤務医】


  1. 2016/08/08(月) 05:50:23|
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