Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

8月5日 

http://www.asahi.com/articles/ASJ853448J85PTIL002.html
近畿大病院、補助金を裏口座管理 タクシー代に流用
2016年8月6日00時08分 朝日新聞

 近畿大学医学部付属病院(大阪府大阪狭山市)は5日、府の補助金など公金計約2200万円を、各医局の裏口座で不適切に管理していた、と発表した。一部はタクシー代や懇親会費にも流用されており、約360万円を裏口座から病院会計に移すよう求める。責任者の医師4人を厳重注意処分にした。

 同病院によると不適切な管理が見つかったのは、救命救急センターと小児科、産婦人科。医師の個人名でつくられた計4口座に、府の救急医療体制強化のための補助金などが収められていた。うち救命救急センターの2口座は医師らの私費も一緒に管理。同病院はこの2口座から不適切な支出が行われたと認定した。

 大阪府立急性期・総合医療センターが裏口座で公金を管理していた問題を受けて、同病院が3月から調査を進めていた。



http://www.sankei.com/west/news/160805/wst1608050066-n1.html
近大病院で不適切会計 2200万円の一部飲食に 大阪府の補助金など個人口座で管理
2016.8.5 17:55 産経ニュース

 近畿大病院(大阪府大阪狭山市)の救命救急センターと小児科、産婦人科の医師らが、府の補助金など少なくとも計約2200万円の公金を個人名義の口座で管理し、うち約360万円を懇親会や当直時の飲食費に使用していたことが5日、分かった。病院は不適切な会計処理だとして同センター長ら4人を厳重注意処分とした。同日、記者会見し明らかにした。

 病院によると、記録が残る平成23年度以降、府の救急医療事業への協力費や、周辺自治体の救急隊員への指導料などが大学の代表口座ではなく、医師らの名義の口座に直接振り込まれていた。

 病院では部署ごとに、書籍購入費や懇親会費用を積み立てる口座を個人名義で設ける慣例があった。公金が振り込まれるようになった経緯は不明としている。

 救命救急センターではセンター長ら2人の名義の口座に飲食費やタクシー代など補助金の不適切な使用を確認。約360万円を大学会計に返還するよう求める。小児科や産婦人科が運用していた口座については、不適切なケースはなかった。



http://www.cabrain.net/news/article/newsId/49350.html
来年度からの専門医養成で医師偏在しない- 機構が調査、総合診療は暫定措置もせず
2016年08月05日 22時00分 キャリアブレイン

 日本専門医機構(機構、吉村博邦理事長)は5日、専門医を目指して来年度から研修を受ける医師の募集方法などを各学会に任せても、医師の地域偏在といった問題が生じる危険性が低いとの調査結果を明らかにした。また同日の理事会で、総合診療領域の専門医について、「暫定的な措置」を含め、来年度は機構として養成を行わない方針を決めた。【佐藤貴彦】



https://www.m3.com/news/iryoishin/447787
シリーズ: 真価問われる専門医改革
「新専門研修プログラム」、2017年度は併用含め6領域
2018年度からの新専門医制度、9月中に基本的枠組み決定

2016年8月5日 (金) 橋本佳子(m3.com編集長)

 日本専門医機構は8月5日、理事会を開催し、2017年度の専門医制度の実施状況を説明、小児科と耳鼻咽喉科、病理の3基本領域は、新専門医制度用に準備していた「暫定プログラム」を使用、整形外科、救急科、形成外科の3基本領域は暫定プログラムと現行制度を併用するものの、いずれも地域医療への影響はないと判断した。内科をはじめ、12領域は現行制度を続ける方針を決めている(『日本内科学会、2017年度は現行の専門医制度』を参照)。これらの状況を近く、厚生労働省や関係団体などに報告する予定。

 総合診療専門医については、日本専門医機構は「暫定的な試行」の実施を検討していたものの、2017年度の実施は見送る(『新専門医制度、全19領域とも「1年延期」へ』を参照)。総合診療専門医を目指す医師は、日本プライマリ・ケア連合学会が実施する家庭医療専門医の研修に入ることが選択肢になる。

 新専門医制度は当初、2017年度から開始予定だったが、日本専門医機構は7月の理事会および社員総会で、「1年延期」を決定、8月上旬までに各学会の対応状況をまとめるとしていた(『2017年度の専門医養成の方針、8月上旬までに集約』を参照)。同機構理事長の吉村博邦氏は、「専攻医には何の瑕疵もないので、不利にならないような措置を検討する」と説明、2018年度から新専門医制度がスタートした場合、2017年度から研修開始の専攻医についても、何らかの移行措置を検討することが想定される。

 5日の理事会では、2018年度からの新専門医制度の基本的な枠組みを検討するため、吉村理事長を委員長とする「基本問題検討委員会」の設置を決定。サブスペシャルティの専門医、複数の基本領域の専門医取得を認めるか否かなどの「ダブルボード」問題、総合診療専門医の在り方などを検討する。吉村理事長は、「9月中には、一定の方向性を出したい」と述べ、その結果を理事会に諮り、機構の方針として決定する。

 基本領域連携委員会の新設も決定し、日本専門医機構と各学会との役割分担などを検討する。日本専門医機構にはそのほか既存の委員会が複数あるが、いずれも「基本問題検討委員会」の結論を待って、基本的枠組みの決定後に具体的検討に入る。なお、同機構には、既存の23の社員に加え、全国自治体病院協議会などから社員として加わるよう要請が挙がっているほか、将来の専門医養成の議論の場も設ける予定だが、これらの点についても「基本問題検討委員会」の結論後に検討する。


理事会後に記者会見する理事長の吉村博邦氏(中央)、副理事長の松原謙二氏(日本医師会副会長、右)と副理事長の山下英俊氏(山形大学医学部長、左)。
 小児科、募集定員を削減して対応
 暫定プログラムを使用する6基本領域のうち、病理については、「比較的専攻医の数が少なく、全体で115のプログラムのうち、都道府県をまたがるものが84あり、広範囲で地域医療をカバーしている、という回答だったので問題ないと判断した」(吉村理事長)。

 残る5つの基本領域について、地域医療への対応が重要であるとし、日本専門医機構として確認した。暫定プログラムに移行する小児科は、「小児科専門医/小児人口比」を参考に大都市圏の募集定員を減らし、188プログラム(募集定員1428人)から159プログラム(同1140人)に削減。そのほか、連携施設の承認基準を緩和するなどして対応。耳鼻咽喉科は、地域中核病院における耳鼻咽喉科診療の主たる担い手が専攻医ではなく、専門研修を終えた専門医が中心である上、現行制度と暫定プログラムの研修指導体制は大差ないことから問題ないと判断。

 現行制度と暫定プログラムを併用する整形外科は、募集定員を専攻医の過去の実績値の1.2倍とし、指導医の要件緩和を図るなどして対応。救急科は全190プログラムのうち、大学病院以外の基幹施設が105(55%)を占めるなど、地域の医療機関が研修を担うほか、基幹施設となる85大学病院も、うち64施設は他のプログラムの連携施設になるなど、ネットワーク化されているため、柔軟な人的配置が可能と判断。形成外科についても、現行と暫定のプログラムの併用で対応する。



http://www.security-next.com/072580
1年前に医師が患者情報を紛失、匿名で届き発覚 - 広島病院
(Security NEXT - 2016/08/05 )

県立広島病院は、すでに退職している医師が在職中の2015年7月に、患者情報が保存されたUSBメモリを出張先で紛失していたことを明らかにした。同医師は紛失について報告していなかったという。

2015年7月15日に在職中だった同院医師が、患者情報を保存した私物のUSBメモリを出張先で紛失したもの。2016年7月27日に匿名の封書が同院へ届き、問題が発覚した。

紛失したUSBメモリには、患者2236人の氏名や性別、生年月日、患者番号、傷病名などが保存されていた。そのうち319人については、住所や電話番号、健康保険に関する情報も含まれる。2236人のうち1104人分に関しては、パスワードが設定されていた。

同医師は出張先で空いた時間に患者データを整理するため、許可なくデータを持ち出しており、名古屋市内の宿泊先で作業。翌16日に出張の目的だった浜松市内の学会会場でUSBメモリを紛失していることに気付いたが、その後紛失については報告していなかったという。

今回の問題を受けて同院では、対象となる患者に説明と謝罪の書面を送付。8月中をめどに、パスワードロック機能が付いたUSBメモリをすべての医師に配布するなど対策を講じるとしている。



https://www.m3.com/news/general/447680
不正医薬品、日本が標的 - レジストラのGMO経由で 米レジットスクリプト社
2016年8月5日 (金) 薬事日報

日本語の不正医薬品ウェブサイトの登録レジストラの内訳

 違法医薬品販売ウェブサイト(不正薬局ウェブサイト)が日本で猛威を振るっている。オンライン薬局を対象に違法販売の監視・調査業務を行う米レジットスクリプト社によると、世界の不正薬局ウェブサイトの約1割が日本語サイトであり、今や日本が不正医薬品販売のサイバー犯罪の世界第2位の標的だ。さらに、違法に医薬品を広告、販売するウェブサイトについては、それを管理するドメイン名登録業者(レジストラ)が対策を講ずる義務が生じるが、日本語の不正薬局ウェブサイト全体の3分の2は、日本最大のレジストラ「GMOインターネット」に登録されているという実態が浮かび上がった。海外ではインターネットでの医薬品不正販売による死亡例が報告されており、レジットスクリプトでは「一般の人たちの健康や安全を脅かす大きな問題」として警鐘を鳴らしている。

 インターネット上で未承認の医療用医薬品を販売する薬局ウェブサイトは、世界に約3万以上存在し、97%が不正とされている。レジットスクリプトではその約1割が日本語ウェブサイトと推定している。薬剤の供給先は、規制されていないインドやシンガポール、中国、トルコなど免許を持たない海外の薬局から配給され、薬剤師や医師が介在することなく購入者の手に渡っている。これらは製造元、流通経路などが不明な薬剤だ。

 レジットスクリプトでは、不正医薬品販売問題の解決に向け、世界中のレジストラと協力し、医薬品の違法広告、販売を行うウェブサイトを閉鎖する活動を進めてきた。国内では厚生労働省の委託業務として、1年間で日本語の不正薬局ウェブサイト約2300件のうち、約1900件の閉鎖にこぎつけた実績がある。

 ただこれらのほぼ全ては、海外のインターネット会社経由によるもので、日本のレジストラによる閉鎖ではない。レジットスクリプトの岡沢宏美氏は、本紙の取材に対し、「日本だけが世界的に遅れている」と指摘し、世界中の不正医薬品販売業者から日本が標的とされている現状に懸念を示す。

 中でも、日本語不正薬局ウェブサイトの66%が国内最大手レジストラのGMOインターネット1社に登録されているという問題だ。レジットスクリプトでは、再三にわたってGMOインターネットに対し、不正薬局ウェブサイトを閉鎖するよう要請を行ってきたが、一向に違法行為に使用されているドメイン名の停止措置が行われていないという。

 世界最大規模のレジストラで、不正医薬品販売に使用されているドメイン名の停止を拒否しているのはGMOインターネットだけで、米国やインド、中国、欧州のレジストラは日本語の不正オンライン薬局のドメイン名も積極的に停止させているという。岡沢氏は、「海外のレジストラが不正薬局ウェブサイトを閉鎖させたとしても、日本最大手のレジストラが共同歩調を取らなければ、そこに不正薬局ウェブサイトが集中する」と話す。

 インターネットの不正医薬品販売では巧妙な仕掛けが用意されている。多くの一般者がインターネット上で薬剤名を入力して検索すると、医療用医薬品では広告等が制限されているため、上位には個人のブログやアフィリエイトサイト、違法広告が表示され、そこから不正薬局ウェブサイトにたどり着いて購入に向かう。

 そこには、ウェブサイト運営者のほかに、レジストラや広告会社、アフィリエイト、ブログ運営会社、インターネットオークションなどの運営会社、銀行やクレジットカード会社、運送会社などがかかわり、不正な医薬品販売で得られた収益が様々な利害関係者に分配されている。岡沢氏は、「多くの利害関係者が違法医薬品販売に関与させないための仕組みづくりが必要」と訴えている。

若年に広がる個人輸入 - 官民挙げた啓発活動を

 一方、一般の人たちの医薬品購入にあたってのリテラシー教育も課題だ。製薬企業の有志団体が行った調査によると、一般の人たちによる医療用医薬品の個人輸入経験が4%強という驚くべき結果が発表された。購買行動を見ると、医療目的というよりは、勃起不全治療薬や美容目的の抗肥満薬などを購入していた。特に若い世代だけを絞ると、購入経験比率は高く、副作用などのリスクを認識せず、インターネット上から手軽に安く購入できるという利便性から、個人輸入による不正な医薬品購入は増加の一途を辿っている。

 7月13日には、抗癌剤「オプジーボ」「ヤーボイ」の個人輸入による不適切な使用実態が日本臨床腫瘍学会から報告され、臨床現場が副作用に対して適切に対処できないとの問題が明るみに出た。

 標的とされる日本で、国、業界団体、消費者団体、レジストラが一緒になって、インターネット販売業者による違法行為を断ち切ると同時に、一般の人たちへのリスク啓発を進めていく必要があるといえそうだ。


  1. 2016/08/06(土) 10:16:37|
  2. 未分類
  3. | コメント:0
<<8月6日  | ホーム | 8月4日 >>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する