Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

3月16日 3.11震災関連 

https://www.m3.com/news/iryoishin/406110
シリーズ: 東日本大震災から5年
新設される東北医科薬科大、被災地医師の4割が期待せず◆Vol.11-1
東日本大震災:東北医科薬科大についての自由記述

医師調査 2016年3月17日 (木)配信高橋直純(m3.com編集部)

Q 2016年4月に新設される東北医科薬科大学医学部についてお聞きします。被災地をはじめとする東北地方の医師不足対策になり得るとお考えですか。
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 2016年4月から医学部生の受け入れが始まる東北医科薬科大学。1学年の定員は100人で、そのうち東北各県の医療機関に一定期間勤務することで奨学金の返還が免除される「修学資金枠」が55人。2016年度入学者全体に占める東北出身者は37人だった。

 3県全体では、医師不足対策に「なり得ない」が42%、「なり得る」が11%と、否定的な意見が大勢を占めた。

 県別に見ると、宮城県に設置されることもあってか、宮城県で13%が「なり得る」と回答、3県で最も高かった。一方で、より医師不足が深刻な岩手県では「なり得る」が9%にとどまったのに対し、「なり得ない」が56%と3県で最も高かった。

 各地で同大医学部新設のための医師の引き上げが起こっているという声が寄せられた。

■東北医科薬科大学新設についての自由意見
・卒後、東北の片田舎で働いてもらうという教育をしっかりしてほしい。多少の成績不足でも構わないので、そのような気概のある人材を入学させて、実際に地域で働く医師が増えるようにしてほしい。【岩手】

詳しくは『【岩手】「成績不足でいいから気概を」「医師の引き上げ起こっている」◆Vol.11-2』を参照

・短期的には地方へ行くべき人材が吸収される。ほとんどが東北大学の医局のサテライトです。長期的にも育てた人材は関東関西に流れていくので医局の運営のための人材確保(教育、診療、研究を行っていくにはマンパワーが必要です)がやっとで、僻地の病院への人材派遣の余裕はないと思う。東北大学の医局に残る人は仙台指向が強いので仙台から離れること(本当の地方に行くこと)を嫌います。地方病院への人材派遣がスムーズに運ばないため、徐々に地方病院からの引き上げとなります。東北薬科大も同じとなるでしょう。

詳しくは『【宮城】「東北大へのカンフル剤になれば」「東北大の分院にしか思えない」◆Vol.11-3』を参照

・震災復興費をあてにした政治的医学部であり、「免許合宿」の医師免許さえ取れればよい医師志願者が多数受験するので受験料で経営はできそうだが、地元の医療への貢献は期待できない。「地元に残って働け」というより、「地元出身者を優先」するか、「地元で結婚したら免除」にしたほうが、卒後一生残ってくれる確率は高い。

詳しくは『【福島】「『地元で結婚したら免除』にすべき」』「総合医養成の充実」◆Vol.11-4』



https://www.m3.com/news/iryoishin/406111
シリーズ: 東日本大震災から5年
【岩手】「成績不足でいいから気概を」「医師の引き上げ起こっている」◆Vol.11-2
東日本大震災:東北医科薬科大についての自由記述

医師調査 2016年3月17日 (木)配信高橋直純(m3.com編集部)


Q 2016年4月に新設される東北医科薬科大学医学部についてお聞きします。被災地をはじめとする東北地方の医師不足対策になり得るとお考えですか
調査結果は『新設される東北医科薬科大、被災地医師の4割が期待せず◆Vol.11-1』を参照

【岩手県】
・もともと医師不足でなく、偏在ですので、宮城県内は一時的に改善すると思うが、長く経過を見れば変わらないと思います。

・本当に必要な地域性を考慮に入れた、救急患者を診る医師の少ない病院の増員や配置を考慮した制度改革を根本に据えなければ、単に医師を増やしても真の医師不足対策になるわけがない。

・全く無意味、数の増加は質の低下につながる。今ですら供給過剰。さらに奨学金で将来を縛り、モチベーションの低下が著しい。

・地域からの医師引き上げが起こっている。

・自治医大のように全員地方に戻すなら意味があるが、現行の奨学生の割合ならいずれ、いなくなる。

・近々の対策にはならない。

・新しい医学部を作っても、卒業生が東北から出て行くことは分かり切っている。

・種々の偏在が問題で、逆に数年間は教員として採用されるため、仙台にますます偏在し、地方は医師不足になる。その後医師過剰になると予想される。

・かえって地域の医師が引き上げられたりしそう。研究職医師が必要になったり、医局を作るための人員はどこから来るのでしょうか? しっかり教育されて派遣される頃には 地域は疲弊しきって、派遣増員が必要な状態になっていないようになっていたりして…… 作るべきではなかったと思います。

・大学ができることで、派遣医師の引き上げが行われている。

・他の東北地方の医学部の定員を増やしているので不要と思う。もし、開学すれば現在の医学部の定員を以前のように戻すべきだと思う。

・既存の大学の定員調整をすればよく、不要。

・卒業生が一人前になる頃には医師数過剰が指摘されていると思う。

・医師数ではなく、地域の偏在、診療科の偏在が問題だ。

・ぜひとも医師不足対策に期待しています。

・地域枠の割合を大きくしなければ新設の意味がない。卒業後に東北以外の地元へ帰るだけ。

・学生の卒後の勤務条件、医師不足になっている地域、領域への義務的勤務を徹底履行させること。

・なるかもしれないが、指導者を取られる分を埋めるまでには時間がかかるのでは。

・被災地の新設医学部の存在そのものが、どのような意義があるのかが課題として残るのではと思う。地元の医師達の対応が難しいのではと危惧の念を抱いております。

・医師偏在を助長するだけに終わるのではないかと危惧している

・既存の大学の定員を増やすほうが良かったと思う。教育スタッフに貴重な人材がとられるから。

・卒後、東北の片田舎で働いてもらうという教育をしっかりしてほしい。多少の成績不足でも構わないので、そのような気概のある人材を入学させて、実際に地域で働く医師が増えるようにしてほしい。

・卒業後10年後には結局大都市に集中するのではないか。

・推薦枠を増やし卒後10年ほどは全員東北で勤務して欲しい。

・指導者の宮城県への移動が始まっている。



https://www.m3.com/news/iryoishin/406120
シリーズ: 東日本大震災から5年
【宮城】「東北大へのカンフル剤になれば」「東北大の分院にしか思えない」◆Vol.11-3
東日本大震災:東北医科薬科大についての自由記述

医師調査 2016年3月17日 (木)配信高橋直純(m3.com編集部)

Q 2016年4月に新設される東北医科薬科大学医学部についてお聞きします。被災地をはじめとする東北地方の医師不足対策になり得るとお考えですか。
調査結果は『新設される東北医科薬科大、被災地医師の4割が期待せず◆Vol.11-1』を参照

【宮城県】
・将来医師が過剰になることは自明の理です。

・東北大学からの移動が多いです。人手が取られて医師不足懸念されます。しわ寄せは人口が少ない地域に来ると思います。

・仙台市内はなんとかなるが、問題はそれ以外の場所。三陸に作るなら意味があると思うが、、、。

・新設はすべきでなかったでしょう。地域医療にすぐ影響するでしょう。

・なぜ私立なのに無料で卒業させるのか 宮城に定着するはずがないのは目に見えているのに。

・思惑通り卒業生が地域に定着してくれればよいが、義務年限終了後にどのくらい残るのか、養成過剰の可能性は無いのか、また仙台や県庁(医学部)所在地周辺に集中する医師分布をどう分散させるのか、戦略が必要だと思う。

・結局は卒業生も仙台近郊に集まってしまうのではないかと思う。

・この大学の卒業生が現場に出てくる頃には、医師不足が既に解消しているか逆に東北地方の医療がとっくに崩壊している。

・天下り、教授選考は出来レース。東北大学の教授の力。やめましょう。

・新設医大が仙台市内で本格的に活動され、どのような成果を上げられるかは大変期待するところですが、未知数であると思います。

・福島県で新設していただきかった。

・大学のスタッフによる医師偏在、医療スタッフの偏在益々大きくなる。問題解決は全く見込めない。

・この大学から現場の人材となる医師が供給されるまで10年以上はかかる上に、それらの医師がちゃんと医療ができるような指導環境を整えるのは既存の基幹病院と大学。大きな枠組みでの医療環境整備が必須。

・東北地方(宮城県内)では東北大学が殿様のような存在である。敵対するという意味ではないが、医科薬科大学がカンフル剤になればと思っている。

・短期的には地方へ行くべき人材が吸収される。ほとんどが東北大学の医局のサテライトです。長期的にも育てた人材は関東関西に流れていくので医局の運営のための人材確保(教育、診療、研究を行っていくにはマンパワーが必要です)がやっとで、僻地の病院への人材派遣の余裕はないと思う。東北大学の医局に残る人は仙台指向が強いので仙台から離れること(本当の地方に行くこと)を嫌います。地方病院への人材派遣がスムーズに運ばないため、徐々に地方病院からの引き上げとなります。東北薬科大も同じとなるでしょう。

・結局は引き抜きになっている。

・来年度から入学が始まって、医師として使い物になるには15年が必要でしょう。その間をどう凌ぎきるかが問題だと考えています。

・医師を派遣するだけでは医師不足の解消にはつながらない。質も担保していただけることに期待。

・できるだけ東北に勤務できるような人材を確保して欲しいが、レベルは落とさないで欲しい。

・永住してくれる人材を確保できるかがポイント。

・数少ない看護職員が流れてしまい不足している。

・6年生にする必要はあったのだろうか?イギリス式のMedical Collage(4年制)にして、他大学既卒者を受け入れればそれなりに機能したかもしれない(早く研修修了者を世に出す)。今の医科大学卒業者が医師としてひとかどの診療できるのに最低10年・・・人口がどんどん減少するさなか、今度は供給過剰となるかもしれません。

・自治医科大学や防衛大学の卒業生を見ていても、必ずしも教育理念通りになっていない。薬科大学においてもいろいろ制限を付けたとしても抜け道はあり、同様の結果になると考える。

・どこから話を聞いても、東北大学の分院にしか思えない。医科薬科大学の準備はかなりドタバタで遅れている印象。地域医療に力を入れると言っている割には、その分野の準備が全く進んでいない(進めていない?)ようで、あれはパフォーマンスかと思うととても残念に感じる。育成医師数は、すでに東北6県で、以前よりも100人程度増えているわけで、定員を増やすことはあまり意味はないと思う。ただ地域枠は多少は効果があるでしょうが、効果が出るまでに時間がかかりすぎる。

・どうしても関東、関西の学生のほうが偏差値が高いので、東北出身の学生の割合が少なくなる。奨学金を借りても義務年限を終えると出身地に帰ってしまう。東北出身者でなければ、東北に骨を埋めようという気にはならない。

・できてすぐには「コマ」としての医師も少なく、すぐにはマンパワー不足を解決できないと思う。

・医学教育って簡単なものではないと思う。東北薬科大学に教員として集まった人たちにどれだけその自覚があるか、非常に心配。頭の比較的良い人たちに対してほぼ放任主義の医学教育を行って来た東北大学に準ずる医学教育ではダメ、ということをどれだけの人が理解しているか。

・東北大学病院のスタッフが減る一方。

・本来は自治医大が担うべき。義務が終わればいなくなる。

・大学が問題なのではなく、大学設立から東北ブロックで国立大の定員削減が予定されていると聞いている。また国家試験で問題を難しくすることで医師数を削減することが、財務省の狙いではないかと疑っている。

・医師の偏在(一部科、及び一部地域への)が問題。よって人数では解決不可能。うまくいってほしいと思っております。近隣の大学にも良い影響があれば、とも願っています。

・新設により医師不足が加速し、医療崩壊が加速する。

・卒業したらすぐに奨学金を返して都会に行く人や、一定期間を過ぎたら東北を離れる人が続出して、医学部の存在価値が問われるのではないかと危惧しています。



https://www.m3.com/news/iryoishin/406121
シリーズ: 東日本大震災から5年
【福島】「『地元で結婚したら免除』にすべき」」「総合医養成の充実」◆Vol.11-4
東日本大震災:東北医科薬科大についての自由記述

医師調査 2016年3月17日 (木)配信高橋直純(m3.com編集部)

Q 2016年4月に新設される東北医科薬科大学医学部についてお聞きします。被災地をはじめとする東北地方の医師不足対策になり得るとお考えですか。
調査結果は『新設される東北医科薬科大、被災地医師の4割が期待せず◆Vol.11-1』を参照

【福島県】
・あまり期待はしていない。成田の医学部は絶対に不要です。

・どの地域もそうだが、都会に集中する傾向があり、地域出身者でもなければ田舎には戻ってこない。

・大学ができても卒後研修が終わって使い物になるまで、入学から10年はかかるため、早期の解決にはなりえない。

・福島には来てくれないと思いますよ。卒業時に学費を返納して足抜けする方が出ると思います。

・宮城県のみの医師派遣とならぬよう東北に均等に医師を配置してほしい。

・学生実習や初期研修に組み入れてほしい。

・震災復興費をあてにした政治的医学部であり、「免許合宿」の医師免許さえ取れればよい医師志願者が多数受験するので受験料で経営はできそうだが、地元の医療への貢献は期待できない。「地元に残って働け」というより、「地元出身者を優先」するか、「地元で結婚したら免除」にしたほうが、卒後一生残ってくれる確率は高い。

・福島県に対する医師供給源にはならないのでは?

・被災自治体からの義務付き奨学金でも出さないと、医師不足対策にはならない。

・福島県出身者を多く入学させてほしい。

・看護師の養成もお願いしたい。

・医師不足でなく偏りが問題もう。大学の新設ではなく、定員増で対応すべきだったと思う。

・各大学の地域枠が機能していないこと、大学卒業後の勤務先に関する規定があいまいなことから、あまり期待できない。

・レベル低下を懸念しています。地域医療を担うといえば合格するような選考はしてほしくない。ある程度のレベルは必要。

・震災復興に限らず、地域の医療に貢献する医師を育ててほしいところではありますが、現状でそういう医師に対する待遇が悪すぎます。そのような意欲のある医学生がいても、現実を見れば楽な方に逃げてしまうでしょう。現在の状況はまさにそういうところにあると思います。働き盛りのDr.は首都圏に逃げて行ってしまっています。

・福島県沿岸部に赴任する医師を確保してほしい。

・利権に縛られず、福島県の医師数増加にも寄与してほしい。

・東北地方の地域医療、災害医療も総合医としての活動がメーンになって行くと考えられる。総合医養成のカリキュラムを充実させて欲しい。

・東北に根付く医師確保を切に願う。

・既存大学医学部のように、卒後研修が確実に充実していると見られるところにしか新卒医師が行かない空気を作られるのではないか。また震災死傷者が一番多く、かつ東北薬科大がある宮城県に偏った人事になるのではないか。(少なくとも医師偏在の流れに歯止めとなるキャリア形成を促すような、“変人ばっかり入って来る”校風があるとは思われません。)

・東北地方の医師不足対策を忘れずに、良い大学になっていただきたい。

・地元に残る義務(金銭で免除されない)でも課さない限り駄目でしょう。

・反対意見が多かったと思いますが私も反対でした。講座を一つ立ち上げるのに最低15人は必要です。それが20科以上、これを地域医療への影響なしに行うのは無理があります。既存の医学部の定員を増やせば済みます。多少教育施設に負担はあるでしょうが、医学部を増やすことに比べれば遥かに効率的です。すでにどの大学も定員を増加していて、その世代がようやく医者になる時期です。人口減のこの時代、長期的に見て医師過剰になるなら定員減で対応できますしなぜ医学部を作ったのか理解できません。何らかの政治的な事情を感じます。成田はもっと反対です。

・あほなことを考えていると思う。困っているのは今なので、まずはクラーク導入補助等勤務者の負担軽減を推進してほしい。

・東北地区の被災地に根付くかどうか不明。東北医科薬科大学出身の医師が戦力になるころには震災の影響は相当薄れているだろう。

・私立であり、宮城県であり、三重苦の福島県の一助になるとは思えない。相双地区は宮城寄りだが、ヘルプが来るとは思えない。国のパフォーマンスにしか思えない。

  1. 2016/03/17(木) 06:27:00|
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