Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

6月7日 

http://www.m3.com/news/iryoishin/327872
トラブル経験者の半数「診察したくない」◆Vol.7
「恐怖」3割「落ち込む」4割、悪影響も

2015年6月7日(日)配信 成相通子(m3.com編集部)

Q7: これまで、トラブルに対し、どのような対応をしたことがありますか(複数回答可)。
 これまで、患者やその家族とトラブルを経験したことがあるという319人の回答者に、トラブルの結果、ご自身がどのように感じたかを尋ねた。

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(横棒脇の%は、回答者319人のうちその項目を選択した人数の割合)

 トラブルがあった時の感情として、当然ながら「怒りを感じた」のが60.5%と最多だった。また、「当該患者の診察は今後拒否したいと思った」が52.7%で、トラブル経験者の半数がトラブルを起こした患者について「診察したくない」という気持ちになったことが分かった。

 続いて「落ち込んだ」(45.1%)、「恐怖を感じた」との回答は28.5%と約3割に上り、精神的なダメージを受ける場合も少なくないようだ。

 さらに「他の患者も含めて診察するのが怖くなった」(10.3%)、「勤務先に行きたくないと思った」(8.5%)、「今後、医師として仕事を続けて行く自信がなくなった」(8.5%)、「転職・退職したいと思った」(8.2%)と深刻な悪影響を受けたケースが1割弱だった。

 人数は4人と少ないものの、「死にたいと思った」との回答もあった。

「その他」を選んだ人の回答を紹介する。

そのような患者側の態度に呆れるとともに、状況によっては診療を拒否することも今後考えるかもしれない。
その地域で仕事することが嫌になった。
疲労感が増強。
常に勉強を怠らないように心がけるとの戒め。
色々な人がいるなあ、と感心した。
生活保護患者の診療停止を検討した。

 「疲労感が増強」や「仕事が嫌になった」というネガティブな感情になったという声のほか、「常に勉強を怠らないように心がけるとの戒め」にするという、自身のポジティブな行動につなげる人もいた。一方で、生活保護患者の診療停止を検討した、などという声もあった。同様に、m3.com医師会員からの投稿『「問題患者でモチベーション低下」~困った患者とのエピソード~』でも、トラブルを契機に診療へのモチベーションが下がってしまうとの体験が寄せられている。

 トラブルを経験した医師が診療行為に消極的になれば、患者側にもデメリットになり、最終的には社会的な損失になる。トラブル予防のほか、トラブルに遭った医師へのケアも重要だろう。



http://www.yomiuri.co.jp/science/20150607-OYT1T50088.html?from=ycont_top_txt
医学検査での被曝減へ指標線量…関係学会・団体
2015年06月07日 23時24分 読売新聞

 Xエックス線などを使った医学検査で、患者の被曝ひばくをどのくらいに抑えるのが望ましいかの目安となる「診断参考レベル」を、関係学会・団体が合同でまとめ、7日公表した。


 各学会などは今後、参考レベルを全国の医療施設に周知し、各施設で検査に使っている線量が適切かどうかを点検してもらう。

 診断参考レベルは、検査の放射線量が必要以上に高くなっている医療施設に注意喚起し、過剰な被曝を減らす有効な手段として、国際放射線防護委員会(ICRP)が1996年に導入を勧告した。医学検査による被曝の4割を占めるコンピューター断層撮影法(CT)の線量は、国内の施設間で10倍以上の差があり、過剰な線量の施設が少なくないとみられていた。



http://biz-journal.jp/2015/06/post_10249.html
医師はツライよ!派閥外れバイト暮らし、患者がすぐネットにクレーム書き込み&医療裁判
構成=尾藤克之/ジャーナリスト
2015.06.08 Buisiness Journal

 昨今、テレビ、ラジオ、雑誌に至るまで医師が登場するようになりました。テレビでは情報番組にコメンテーターとして、バラエティ番組にはタレントのように出演、書店に行けば医師が執筆した本が並んでいます。
 このように医師の活躍の場が広がっていることを受けて、医師の転職市場も活性化しているようです。医師紹介会社の批評・研究を行っている、医師紹介会社研究所の広報担当である吉池理氏に、医師の転職市場について話を聞きました。

医師の転職市場の実態は?

--医師の転職状況について教えてください。

吉池理氏(以下、吉池) 当社では医師専門転職サイトの実態を調査・評価する「医師紹介会社研究所」を運営していますが、転職市場が活性化していることは間違いありません。
 メディアの影響により医師の社会的地位がさらに上がったこともありますが、医師は一生涯続けられる職業であるため、その期間をより良い条件で働くことを求めて転職するようになっていると思われます。また、医師の数は増えていますが、大都市圏における求人数は横ばいです。その一方で、地方の求人は増えており、医師の偏在が問題視されています。地方の医科大学病院では医師不足に陥っているところも少なくありません。
 また現在、各大学の医学部には入学定員が設けられ、医師界全体として医師の適正数維持に努めています。医師や病院同士の過当競争を防ぐ狙いもあります。
 ところが、このような守られた環境下にいる医師たちは、自らの社会的地位をより強固にするために、学校別や師事する教授ごとの派閥やグループが形成されやすい状態にあります。派閥を外れた医師のキャリア形成は難しく、常勤(=正社員)として働くことをあきらめ、非常勤(=アルバイト)としての勤務を余儀なくされるケースすら存在します。一般の人々と同じく医師にとっても、好条件の転職先は競争率が高いのです。当然ながら、医師の競争相手は医師なので、ハイレベルの争いとなります。

--常勤と非常勤では、待遇はどれほど違うのでしょうか?

吉池 非常勤は手当や保障が常勤と比較すると劣りますが、勤務形態が比較的自由で、仕事内容も軽いものが多いと思います。勤務形態が自由ですから、常勤のように早朝出勤したり、夜中や休暇中の呼び出しなどもありません。仕事内容が軽いわけですから、大きな責任を伴うこともなく、自分のペースで仕事に取り組むことが可能です。しかし、男性は常勤でないと上のポストに就くことができませんから、常勤を外された場合のキャリアを早い段階から考えておく必要性があります。最近の傾向では、男性が常勤、女性が非常勤を嘱望するケースが多く、特に女性は結婚、出産、子育てといったライフイベントに合わせて形態を変える方が多いようです。

医師の良し悪しはどこで決まるのか?

--医師専門の人材紹介サービスとは、どのようなものでしょうか?

吉池 「医師紹介会社」と一般に呼ばれますが、一般的な人材紹介会社とシステムは同じです。病院や企業などクライアントの依頼に応じて医師人材マッチングを行うビジネスで、医師側の登録は無料です。実際に転職に成功してから、医療機関側が紹介会社に報酬を支払います。報酬は医師の年収の約20~30%ですから、一般的な人材紹介会社と同じくらいですが、そもそも医師の賃金は高いので、報酬は平均300~400万円に上ります。一般の人材紹介では、平均転職者のモデル賃金が400万円程度ですから、報酬は30%としても120万円です。したがって高額報酬に惹きつけられて医師紹介業に参入する業者も増えています。
 最近は東京から地方へのUターン転職や、地方から首都圏に移りたいという希望も聞きます。「当直なし」「オンコール(呼び出し)なし」などの形態を求める医師も少なくありません。このような医師の就業条件は、求人票で一律的に公募されるよりも、医療機関側と紹介会社との直接交渉でまとまることがほとんどですから、交渉力に長けた紹介会社を通じて転職する医師が有利な転職を実現できることになります。プロ野球やプロサッカー選手のエージェント(代理人)にも似た部分がありますね。
 しかし、医師紹介会社の質は玉石混交であり、その質を見極めてから契約をすることが、転職する際には非常に大切です。

--医師紹介会社間の質の差が大きいということですか?

吉池 はい。転職活動は医師にとっても一生のキャリアを左右する一大イベントですが、医師紹介会社の選択に失敗をしてキャリアを駄目にする医師も珍しくありません。
 例えば、福岡県のA社という紹介会社は、架空の好条件求人をサイト上に多数でっち上げ掲載することで転職希望の医師を集め、A社が手っ取り早く稼げそうな医療機関相手に、半ば強引に契約を結ばせて暴利をむさぼっていました。A社内では架空求人を掲載することを「ダミーアップ」、取り下げることを「ダミーダウン」と呼んでおり、各求人の上げ下げがシステムで意図的にできるようにされていたというから悪質です。
 この会社は今年5月にニセ医師を派遣するという事件を起こして報道され、衆目を集めました。このような質の悪い紹介会社に運悪く登録してしまった医師は、キャリアアップやクオリティ・オブ・ライフの充実など望むべくもありません。
 一方、医師に親身になって寄り添い、給与や福利厚生といった就労条件を超えて、医師の家族の生活や余暇を含むライフスタイルまで見据えた転職先提案ができる優秀な紹介会社もあります。転職に当たっては、いかに優秀な紹介会社と契約できるかが人生の分岐点となります。

--医療機関側から見ると、医師の良し悪しは、どのように見分けるのでしょうか?

吉池 患者からのクレームが少ないことです。今は医師に対して患者が不信感を持ったりクレームが発生すると、インターネット上で瞬く間に拡散されます。また、医師の処置に納得ができなければ、医療裁判に発展することも少なくありません。医療裁判は、医療行為の適否や、患者に生じた事案の結果と医療行為との因果関係を明らかにする民事訴訟と、医療行為上の過失を問う刑事訴訟の2種類があります。いずれにしても訴訟を起こされれば、それは明るみに出ますから、病院にとって大きなイメージダウンとなります。したがって、病院側は過去に患者からのクレームが少ない医師を採用しようとします。
 これは、病院がサービス業化している弊害の一つといえます。なぜなら、医療の専門性や実力ではなく、患者のご機嫌を取る医師が良い医師のようになっているからです。

ニセ医師を紹介するような会社を排除することが大切

--採用に際して、最も重要なことはなんでしょうか?

吉池 医師紹介会社に求められているのは、マッチングの質です。マッチングの質が低ければ、当然トラブルに発展します。そのため、事前調査が重要作業になります。
 例えば、「首都圏、大学病院、外科医、報酬2000万円」とオファーを出せば、かなりの数の応募が集まります。ところが、実際に面談をすると経歴がはっきりしない人も多く、インターネットで検索をすると、過去のトラブルが多数ヒットすることもあります。金銭トラブル、パワハラ、セクハラの経歴がある人は特にリスキーです。

 また、医師免許のコピーを提出するよう義務付けていますが、専門(認定医、専門医、学会)以外のことはわかりません。技量を測定することができないため、決裁責任者である院長や副院長にも会ってもらいますが、それでも実力までは見抜けないことが多いのです。
 会社員と同じように、医師にも労働組合があります。手厚く保護をされていますから、病院に適合しないからといって辞めさせることはできません。また質の悪い斡旋業者も増えてきました。着手金を振り込んだあと、連絡がとれなくなる業者もいます。
 先にも触れましたが、今年5月、福岡の紹介会社A社の紹介でニセ医師が眼科医として勤務し、コンタクトレンズの処方をしていた事件がありました。診察を受けた患者は800名以上に上りましたが、ニセ医師を紹介した会社は公にならず、受け入れ先の医療機関が実名報道されて大きな経営上のダメージを負っています。こういった人物を送り込んだ医師紹介会社にも処罰が下るべきです。

--医師と患者のトラブルは、対処がかなり難しそうですね。

吉池 実は患者側にも、トラブルメーカーがいます。例えば、病気をでっち上げる人です。入院は本人の意思に基づく任意入院と、自殺意図や反社会性を考慮に入れた都道府県知事命令による医療保護入院があります。ところが、借金の取り立てなどに耐えかねて、病院を駆け込み寺にする人がいます。取り立て側も、さすがに病院にまで来ることはできませんが、一歩間違えると人権問題などに進展することがあるので、慎重な対応が必要になります。

--医師は、病気以外にも対処を迫られることが多くあるのですね。

吉池 医師は治療に当たっても、非常に大きなストレスを受けます。例えば、がん患者に、死に至る副作用の危険がある薬剤を投与する場合、大きなストレスを強いられることになります。これだけのストレスを抱える仕事だからこそ、高い給与をもらえるともいえます。
 日本には200社以上の医師紹介会社があるといわれていますが、医師紹介会社研究所では、毎年そのうち上位100社の調査と実力評価を行っています。各紹介会社が医師と病院の正しいマッチングを誠実に行い、医療業界に寄与していただきたいと考えております。

--ありがとうございました。
(構成=尾藤克之/ジャーナリスト)

●尾藤克之(びとう・かつゆき)
東京都出身。ジャーナリスト/経営コンサルタント。代議士秘書、大手コンサルティング会社、IT系上場企業等の役員を経て現職。著書に『ドロのかぶり方』(マイナビ新書)、『キーパーソンを味方につける技術』(ダイヤモンド社)など多数。



http://www.m3.com/news/general/328132?dcf_doctor=true&portalId=mailmag&mmp=MD150607&dcf_doctor=true&mc.l=106227036
加茂病院の患者死亡:県が遺族と和解、358万円支払いへ /新潟
2015年6月7日(日)配信 毎日新聞社

 県は5日、加茂市の県立加茂病院に入院していた同市の女性(当時70歳代)が肺炎で死亡したのは、誤飲した義歯を発見・除去できなかったからだとして、遺族側が新潟簡裁に求めた調停に同意し、和解金約358万円を支払うと発表した。県議会6月定例会に関連議案を提出し、可決されれば調停が成立する。

 同病院は、応じた理由について「義歯を発見できなかったことで亡くなったわけではないが、患者や家族に精神的苦痛を与えてしまった」などと説明した。【真野敏幸】



  1. 2015/06/08(月) 05:51:40|
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