Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

5月3日 

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150504_11006.html
<新設医学部>東北薬科大、文科省の審査着々
2015年05月04日月曜日 河北新報

 来年4月の医学部新設に向け、文部科学省による東北薬科大(仙台市青葉区)の審査が進んでいる。同省の「大学設置・学校法人審議会(大学設置審)」は教員医師などの適格性を見極め、8月にも認可の可否を判断する。受験生らが気になる入試の概要は、夏以降に具体的に見えてきそうだ。
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<医師の人柄も検討>

 大学設置審の組織は図の通り。大学設置分科会が教員医師やカリキュラムを判定。学校法人分科会が財政状況などを検討する。
 「審査の最難関」とみられている教員医師の資格審査は、医学部教授ら十数人で構成する医学専門委員会が担う。委員の名前や人数は非公表だ。
 薬科大は約170人の教員採用候補者リストを提出した。同大医学部設置事務室の菅原健士室長は「新医学部には地域医療への貢献という特色があり、研究成果より診療実績が重視されるかもしれない。審査基準が分からず不安」と漏らす。
 文科省大学設置室は「医学部だからといって特段、審査が厳しくなることはない」と説明するが、医学専門委を務めた経験のある大学教授は「学生に教えた経験年数、論文数などを厳正に審査する」と打ち明ける。
 別の元委員も「医局を運営できるか人間性も見る。人柄の評判も検討の対象だろう」と話す。
 大学設置審は書類審査に加え、必要に応じて面接や実地調査も行う。5、6月に是正・改善箇所を付した審査意見を大学側に伝え、補正の機会を与える。

<受験者数は未知数>

 薬科大によると、他の医学部試験と同様の形式で来年1月下旬から2月上旬に実施する方向で調整している。新医学部は入試に面接を導入するのが特徴の一つ。面接官は薬科大病院の医師らが担う予定だ。
 入試要項の発表は夏以降になるが、大学案内は5月中にも出るとみられる。
 医学部を志望する生徒が多い仙台二高(青葉区)の進路指導担当者は「対策は生徒に任せている。東北大医学部志望がほとんどなので、どれだけ受験生がいるかは未知数だ」と話す。
 宮城県内の指定病院に10年間勤務を条件とした修学資金制度の影響を指摘する声もある。予備校の河合塾仙台校は「宮城出身者は受けやすくなる。国立大医学部コースからは例年約50人の生徒が私大医学部を併願するが、来年は70~80人程度に増えるだろう」と予測する。





http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0504/ym_150504_5495432983.html
群大と女子医大 病院の安全管理見直しが急務
読売新聞5月4日(月)1時2分

 高度な医療を提供するための安全管理体制が整っていなかった——。
 肝臓の腹腔ふくくう鏡手術を受けた8人が死亡した群馬大病院について、社会保障審議会の医療分科会は「特定機能病院の承認取り消しが相当」との意見書をまとめた。
 事故の重大性を考えれば、妥当な判断である。今後、厚生労働省が処分を正式決定する。
 最先端の医療を担う特定機能病院は、全国に86施設ある。その多くが大学病院だ。診療報酬の面などで優遇されている。
 群馬大病院には、安全管理部門が設置されていた。死亡事例が発生した際の報告制度もあった。だが、患者の死亡が続いても、診療科内で検証は行われず、担当部長や病院長に報告もされなかった。制度の形骸化は深刻である。
 分科会では、病院が作成した事故調査報告書の不備も問題となった。外部委員は調査委員会にほとんど出席を求められず、問題を起こした執刀医の聴取内容についても、十分に伝えられなかった。
 真摯しんしに原因究明に取り組み、再発防止につなげようという姿勢を著しく欠いている。
 群馬大病院では、開腹手術の死亡例も相次いでいる。全容解明に向けた再調査が求められよう。地域の基幹病院として、抜本的な体質改善が急務である。
 東京女子医大病院も承認取り消し相当とされた。禁止されている鎮静剤の投与により、小児が死亡する事故が起きたためだ。前例のない2度目の取り消しである。
 2002年に死亡事故の隠蔽で取り消し処分を受け、07年に再承認される際、東京女子医大病院は、安全管理や職員研修の改善策を厚労省に報告したはずだ。
 結果として、改善策は機能しなかった。安全軽視の根は深いと言わざるを得ない。
 2病院のほかにも、千葉県がんセンターで腹腔鏡手術の連続死が明らかになるなど、先進医療の安全性が問われる事例が相次いでいる。病院のガバナンス(組織統治力)の欠如が、医師の独善を招いていないか。
 厚労省は、大学病院などに集中立ち入り検査を実施することを決めた。特定機能病院の承認要件の見直しにも乗り出す。
 安全管理体制が有効に機能しているのか、患者の視点に立ってチェックしてもらいたい。
 高難度の手術を行う医師には、相応の技量が求められる。学会が中心になり、技量向上のための研修を充実させることも大切だ。



http://getnews.jp/archives/943190
過剰クレーマーに「孤立、ストレス、劣等感」の共通点 「寂しい独居老人」や「介護疲れの主婦」も逆上
DATE:2015.05.03 18:48 キャリコネ
ガジェット通信

 GWは仕事を休み、行楽に出かける人も多いだろう。しかし世の中には休めない人たちがいる。特に接客サービス業は、連休こそが書き入れ時だ。おかげで休みを快適に過ごせるのだから、もっと感謝されてもいい仕事ではないか。

 そんな接客サービス業で、最近特に問題になっているのが「過剰クレーム」だ。2015年4月24日放送の「おはよう日本」(NHK総合)では、「追いつめる社会」と題してその実態を追っていたが、そこには珍しく「加害者の論理」が紹介されていた。

40代男性「飲食店や工場などで非正規の仕事を転々し…」

 あるコンビニでオーナーが深夜勤務をしていると、おにぎりの温め中に男性客が店外に出ていってしまった。その客はしばらくして戻ってくると「食べようとしたら入っていなかった!」と怒鳴り散らし、オーナーに土下座を強要したという。

 このような理不尽かつ激しい感情的な批判を伴うクレームは、明らかに過剰なものだ。オーナーはこれがきっかけで店に近づくのも怖くなり、恐怖で深夜勤務ができなくなった。

 なぜ過剰なクレームが増え続けているのか。番組では過去に土下座をさせたことがある関東地方に住む40代の男性に話を聞いた。病院で長時間待たされたことに腹を立て、事務職員に土下座を求めた時のことをこう語る。

「自分は間違っていないという事を知らせたかったのかな、他の人にも」

 この男性は、飲食店や工場などで非正規の仕事を転々としてきた。「(上司からの)圧力がキツかったねえ。言われたことは全部やらなくちゃいけないと思うから。無理をして無理をして」と当時を振り返る。いまも仕事ができないでいるという男性は、胸の内をこう明かした。

「自分が厳しくされたことを世間に見せつけみたいなことをさせたい、という気持ちはあるかもしれない」

ストレスのはけ口を他人に求める「負の連鎖」も

 クレーム対応のコンサルティング会社を経営する援川聡さんは、1000以上の企業からクレームの相談を受ける中で、過剰なクレームをつける人に共通する傾向に気付いた。それは、孤立やストレスで社会のひずみの影響を強く受けている人たちだ。

「75歳、独居のお年寄り。家族とは疎遠な関係がうかがえる」
「50代、自分の母親の介護に疲弊している」

 援川さんは「劣等感や自分の『こうしたい』という欲望・希望が、思いどおりにならなかった時にクレームになっている」という見方を示した。

 取材にあたった水嶋大悟ディレクターは、過剰クレームを発する人の言葉の端々に「社会に対する強い不満」を感じたと話し、ストレスのはけ口を他の人に求める「負の連鎖」も起きていると感じたそうだ。

 一方、接客の現場では過剰クレーマー対策を練り始めており、過剰な要求に応えないとする研修も行われているという。名古屋市の市営地下鉄では、警察を招いた暴力に対する対応の仕方を学んでいた。

 番組を見ると「加害者の論理」にも同情するが、だからといって「弱いものがさらに弱いものを叩く」ことを放置すべきではない。まじめに働いている人が理不尽に被害者にならない工夫はもっと必要ではないか。「おもてなし」の名の下で、働く人に我慢を強要する世の中の風潮を根本的に変えるべきだ。(ライター:okei)


  1. 2015/05/04(月) 06:37:01|
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