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3月28日 

http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20150328ddlk28040527000c.html
人事:八鹿病院 管理者が退任 神戸大から4医師採用 /兵庫
毎日新聞 2015年03月28日 地方版

 公立八鹿病院組合(養父市八鹿町)は26日、人事異動(4月1日付)を発表した。

 細川裕平管理者が「一身上の都合」を理由に辞表を提出し、3月31日付で退任する。後任の管理者には、富勝治副管理者が就任する。細川管理者は26日に開かれた組合議会のあいさつで「経営改革に努力したが、十分な結果を出せなかった」と話したという。

 八鹿病院では経営方針を巡り医師らとの間に対立があり、昨年10月には反発する医師らが記者会見を開き、管理者の交代を求めていた。今月末には、外科医4人が退職。他に派遣終了など通常の異動も含め、公立八鹿病院から退職する医師は計8人となる。

 外科には、神戸大の医局から4人の派遣を受ける。他に新規に3人を採用し、内科・総合診療科などに配属する。【柴崎達矢】

 管理者以外で課長級以上の異動は次の通り(兼務は除く。退職は31日付)。

 【部長級】公立八鹿病院総合診療部長(公立八鹿病院救急科部長)倉橋卓男▽公立八鹿病院看護部長(公立八鹿病院副看護部長)山下ふみ代

 【副部長級】公立八鹿病院副看護部長(公立八鹿病院看護師長)植木佳代子

 【課長級】公立八鹿病院看護師長(公立八鹿病院看護科主任)三島啓子▽公立八鹿病院看護師長(公立八鹿病院看護科主任)向井純子▽公立村岡病院看護師長(むらおか訪問看護ステーション看護主任)西村里美▽公立八鹿病院総務課長(養父市より派遣)河辺正人▽公立村岡病院事務長(公立八鹿病院事務部付課長)和田修

 【退職】公立八鹿病院外科部長 菅澤章▽公立八鹿病院乳腺外科部長 水田誠▽公立八鹿病院外科部長(内視鏡外科)木島寿久▽公立八鹿病院呼吸器内科部長 塩田哲広▽公立八鹿病院組合参与 土江克彦▽公立八鹿病院副看護部長 岩本房子▽公立八鹿病院呼吸器内科医長 寺下聡▽公立八鹿病院外科医長 勢馬佳彦▽公立八鹿病院看護師長 小林朗子▽公立八鹿病院看護師長 宮下明美▽公立村岡病院看護師長 西村美鈴

〔但馬版〕



http://www.m3.com/news/general/307340?dcf_doctor=true&portalId=mailmag&mmp=MD150328&dcf_doctor=true&mc.l=94312920
腹腔鏡「だまされた」 群馬大病院の特定機能、取り消し検討
2015年3月28日(土)配信朝日新聞

 群馬大病院(前橋市)で腹腔(ふくくう)鏡による肝臓切除手術を受けた患者8人が死亡した問題で、厚生労働省の社会保障審議会医療分科会が27日、高度な医療を提供する「特定機能病院」の承認を取り消すかを検討した。未熟にもかかわらず難易度の高い手術を検証せずに繰り返し、死亡事故を止められなかった実態がわかってきた。患者への説明も不十分だった。

 ■「簡単に治る」信じた家族

 「簡単に腹腔鏡でできますよ」。男性医師は昨年1月、60代男性に言った。男性は胆管がんで同時に肝臓を切る手術を受けたが、5月に死亡した。

 手術前日、男性と説明を受けた妻は「1時間くらい難しい話をされ、腹腔鏡でいくように自然に話が流れた」と振り返る。開腹でも難しいが、医師は「患者の負担が少なく回復が早い」と利点を強調した。勧められるまま手術当日、A4判1枚の同意書に署名した。

 手術は13時間かかった。医師は「無事に終わりました。悪いところは全部取りました」とだけ言った。

 翌日から歩く練習を指示され、男性はすぐに退院できると思っていた。だが、胆汁が漏れて感染症にかかり、手術の97日後に出血性ショックで死亡した。医師は「輸血が間に合わなかった」と話し、手術のまずさには触れなかった。

 実際は、手術中に動脈を損傷し、肝不全や縫合不全につながった可能性があることが病院の調査でわかった。しかし、それを病院が妻に伝えたのは、今月1日だった。妻は「不自然な症例が1、2例出た時点で、なぜ病院が気づけなかったのか」と憤る。

 別の60代男性は約3年前、肝細胞がんで手術を受けたが、66日後に多臓器不全で死亡した。一緒に医師の説明を聞いた妻は「『2週間で簡単に治るので腹腔鏡にしましょう』と言われ、同意書にサインした」と話す。ほかの選択肢や危険性についての説明はなかったという。

 男性は手術の後、体内で出血が止まらなかった。妻は病状や退院のめどを数回尋ねたが、男性医師ははっきりとは答えてくれず、別の医師も不機嫌そうに「治す方が先でしょ」と言うだけだったという。

 病院の調査では、この手術でも手術中の操作に何らかの問題があり、早期に再手術をすべきだったと指摘した。妻は「だまされた。分かっていたら群大に行かなかった」と悔やんだ。(上田雅文、井上怜)

 ■技量かなり低い・院内調査も不十分 専門家指摘

 執刀医の技量や資質の問題なのか、閉鎖性など病院全体の構造的な問題なのか。厚労省の審議でも大きな焦点だ。

 「血の海の中で手術しているような状態。技量はかなり低い」。被害対策弁護団に検証を依頼された専門医は、男性医師の手術のビデオを見てそう述べたという。剥離(はくり)や止血の操作も稚拙で、電気メスで肝臓にやけどをさせていた。

 日本肝胆膵(かんたんすい)外科学会の宮崎勝理事長は「どう考えても死亡率が高い」と指摘する。

 亡くなった8人の腹腔鏡手術は保険適用外で高難度。特に3人は胆管も同時に切除し、切り口を小腸と縫合するが、細かい作業が必要で不完全になりやすく、開腹でも難しい。

 ある大学病院の肝胆膵外科医は「腹腔鏡のプロ中のプロしかやってはいけない症例。執刀医の功名心というか、実績作りとしか思えない」と話す。男性医師は昨年4月、日本外科学会で「手技の工夫でおおむね良好な結果と期待される」と発表した。

 病院の対応のまずさも際だつ。男性医師は2010年12月から腹腔鏡手術を始め、最初の1年余で4人死亡したが上層部は昨年6月まで把握できなかった。病院の事故調査委員会の学外委員5人のうち、顧問弁護士を除く医師4人は議事録や執刀医への事情聴取の内容を知らされていなかった。病院側は「報告書案を複数回送り、議論はできている」としている。

 日本医療安全調査機構の木村壮介・中央事務局長は「調査の透明性、信頼性を高めるには外部委員の判断が重要だが、病院内部で実質上決めたもので客観性がない。やっていないと同じと言わざるをえない」と批判する。(田内康介、桜井林太郎)

 ■報告書に疑問の声

 分科会は非公開。厚労省によると、病院の最終事故調査報告書の信頼性を疑問視する声が上がった。

 分科会では、病院が設けた事故調査委員会の学外委員5人のうち3人は9回の会合のうち初回しか呼ばれず、1人は全く参加していなかったことが報告された。分科会の専門家からは「学外委員の意見が十分に反映されなかった懸念がある」との意見が出た。

 病院側は近く、学外委員も参加する会議を改めて開き、報告書の作成過程に問題がなかったかを検証し、厚労省に報告する。

 ◆キーワード

 <群馬大病院の肝臓切除手術問題> 2010~14年、第2外科で腹腔鏡手術を受けた93人のうち8人が手術後100日以内に死亡した。いずれも40代の男性医師が執刀した。今月公表された病院の事故調査委員会の最終報告書では8人全員の診療で「過失があった」と認めた。同じ医師による開腹手術でも10人が死亡しており、病院は調査を進めている。



http://www.m3.com/news/iryoishin/307446?dcf_doctor=true&portalId=mailmag&mmp=MD150328&dcf_doctor=true&mc.l=94312922
医療維新
群大病院の報告書作成過程に疑問も、医療分科会
東京女子医大とともに引き続き審議の方針

2015年3月28日(土)配信高橋直純(m3.com編集部)

 厚生労働省の社会保障審議会医療分科会(会長:楠岡英雄・国立病院機構大阪医療センター院長)が3月27日に開催され、特定機能病院の承認を取り消すか否かの議論が進む東京女子医科大学病院と群馬大学医学部附属病院の2病院について、引き続き並行して審議を行っていくことが確認された。群大病院については、3月に提出された最終報告書の作成過程において、外部委員がほとんど出席していないなどの問題が指摘されていることが報告された。群大病院は早急に外部委員を交えて再度、会議を開くと説明している。

 分科会は非公開で行われ、終了後に厚労省医政局総務課が審議内容を説明した。群大病院の最終報告書を巡っては、検証委員会の外部委員5人のうち、大学の顧問弁護士を除く4人は昨年8月に開かれた初回しか参加していないことが報道により明らかになっている。検証委員会は全部で9回開催されており、一部の委員は最終報告書の内容を承諾していないという報道もある。

 報道で知った厚労省が群大病院に問い合わせたところ、外部委員の出席状況について認めた上で、「納得していない委員がいるかについては明確な答えがなかった」(総務課)。病院側は早急に外部委員を交えた会議を開催すると説明しているという。最終報告書の内容が変わる可能性もあるとして、群大病院からの報告を待った上で次回の審議を行うと判断した。

 東京女子医大については、被害者連絡会が3月25日に厚労省に渡した資料なども提出された。過去にも特定機能病院の承認を取り消され、再承認された経緯があることから、委員の間で、「実効性のある再発防止策を示す資料を求める」ことで意見が一致した。

 両病院に共通する点としては、大学病院としてのガバナンスや内部検証体制、インフォームドコンセントの在り方などを中心に議論がなされ、委員からは厳しい意見が出たという。次回の日程は未定だが、厚労省は月1、2回のペースで並行して審議を行っていくと説明している。


  1. 2015/03/29(日) 05:42:08|
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