Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

1月10日 

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2015/01/10/kiji/K20150110009606630.html
標識見間違えた 救急車が道路降り口誤る 20分到着遅れ 女性は死亡
[ 2015年1月10日 19:26 ]  スポーツニッポン

 兵庫県姫路市消防局は10日、飾磨消防署(姫路市)の救急車が心肺停止状態の30代女性=同市=を病院に救急搬送する際、自動車専用道路の降り口を誤り病院への到着が約20分遅れたと明らかにした。女性は搬送先の病院で死亡が確認された。標識を見間違えたのが原因としている。

 消防局によると、死因は窒息死。救急隊が女性宅に到着時、女性が既に心肺停止状態だったことや体温が下がっていたことなどから、診断した医師は「遅れと死亡の因果関係はない」と説明したという。

 10日午前1時45分ごろ、女性の家族から「食べ物が喉に詰まり、呼吸が止まっている」との119番があった。救急隊が女性宅から約20キロ離れた病院に搬送中、播但連絡道豊富ランプで降りるべきところを、数百メートル手前の山陽姫路東インターチェンジ(IC)から山陽自動車道下り線に入った。すぐに直近のICで降りて引き返した。

 救急搬送中、隊員が女性に心臓マッサージや人工呼吸などをしたが、状態に変化はなかったという。



http://www.asahi.com/articles/ASH1B1SLJH1BUHBI003.html
第一三共の米法人、リベートの疑い 医師らに講演料名目
ニューヨーク=中井大助
2015年1月10日13時41分 朝日新聞デジタル

 米司法省は9日、第一三共の米法人が自社の製品を処方してもらおうと医師らに違法なリベートを支払っていた疑いがあり、解決のため3900万ドル(約46億円)を米政府などに支払う和解で合意したと発表した。和解の条件として、第一三共は米厚生省との間で、内部のコンプライアンス改革を進めるという覚書も交わす。

 司法省によると、第一三共は2004年から11年にかけて、医師らを豪華な夕食会に招くなどしたうえで、講演料の名目でリベートを支払っていた疑いがあるという。医師が事務所で自らのスタッフだけに話していたような場合でも払っていたらしい。

 リベート支払いの疑いは、第一三共の元営業担当の内部告発によって判明した。米政府に支払われる額のうち、610万ドル(約7億3千万円)はこの元営業担当が受け取る。(ニューヨーク=中井大助)



http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150110-OYT1T50044.html
第一三共の米法人罰金46億円…医師にリベート
2015年01月10日 18時42分 読売新聞

 【ニューヨーク=越前谷知子】米司法省は9日、製薬大手の第一三共の米国法人が、自社の薬が処方されるように医師らにリベートを渡していたとして、反キックバック法違反で米政府などに罰金3900万ドル(約46億円)を支払うことに同意したと発表した。


 発表によると、第一三共は2004年から11年にかけて、医師らを講演会や夕食会に招き、講演料の名目で金銭を支払った。

 不正の発覚は、同社の元営業担当者の内部告発がきっかけで、米政府は告発者に610万ドルの報奨金を支払う。



http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015011002000241.html
第一三共に罰金46億円 告発者には報奨金7億円
2015年1月10日 夕刊 東京新聞

 【ニューヨーク=吉枝道生】米司法省は9日、製薬会社「第一三共」の米国法人が、自社の医薬品を処方してもらうため医師に違法なリベートを渡していたとして、虚偽請求取締法違反で米政府などに罰金3900万ドル(約46億円)を支払うことに同意したと発表した。
 司法省によると、第一三共は2004~11年に医師らを講演会の講師などとして招き、豪華な食事を提供し、謝礼として金銭を支払った。講演を聴いているのが医師の同僚だけだったり、講演会自体が事前に中止になっているのに謝礼が払われたりしたケースがあったという。
 不正は元営業担当者の内部告発で発覚した。告発者は報奨金として610万ドル(約7億2000万円)を受け取る。



http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/585178.html
丸瀬布厚生病院「週刊院潮」400号突破 平山院長1人で執筆、発行 医療問題分かりやすく
(01/10 16:00)北海道新聞

 【遠軽】丸瀬布厚生病院の平山典保院長(66)が発行する広報紙「週刊院潮」が、昨年末で400号を突破した。今年で着任20年。「地域医療をどう守るか、町や地域の人たち、病院職員と一緒に考える年になる」と話している。

 平山院長は名古屋市出身。東京の病院に勤務していたが地域医療を志し、1995年秋に道地域医療振興財団の紹介で、47歳で同病院に着任した。小泉純一郎政権による診療報酬のマイナス改定で地域医療の厳しさが増したことを契機に、病院や医療をめぐる状況を患者や地域の人々に知ってもらおうと2006年に発行を始めた。

 お盆と正月を除いて毎週金曜に発行。メーンの記事は、診療報酬の仕組みや病院の経営状況といったその時々の話題のほか、高血圧や糖尿病の予防法などを分かりやすく紹介する。「院長のひとり言」は、いわば身辺雑記。好きな詩も毎週選んで掲載している。

 執筆、写真撮影、レイアウトを1人でこなす。500部を印刷し、病院窓口に置くほか、道内の各農協や厚生病院に送っている。

 「初めは400号まで行くとは全然思っていなかった。出し始めたら地域の人が熱心に読んでくれるようになった」。300号を越えると、ペンネーム朝霧丸さんの4こま漫画が始まるなど「応援団」も増えた。

 診療報酬のマイナス改定が続く一方、人口減や消費税増税で地域医療をめぐる状況は厳しさを増すばかりだ。そんな中、国は入院から在宅医療への移行を進めている。平山院長は「これまでも在宅医療を行ってきたが、新年度は町全域での在宅医療と初期診療を担う、時代に合った医療機関となる作業が求められる」と話している。(加藤敦)

G3注:丸瀬布(まるせっぷ)厚生病院. 北海道紋別郡遠軽町丸瀬布新町 一般24床療養26床



http://www.asahi.com/articles/ASH1B5FQSH1BPITB00G.html
93人がインフルエンザ院内感染 肺炎で1人死亡 広島
根津弥2015年1月10日19時51分 朝日新聞 広島

 医療法人社団仁慈会が運営する広島県竹原市の「安田病院」や病院と隣接する介護老人保健施設「まお」で、入院患者と入所者、職員の計93人がA型インフルエンザに感染したことがわかった。広島県が10日、発表した。病院に入院していた女性(81)がインフルエンザによる肺炎で死亡したという。

 仁慈会と県によると、入院中の男性が先月26日に症状を訴え、今月5日には19人が発症。10日までに患者46人、入所者20人、職員27人の感染が確認された。亡くなった女性は骨折で入院中で、9日夜に死亡した。80代の男性患者も重症化したが、快方に向かっているという。

 県はインフルエンザの院内感染と断定し、7日と10日に立ち入り調査。病院側に対して感染拡大防止を指導した。県が10日に開いた記者会見に同席した仁慈会の安田克樹理事長は「対策はとってきたが、感染力が強かった。亡くなった方やご家族におわびしたい」と述べた。安田病院は総合病院で、先月26日時点で入院患者は175人。介護老人保健施設「まお」の入所者数は66人(同日時点)。(根津弥)



http://www.sanin-chuo.co.jp/newspack/modules/news/article.php?storyid=1310304172
インフル集団感染1人死亡、広島 男性患者、院内歩き拡大
(共同通信社)('15/01/10 山陰中央新聞)

 広島県竹原市の安田病院は10日、入院患者や職員ら計93人が院内でインフルエンザに集団感染し、入院していた女性患者(81)が死亡したと発表した。

 病院によると女性は5日に発症し、インフルエンザ肺炎で9日に死亡した。感染者は入院患者46人、病院と同じ医療法人が併設する介護老人保健施設「まお」の入所者20人、両施設の職員27人の計93人。県の医務課によると10日現在、有症者は30人に減少したという。

 病院側は「説得はしたが、最初に感染した男性患者が院内を歩き回るのを止めることができなかった」と説明。「感染が広まり、申し訳なく思う」と入院患者と家族に謝罪した。



http://www.nnn.co.jp/news/150110/20150110005.html
鳥取市に腎不全外来開設 吉田教授に聞く
2015年1月10日 日本海新聞

 日本透析医学会と日本移植学会の理事を務める奈良県立医科大付属病院の吉田克法教授(61)が昨年12月、鳥取市里仁の「さとに田園クリニック」(太田匡彦院長)に腎不全外来を開設し、診療を始めた。開設の経緯や思いを聞いた。

「鳥取での透析治療、移植医療の意識改革の助けに」と話す吉田教授=鳥取市里仁のさとに田園クリニック
 -鳥取での外来開設に至るいきさつは?

 「私は、さとに田園クリニックの太田院長のかつての上司であり、同僚だった。末期腎不全の患者、そして合併症を伴う患者が非常に増えていて、現スタッフだけでの対処が困難になりつつあるとみた。週1回ではあるが患者管理に携わることにした。県東部の透析患者さんの症状管理の助けになれば」

 -外来での役割は。

 「腎臓病の透析治療はもちろんだが、透析治療を少しでも遅らせられるような食事や生活習慣改善などの重要性を、しっかり患者の皆さんに理解してもらえるよう働き掛けることもある。患者には命綱であるシャント(血液透析を行う際に十分な血液量が確保できるよう動脈と静脈とを体内か体外で直接つなぎ合わせた血管)の管理、トラブルへの対応もしっかりやっていく」

 -腎移植についても専門だ。

 「腎不全の最も素晴らしい治療法は移植と思っている。外来開始早々、移植希望の相談を1組から受けた。大学病院では180例の移植手術を執刀したので、具体的で細部にわたった説明を移植希望者やその家族にできると思う」

 「県内では腎移植できる施設が西部のみ。移植医療機関が近くにないと、どうしても患者の関心が薄くなり、関心に地域差が出てしまう。公開講座などで、県東部の皆さんに移植医療が一般的治療と認識されるような働き掛けができたら」

 -行政が関わる問題も多い。

 「(行政の)災害時の患者対応に注目している。水と電気を必要とする透析患者は災害による影響をとても受けやすい。私自身、奈良県で県と県医師会による災害時の血液透析患者の受け入れ態勢を構築中。鳥取での対応も関心を持って見守りたい」



http://www.cabrain.net/news/article/newsId/44661.html
感染性胃腸炎、医療機関で集団発生相次ぐ- 二次感染防止で保健所が指導
2015年01月10日 09時00分 キャリアブレイン

 医療機関でノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の集団発生が相次いでいる。千葉県は8日、同県内の医療機関で入院患者と職員の計48人が下痢や嘔吐を訴え、このうち5人からノロウイルスが検出されたと発表。奈良県も4日に病院で集団発生が起きたことを公表した。同県は、感染した疑いのある人の嘔吐物や便を処理する際、ノロウイルスに有効な消毒液を使用するよう勧めている。【新井哉】


 千葉県によると、今月5日に南房総市内の医療機関から安房保健所に、複数の入院患者と職員に嘔吐や下痢の症状があるとの通報があった。保健所で検便を行ったところ、発症者5人からノロウイルスを検出。保健所はノロウイルスによる集団感染と判断した。

 入院患者37人と職員11人の計48人に嘔吐や下痢などの症状が出たが、重症者はいなかった。保健所はこの施設に対し、入院患者と職員の健康観察に加え、消毒方法などの衛生指導を行った。

 千葉県以外でも、先月から今月にかけて奈良と福岡の両県の医療機関で集団発生が起きた。奈良県が明らかにした大和郡山市内の病院の集団発生では、11歳から89歳までの計18人が発症。県は、嘔吐物などを処理する時には、マスクを着用した上で、十分な換気を行いながら、ノロウイルスやロタウイルスなどに有効な次亜塩素酸ナトリウムなどの消毒液を使うといった二次感染防止の徹底を求めている。

 福岡県でも先月、北九州市の病院と糸島市の医療機関で集団発生があった。北九州市保健所は入院患者12人が発症した病院に対し、施設内の消毒など二次感染予防に関する指導を実施。糸島保健福祉事務所も、入院患者と職員の計25人が下痢や嘔吐の症状を訴えた医療機関を調査。ノロウイルスの検査で12人が陽性と報告されたことから、手洗いの徹底など感染拡大防止の指導を行ったという。



http://www.mededge.jp/b/heal/6867
英国の診療所に日本風?当日予約が論文になってしまう
「早く診てほしい」の希望がなかなかかなわない

2015年1月11日 3:30 AM  Medエッジ

 英国の有力雑誌では、診療所の当日予約が論文になってしまう。
 日本では医療機関にはいつでもいけるが、海外ではそうはいかない。国柄の違いをうかがい知れる。

当日の予約が難しい国

 有力医学誌のBMJ誌で2014年12月12日に報告されたものだ。
 スコットランドのとある診療所が、新たな診察予約システムを作り出したとして、話題が掲載されている。
 要するに、診療所の当日予約だ。
 英国では、基本的に医療機関では事前の予約が必要で、専門の医療機関にいく場合には、診療所を介して予約を入れる必要がある。日本とは、ちょっと違っている。
 当日の予約を入れるのは難しい。
 スコットランドのウェストゲート診療所では、当日予約のシステムを入れたとして取り上げられている。
 「波にあらがう」と論文では表現しており、「波に止まれと命令した話」のカヌート11世紀といった故事まで引いて大げさに扱っている。

1日に60人までを診ている

 診療所では毎朝、早く診てほしいという人から電話を受ける。「少し待つことになるかも」という説明をした上で、10時半に20人、11時に20人、11時半に20人という流れで予約を受け付ける。
 「延長時間に予約したいという希望はとても少ない」「救急治療に対する患者の要求を満たしている」と報告した医師らは説明。毎朝最低4人の医師が4、5人から最大60人までの来院者を見ているという、
 このシステムを始めてから、診てもらいたい医師に診てもらうようになっているという。
 「他の診療所にもシステムの導入を勧めている」という。
 日本では当たり前のような風景だが、英国では珍しく見えるのだろう。

文献情報
Neville R et al. The King Canute GP appointment system. BMJ. 2014;349:g7228.
http://www.bmj.com/content/349/bmj.g7228



http://www.mededge.jp/b/tech/6869
メーカーがスポンサーの臨床試験、薬の評価は潔白か?
心臓病のある人を対象としたもので検証、スタチンの効果に差はあるか

2015年1月11日 4:30 AM Medエッジ

 コレステロールを下げる薬「スタチン」について、メーカーがスポンサーになった臨床試験で結果がゆがめられるかが検証されている。結果としては、ごく一部にゆがんだ結果が出る可能性があるということだ。

総合的に過去のデータを分析

 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのフセイン・ナージー氏らの研究グループが、有力医学誌のBMJ誌で2014年10月3日に報告している。
 研究グループは、心臓病があるか発病の危険がある成人を対象として、スタチンと対照となるニセ薬で比較する非盲検試験および二重盲検無作為化試験について、1985年1月から2013年3月10日に出版された文献のデータベースと関連記事一覧を基に調べている。50人以上を対象としたもので、4週間以上続いたものだけを検証対象としている。
 183のスタチンについての臨床試験が抽出できて、そのうち103が2つのグループを比べた臨床試験だった。
 無作為抽出したエビデンスを全体でまとめて分析すると、スタチンが多くなるほど、LDLコレステロールをより大きく下げられるという結果になった。
 概して、投与量が多いほど、ベースラインのLDLコレステロール値は高かった。元々、悪い人が対象になっている人が多いわけだ。

結果の一貫性には疑問も

 メーカーがスポンサーであるか否かで、差はなかった。むしろメーカーがスポンサーになった臨床試験の方が、LDLコレステロールの平均的な変化が小さかったくらいだ。
 研究グループの分析では、メーカースポンサーだからと色が付くわけではないという結果だ。
 ただし、同じスタチンを使うにしても、メーカーがスポンサーの臨床試験とそれ以外の臨床試験の間には、効果に差がある場合が見られたようだ。結果の一貫性には疑問符が付いた。
 条件が同じであれば、結果も同じというのが好ましい。
 疑いの目が向けられやすいご時勢だけに、潔白な臨床試験がますます求められる。

文献情報
Naci H et al. Industry sponsorship bias in research findings: a network meta-analysis of LDL cholesterol reduction in randomised trials of statins. BMJ. 2014;349:g5741.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25281681



http://mainichi.jp/area/niigata/news/20150110ddlk15040105000c.html
提訴:修学資金の返済求め魚沼市 元医学生相手取り /新潟
毎日新聞 2015年01月10日 地方版

 医師として市内で勤務することを条件に修学資金を貸与したのに退学後も返済されていないとして、魚沼市は山形県出身で元医学生の30代男性を相手取り、計360万円を支払うよう求める訴えを新潟地裁長岡支部に起こした。

 訴状によると、男性は東海大医学部に在学中の2011年4月〜12年3月、条例に基づいて同市から修学資金計360万円を貸与された。しかし、13年3月末に同大を退学。市が返済を求めたが、要請に応じなかったとしている。

 男性は同市や宮城県栗原市など4市から少なくとも計3080万円の貸与を受けているが、いずれも返済していない。この問題では栗原市が山形地裁に提訴し、男性に利息を含め約930万円の返済を命じる判決が確定している。【湯浅聖一】



http://apital.asahi.com/article/local/2015011000005.html
病院が公開講座 市民と医師に信頼関係 川崎
神奈川

2015年1月10日 朝日新聞 (本紙記事より)

 【河井健】 川崎市幸区の川崎幸病院(326床)が主催する公開講座「かわさき健康塾」の受講者が、開始から2年余で約3万7千人(874講座)に達した。地域住民の健康や病気予防につなげたいと、同院の医師らが無料で開講してきた。求めがあれば学校や企業などにも出向く。「地域に密着し、身近に感じてもらうことで、病院を選んでもらいたい」との狙いもある。

 「以前は乳房を取ってしまう手術が多かったが、今では温存する手術が標準的です」。昨年11月下旬の午後、市産業振興会館(幸区)の研修室。約40人の受講者を前に、同院外科医長の池田博斉医師が、乳がんの検査と治療法を分かりやすく説明していた。川崎区の笠原勝美さん(71)と幸区の川久保佳子さん(68)は受講の常連。健康塾で知り合った。「先生の話は分かりやすく、親近感がわく」と笠原さん。川久保さんも「聞いた話を健康に役立てています」。

 健康塾は2012年10月に始まった。周辺の公共施設などで開講し、連携する約600人の開業医らも講師を務める。定員は数十人から500人弱程度。昨年11月には一般講座を21回、出前や出張講座も計12回開いた。テーマは「コレステロール」「糖尿病」など幅広い。「生活習慣病に関する講座が多いですね」と同院を運営する社会医療法人財団「石心会」の紀平浩幸・広報室長は話す。

    *

 同院は1973年、幸区の別の場所で開院した。2012年6月、救急や高度医療に特化した地上11階建ての病棟を新築し、JR川崎駅近くの現在地に移転した。同区を含む川崎市南部と、隣接する横浜市鶴見区などを診療圏にしている。

 川崎市南部(川崎、幸、中原区)には、市立川崎、市立井田、関東労災、日本医大武蔵小杉など、数百床規模の病院が集まる。12年3月時点の市南部の病床数は4843床に上り、県の基準より784床も多い。

 市医療政策推進室の多田貴栄室長は「川崎市は市域が細長く、横浜市とも行き来しやすい」と指摘。こうした地域特性は、両市民が市域にこだわらず、病院を選択することにもつながる。

 横浜市鶴見区には、07年開院の済生会横浜市東部病院(560床)がある。川崎幸病院からは直線距離で1・6キロほどだ。東部病院も生活習慣病などをテーマに公開講座を開く。

    *

 川崎市南部の市立2病院も、がんや糖尿病などをテーマに講座を開講。市病院局経営企画室の関広文・担当課長は「講座は病気や予防法について市民に知ってもらうとともに、病院の強みや医師らをPRする一つの有効な手段でもある」と語る。


  1. 2015/01/11(日) 06:04:57|
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