Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

12月4日 

http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/1412/1412009.html
日本版NIHは1,400億円の予算をどう使いこなすのか
内閣府参事官・板倉氏が解説

[2014年12月3日] MT Pro / Medical Tribune

 昨年(2013年)6月,アベノミクスの第三の矢である「日本再興戦略」で,医療分野の研究開発の司令塔を担う「日本版NIH」の創設がうたわれた。今年5月には関連法案が成立し,現在は「日本医療研究開発機構」(Japan Agency for Medical Research and Developement;AMED)として来年4月の発足に向けた準備が進んでいる。年間1,400億円にも上る予算はどのように配分され使われるのか。大阪大学で開かれた未来医療セミナー(主催:未来医療交流会)で,内閣府の日本医療研究開発機構担当室参事官の板倉康洋氏が,AMEDの役割と予算について説明した。

支援体制の一本化による基礎・臨床研究の強化が望まれている

 日本は基礎には強いが臨床応用に弱いといわれる。しかし,医療分野における論文数は基礎分野でも近年落ち込んでおり(図1),臨床のみならず基礎研究の強化も今や課題となっている。また,日本の製薬・医療機器メーカーは,企業規模が小さくベンチャー企業が少ないためリスクを負いづらい環境にあり,そうした弱点は貿易収支の赤字に表れている(図2)。一方,国においても医療分野の研究開発支援がこれまで文部科学省・厚生労働省・経済産業省にまたがってばらばらに行われてきており,これらの課題の解決が求められている。
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AMEDは自ら研究開発しない

 基礎から実用化までの切れ目のない研究開発支援が期待される中,その司令塔機能を担うべく来年4月に設立されるAMEDは,次の4つの業務を担う見通しだ。1つ目は,研究開発と環境整備。AMED自ら研究開発を行うわけではなく,例えば再生医療研究への支援やその研究に必要な機器の整備といった業務である。2つ目は,研究成果の普及・活用の促進で,医薬品開発の基礎研究の成果を製薬企業に紹介し,実用化を促進するといった例が想定されている。3つ目は,研究開発環境整備に対する助成(補助)で,バイオ医薬品の製造技術開発や臨床研究実施への補助などである。4つ目は,国内外の研究・技術開発の動向調査や研究成果の広報,研究を通じた国際協力などの付帯業務である。

 アカデミアのシーズを生かして日本で開発された医薬品には,アクテムラ・ポテリジオ・ザーコリ・Mekinist・オプジーボなどがある(表)。こうした成功事例を増やし産業競争力を強化するには優れた研究シーズを製薬企業に転用した橋渡し研究が欠かせない。AMEDでは,実用化を視野に入れた研究開発の支援を,政府の「健康・医療戦略推進本部」(本部長:内閣総理大臣)が作成する「医療分野研究開発推進計画」に基づいて,トップダウンで行うことになる。
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『研究費,出したら終わり』は終わり

 具体的にAMEDではどのようにして研究のマネジメントを行うのか。

 予算はまず,政府の健康・医療戦略推進本部が決めた予算配分方針に基づいて文部科学省・厚生労働省・経済産業省が財務省に要求する。その後,3省がAMEDへ補助金を交付し,AMEDが一括して研究者へ配分する。AMEDには基礎・臨床研究や治験,創薬に関する豊富な経験を持つプログラムディレクター(PD)とプログラムオフィサー(PO)が置かれ,彼らが個別の研究テーマの選定や進捗管理・助言などを行い,研究が実用化に向かっているかを厳しくチェックすることで,研究のマネジメントが行われる(図3)。
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 AMEDにはこの他,研究費の不正使用や研究における不正行為の監視機能と監査機能も設けられる。また,世界の知財の動向を分析するシンクタンク機能をつくり,知財取得に向けた研究者対象の相談窓口も置かれる。臨床研究に対しては,研究拠点の体制整備やデータマネージャー・プロジェクトマネージャーの配置といった形での支援など予定しているという。

 板倉氏は「『研究費は出したら終わり』といった批判が国に向けられることもあったが,AMEDでは研究の進捗を厳しくチェックし,適切にアクセル・ブレーキを踏んでいく予定だ」と述べている。

政治のリーダーシップが予算配分を決める

 2016年度のAMEDの予算要求額は1,431億円。これに,内閣府に計上される「科学技術イノベーション創造推進費(2016年度概算要求額500億円)」の一部が「調整費」として充当される。医療分野における国の予算にはこの他,研究者からの発意によるボトムアップの基礎研究へ配分される650億円と国立高度専門医療研究センター・理化学研究所・産業技術総合研究所など国の研究機関に充てられる750億円がある。AMEDと国の研究機関に流れる,調整費を含む計2,000億円以上の予算の配分は,健康・医療戦略推進本部が,政治の強力なリーダーシップによって重点分野を戦略的に定めた上で決めていく。

 板倉氏は「『縦割り』といえば『省益をかけた官僚の戦い』といったことが話題になるが,そうしたマインドで仕事をする者は若い世代にはもういない。本当に成果の上がるファンディングをし,日本の未来を考えて仕事をしたい。研究者の皆さんからもアイデアを頂いてAMEDをつくっていきたい」と語った。

(宮下 直紀)



http://www.portfolio.nl/bazaar/home/show/709
オランダでの病院入院日数、欧州でもかなり少なく
2014.12.04 ポートフォリオ・バザール(オランダニュース)
オランダでは日帰りで出産したりガンの手術後も簡単な場合には1日で退院するなど、日本と比べると病院での入院日数は驚くほど少ない。本日OECDとオランダの中央統計局CBSが発表した2012年の統計結果によれば、オランダでの入院日数平均は他の欧州諸国に比較しても少ないことがわかった。

出産で入院するのは手術をしたり問題がある場合のみで、この場合の平均入院日数は1.9日となっている。欧州でこれより短期間なのはイギリスのみ。最も長いスロバキアでは出産後平均5.1日間入院している。欧州全体平均では3.6日となっている。心臓発作の場合でもオランダは平均5.6日と平均の7.1日より少ない。ドイツでは一番長く10.3日入院する。

欧州では2000年から2012年にかけて平均入院日数が下がっている。これは病院の効率化とコスト削減が背景にあるという。オランダでは病院での入院を最小限にし、在宅での治療に重点を起き医療費削減を図っている。

《下記の翻訳》
http://www.cbs.nl/nl-NL/menu/themas/gezondheid-welzijn/publicaties/artikelen/archief/2014/2014-4188-wm.htm
Kort in het ziekenhuis, weinig rokers: Nederland vergeleken met de EU
Webmagazine, donderdag 4 december 2014 9:30


Vergeleken met andere Europese landen liggen we in ons land niet lang in het ziekenhuis: voor een bevalling nog geen twee dagen, voor een acuut hartinfarct nog geen zes dagen. Ook telt Nederland relatief weinig rokers. Dit blijkt uit de tweejaarlijkse publicatie Health at a Glance: Europe van de OESO en de Europese Commissie.

Minder dan 2 dagen in ziekenhuis voor bevalling

De opnameduren in ziekenhuizen in ons land zijn relatief kort. Een vrouw die voor een bevalling naar het ziekenhuis gaat, blijft daar gemiddeld 1,9 dagen. De gemiddelde opnameduur daarvoor in de Europese Unie is 3,6 dagen. Het langst (5,1 dagen) is de opnameduur in Slowakije.
Een opname na een acuut hartinfarct duurt in Nederland gemiddeld 5,6 dagen. In Duitsland is dat bijna het dubbele, 10,3 dagen. De gemiddelde opnameduur is overigens in alle landen gedaald tussen 2000 en 2012. Praktische richtlijnen voor ziekenhuizen en de wijze van bekostiging van de ziekenhuiszorg zijn, naast de behoefte van de patiënten, onder andere redenen waarom opnameduren in de diverse landen uiteenlopen.

Gemiddelde duur ziekenhuisopname, 2012
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Percentage dagelijkse rokers, bevolking van 15 jaar en ouder, 2012

Weinig rokers in Nederland

Nederland behoort met 18,4 procent dagelijkse rokers tot de landen met relatief weinig rokers. Het EU-gemiddelde ligt op 22,8 procent. In Griekenland rookt 38,9 procent van de bevolking (15-plus). In alle landen roken meer mannen dan vrouwen, behalve in Zweden, het land met de minste rokers. Het percentage rokers is in alle landen gedaald vergeleken met het begin van deze eeuw. Op de lange termijn heeft deze daling een drukkende invloed op het aandeel sterfgevallen door longkanker. De huidige relatief hoge sterfte door longkanker in Nederland weerspiegelt de relatief hoge aandelen rokers in vorige decennia. Met 72,4 op de 100 duizend personen heeft Nederland een van de hoogste sterftecijfers door longkanker binnen de EU, waar het gemiddelde op 55,2 per 100 duizend ligt.
Percentage dagelijkse rokers, bevolking van 15 jaar en ouder, 2012
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Groei uitgaven per inwoner aan gezondheidszorg
Groei gezondheidszorguitgaven omlaag
In de periode 2009-2012 zijn de zorguitgaven per inwoner in ons land met 2,2 procent per jaar gestegen, een halvering vergeleken met de groei van 5,2 procent tussen 2000 en 2009. In de Europese Unie daalden deze uitgaven gemiddeld met 0,6 procent per jaar, na een jaarlijkse groei van 4,7 procent (periode 2000-2009).
Groei uitgaven per inwoner aan gezondheidszorg 1)
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Greoi uitgaven zorg in Europa
1) Gemiddelde groei per jaar, in procenten, gecorrigeerd voor inflatie
Bron:

Health at a Glance Europe 2014
http://www.cbs.nl/NR/rdonlyres/6EF55D8D-994F-45BA-9AA1-C6B385A5EBEA/0/HAGEuropePDFlight.pdf



http://www.m3.com/open/iryoIshin/article/274867/?category=research
暗闇や霧の中でもがく医療界◆Vol.17
今後10年、漢字4字以内で表すと?

2014年12月5日 池田宏之(m3.com編集部)

Q.17 今後10年間の医療界の見通を、漢字4文字以内で表すと?

順位   漢字   回答 選択率
.  .  .  .  .  .  45歳以上 45歳未満
1   暗中模索   72    55   17
2   五里霧中   35    22   13
3   混沌     27    20    7
4   苦悩     21    19    2
5   凄惨     15    12    3
6   忍耐     14    10    4
7   予測不能   11    11    0
7   停滞     11    10    1
9   末期状態   10     7    3
10   変化      9     5    4
10   難       9     8    1
10   凋落      9     5    4
13   迷       8     3    5
13   高齢社会    8     3    5
13   再生      8     2    6
13   医療崩壊    8     8    0
17   改善      7     4    3
17   未知      7     2    5
19   厳       6     2    4
20   貧       5     4    1
20   明       5     3    2
22   乱       4     2    2
22   臥薪嘗胆    4     4    0
22   希望      4     2    2
22   諦       4     4    0
22   自然淘汰    4     3    1
22   訴訟      4     4    0
28   疲       3     1    2
28   新       3     2    1
28   不安      3     1    2
28   暗夜行路    3     3    0
28   再生医療    3     2    1
28   先進医療    3     1    2
28   競争熾烈    3     2    1
28   一進一退    3     3    0
28   経済性     3     1    2
28   費用削減    3     2    1

 Q.17では、今後10年間の医療界の見通しについて、「四字熟語もしくは漢字一字など、漢字4文字以内で表すと何か」を聞いた(有効回答数:526人)。言葉の意味が近い単語については、まとめて集計した。

 最も多かったのは、「暗中模索」で72人となった。「暗」「暗闇」との回答もあった。2位は「五里霧中」で35人。ともに、手がかりがないまま、物事に取り組んだりする様を表す四字熟語。2014年には、診療報酬改定や病床機能報告制度の開始などで、2025年に向けた医療提供体制の改革が始まり、医療者も対応を迫られている。世界トップレベルの高齢化が進みながらも、医療費の抑制圧力は続き、政府の方針決定に利用されている各種データなどが、医療者に十分に公開されているとは言い難い。変化を後ろ向きに捉え、手探りでもがく様子を示す2語がトップ2になったのも、不思議ではない。

 3位以下も暗い言葉が並ぶ。3位「混沌」(27人)、4位「苦悩」、5位「凄惨」と続き、13位にようやく「再生」(8人)が入っている。診療報酬を巡っては、「今後10年を巡って、プラス改定はない」との見込みが半数を超えていて、会員の見通しの暗さが目立つ結果となっている(『「今後10年プラス改定ない」が半数超◆Vol.12』を参照)。

 明るい単語としては、17位の「改善」(7人)、20位の「明」(5人)、22位の「希望」(4人)などだった。


 2人以下の回答として寄せられた主なものは以下の通り。
・阿鼻叫喚
・科毎平等
・過渡期
・原点回帰
・混合診療
・歯科医化
・寂滅為楽
・順風満帆
・切磋琢磨
・不撓不屈


  1. 2014/12/05(金) 05:52:57|
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