Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

12月3日 

http://www.zaikei.co.jp/article/20141203/224843.html
分娩医数に地域差 10年後の出産難民ゼロを目指す対策早急に必要
2014年12月3日 11:56  財経新聞
記事提供元:エコノミックニュース

 日本産科婦人科学会は11月12日、お産に携わる分娩(ぶんべん)施設の産婦人科医(分娩医)が2024年に26府県で減少する試算を発表した。もっとも減少率が著しいのは石川県で25.8%減、続いて福島県20.2%減、宮崎県16.3%減、三重県14.8%減、岐阜県13.8%減となった。その他、10%以上の減少率が見込まれているのは、新潟県、島根県、山口県、長崎県、大分県、鹿児島県だった。

 反対に一部地域では増加するところもある。トップは東京都で32.2%増、茨城県25.9%増、兵庫県25.2%増、大阪府17.6%増、山梨県11.3%増になっている。産科医が減少していると言われて久しいが、全国規模での実態が明らかになったのは今回が初めてとなる。全体では、1万376人で約7%増と推測されているが、地域によって大きく差が出る結果となった。

 日本産科婦人科学会の調査によると、全国の分娩医は今年3月末で9,702人だった。産婦人科医の全体の人数は1万5,990人で、そのうちの約60%しか分娩を行っていないということになる。分娩医の平均年齢は46歳で、多くは体力的な問題から60歳以上になると分娩を扱うのを辞めるという。試算では定年時を基準に分娩医の人数を導き出し、新たに分娩医となる新人医師を推計して加えている。

 産科医不足により、近くの病院や、里帰り先で分娩の予約を取ることができない「出産難民」という言葉も生まれた。06年には奈良県で緊急搬送の受け入れ先が見つからず、たらい回しの末妊婦が死亡するという事件も起きており、医療訴訟も起こっている。医療機関全体に体制の見直しが求められているが、産科医の実情としては24時間体制の過酷な労働環境と、医療訴訟のリスクなどが重くのしかかり、分娩医を目指す学生が減っている。

 今回の調査でも10年後分娩医が減少することが予想された各地域では、35歳未満の若手産科医と、産科医を目指す研修医が少なく、反対に増加する地域では若手医師の育成が進んでいる。全国でもっとも増加率の高かった東京都では、08年から「都立病院における医師確保総合対策」を実施。産科医師不足対策として給与を増額し、異常分娩など過重労働がかかった場合や、研修医を指導する際には業務手当を支給している。地域格差をなくし、安心安全なお産環境を守るために、各地域で足並みを揃えた対策が早急に必要だろう。(編集担当:久保田雄城)



http://www.yomiuri.co.jp/local/shiga/news/20141204-OYTNT50026.html
不当要求備え 医師ら真剣
2014年12月04日 読売新聞

 ◇大津の病院 複数での対応学ぶ

 病院に対する不当要求に備え、大津市の大津赤十字病院は3日、県警から講師を招いて研修会を開いた。先月には東京の病院で苦情を寄せていた男が火炎瓶を投げつける事件が起きており、医師や看護師ら約60人が真剣な表情で聞き入った。

 県警捜査2課の中野和浩・課長補佐が、医師を脅して事実に反する診断書を作らせようとしたり、診察の待ち時間に不満を持った男が看護師にナイフを突きつけたりした県内での実例を紹介。対策として、複数での対応や録画録音、時間制限を設けることなどを示した。

 交通トラブルを発端に、「誠意を見せろ」と金を不当要求する男を警察官が演じ、職員が対応する訓練も実施。参加した事務部の中村竜之介さん(27)は「毅然きぜんとした態度をとっても重箱の隅をつつくような要求もある。日頃から意識していないと対応が難しい」と話していた。(猪股和也)



http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20141203-OYTNT50160.html
奄美にもドクターヘリ導入へ
2014年12月04日 読売新聞

 医師や医療機器を乗せて救急現場に飛ぶドクターヘリについて、伊藤知事は3日の県議会で、2016年度を目標に奄美群島にも発着の拠点を設ける方針を明らかにした。これに伴って、ドクターヘリの運用範囲は県内全域となる。


 県保健医療福祉課によると、救命率の向上を目指し、県は11年12月にドクターヘリを導入。鹿児島市立病院を拠点とし、13年度の出動実績は前年度より244件多い835件だった。しかし、奄美群島の全域と十島村の一部地域は運用範囲に入っておらず、奄美群島では沖縄県内の病院を拠点とするヘリや自衛隊のヘリに頼っている。地元首長らから導入を求める声が上がっていた。

 知事はこの日の県議会で、吉留厚宏議員(自民)の代表質問に対し、「奄美地域は多くの離島があり、本土以上にニーズは高い」と答えた。

 県の計画では、奄美市の県立大島病院を拠点とするヘリを1機配備。救急患者を同病院のほか、鹿児島市立病院や鹿児島大病院、沖縄県の浦添総合病院などに搬送することを想定している。



http://www.sankei.com/affairs/news/141203/afr1412030012-n1.html
使用禁止の造影剤投与 業務上過失致死容疑で国立国際医療研究センター病院の女性医師を書類送検 警視庁
2014.12.3 12:20 産経ニュース

 脊髄への投与が禁止されている造影剤を患者の女性(78)に注射して死亡させたとして、警視庁捜査1課は3日、業務上過失致死容疑で、国立国際医療研究センター病院整形外科の女性医師(30)=東京都新宿区=を書類送検した。捜査1課によると、「使ってはいけないとは知らなかった」と容疑を認めている。

 送検容疑は4月16日、足にしびれがあるなどとして検査入院していた女性に脊髄の造影検査をした際、脊髄への投与が禁止されている造影剤「ウログラフィン」を誤って注射し、呼吸不全で死亡させたとしている。

 病院によると、医師は医大卒業後5年目のレジデント(後期研修医)で、1人で造影剤の脊髄注射を行うのは初めてだった。ウログラフィンの箱などには「脊髄造影禁止」と注意書きがあったという。



http://www.sankei.com/west/news/141203/wst1412030016-n1.html
「やぶ医者大賞」それって何!? 13日に表彰式も
2014.12.3 09:15 産経ニュース

 「第1回やぶ医者大賞」の表彰式と地域医療をテーマにしたシンポジウムが13日、兵庫県養父市広谷の市立ビバホールで開かれる。

 「やぶ医者大賞」は、“やぶ医者”の語源が「養父の名医」とする説があることにちなみ、養父市が地域医療に貢献している医師を顕彰するために創設。第1回は広島県北広島町の雄鹿原診療所長、東條環樹さんと、山口県萩市のむつみ診療所長、前川恭子さんが受賞した。

 表彰式に続いて、大賞受賞者の講演会があり、東條さんが「田舎の医療が日本を救う~地域医療ってホントはイケてる」、前川さんが「“やぶ医者”になった私」と題してそれぞれ講演。広瀬栄市長や井上正司・市医師会長を交え、地域づくりをテーマにした討論会もある。

 午後1時半から。参加無料。問い合わせは養父市保険医療課((電)079・662・3165)。



http://www.asahi.com/articles/ASGD335CKGD3PTIL004.html
神戸大アカハラ訴訟が和解 元准教授に解決金支払い
2014年12月3日11時56分 朝日新聞デジタル

 神戸大大学院医学研究科でアカデミック・ハラスメントを受けたとして、元准教授の男性(59)が大学と科長だった特命教授の男性(66)=譴責(けんせき)処分=にそれぞれ1千万円の損害賠償を求めた訴訟が大阪高裁(小松一雄裁判長)で和解した。訴訟記録によると、和解は11月7日付。大学と元科長が計125万円の解決金を支払うなどの内容になっている。

 昨年6月の一審・神戸地裁判決は、元科長が2008年1月~09年6月、退職勧奨に応じない原告に「考え方がおかしい」と言ったり、配置転換をしたりしたと指摘。「違法な退職強要だった」として大学に220万円、元科長に55万円の賠償を命じた。大学は取材に「和解は事実だが、内容は話せない」としている。



http://gigazine.net/news/20141203-macmillan-publishing-initiative/
無料でネイチャーの論文すべてが閲覧&共有可能に
2014年12月03日 11時00分48秒 GIGAZINE

世界的出版社のMacmillan Science and Education(マクミラン)が学術論文のフルテキストを無料で閲覧でき、共有できるイニシアチブを発表しました。このイニシアチブへ科学誌Natureが一早く賛同したため、無料でNature論文が過去の論文も含めてフルテキストで閲覧できるようになります。

Index of News Article – Macmillan
http://se.macmillan.com/Media/News/Content-Sharing-Announcement/

Press release archive: About NPG
http://www.nature.com/press_releases/share-nature-content.html

世界的な出版社Macmillan Science and Education(マクミラン)は、2014年12月2日に、科学的知見という人類共通の財産を共有することを目的として、学術論文を世界中の科学者が無料で閲覧できるプラットフォームを用意するという新しい出版イニシアチブ(以下、「マクミランイニシアチブ」と呼ぶ)を発表しました。

マクミランイニシアチブの下では、イニシアチブに賛同する学術誌は購読者に全ての論文のフルテキストを無料で閲覧できるオンライン専用ソフトへの論文リンクを共有することができるとのこと。そして、科学誌Natureがマクミランイニシアチブへの賛同を早々と表明し、 Nature Genetics、Nature Medicine、Nature PhysicsなどNature Publishing Groupが提供するNature論文すべてを対象に、各学術誌の購読者は無料ですべての論文をフルテキストで閲覧することができるようになります。なお、無料で閲覧できるNature論文は1869年までさかのぼった過去の論文全てが対象になるとのことです。


フルテキスト学術論文の無料閲覧は、学術論文を収集・管理するソフトとして高い評価を受けている「ReadCube」のビューワー機能を使ってオンライン上で可能になる予定。ただし、学術論文はReadCubeビューワーで閲覧はできますが、印刷したりダウンロードしたりすることはできません。なお、デスクトップ版ReadCubeでは手元にPDFを保存することもできるとのこと。ReadCubeは「iTunesの論文管理版」のようなソフトウェアと考えるとイメージしやすそうです。


具体的な使用例としては、Nature Medicineを購読する医学研究者が同じ分野の研究者はもちろん、他分野の研究者に対して論文ページのリンクURLをメールなどを使ってシェアすると、URLを送られた人がリンクページをクリックすれば論文をフルテキストのPDFファイルで閲覧できるようになるというもの。これによって、購読していない学術論文(Nature Medicine)のフルテキストを無料で閲覧することができ、分野を超えた科学的知見の共有が可能になるというわけです。

さらにマクミランイニシアチブが画期的なところは、学術誌を購読する個人だけでなく、サイエンスに関する記事を掲載する約100のマスメディアやブログメディアもPDFファイルを共有することができ、論文のフルテキストへアクセスできるようになるという点。これによって、研究者間だけでなく、科学に関心のある一般市民にも科学的知見が共有されるようになると期待できます。

最も権威ある科学誌の1つであるNatureがマクミランイニシアチブへ参加する意義は大きく、他の学術誌がNatureに倣ってマクミランイニシアチブへ参加すれば、学術誌の垣根を超えて、科学的知見という富が世界中に共有されることになりそうです。


  1. 2014/12/04(木) 06:25:46|
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