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8月31日 医学部新設

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201408/20140831_11014.html
医学部新設 東北薬科大、認可へ7条件
2014年08月31日日曜日 河北新報

医学部設置者に選定された東北薬科大のキャンパス。認可申請までにはクリアすべき課題は少なくない=仙台市青葉区
 東北に新設される大学医学部の設置者に決まった東北薬科大(仙台市青葉区)は、来年3月の設置認可申請に向け、近く準備に着手する。文部科学省の新医学部構想審査会は、認可の条件として7項目を示し、大学に確実な履行を迫った。申請期限まで7カ月の間に大学側は膨大な作業をこなすことになる。

<注文びっしり>
 審査会が求めたのは(1)運営協議会(仮称)の設置(2)医師の偏在解消の枠組み確立(3)総合診療医養成の体制整備(4)地域医療に支障を来さない教員医師ら確保策の具体化(5)実効性の高い東北への卒業生定着策の策定(6)120人とした入学定員の見直し(7)その他、審査会意見の可能な限りの反映-の7条件。
 実際の書面には「自治医大などの先行事例を参考に」「仙台への医師の集中とならないように」「卓越した指導力を有する教員・指導医を確保」「滞在型の教育ができる体制や環境を整備」など詳細な注文がびっしりと並んだ。
 これらは単なる努力目標ではない。審査会は「着実に実施することが選定の条件。適切に対応したと認められるまでは、国に設置認可しないよう求める」とくぎを刺した。

<引き抜き警戒>
 選定と同時に一気に引き上げられた開学のハードル。東北薬科大の堀田徹事務局長は「カリキュラムの作成など、もともと見込んでいた作業だけでも手いっぱい。選定条件のクリアという宿題も加わり、二重三重の負担感だ」と嘆息する。
 例えば、運営協議会の構成団体として審査会は、宮城県をはじめとする東北の各県、各大学、関連教育病院、地元医療関係者などを具体的に列記。その上で速やかな設置を求めた。
 東北への医学部新設をめぐって東北各県や医療関係者は、地元医師の引き抜きを警戒するなど、必ずしも歓迎しているとは言い難いのが実情。一私大の協力要請に好意的な反応がどれだけあるかは未知数だ。

<選定遅れ痛手>
 審査会の選定作業は当初の予定から約1カ月延びた。東北薬科大の関係者からは「認可申請の期限まで残された時間を考えると、選定が遅れたのも大きな痛手」と審査会への恨み節も漏れる。
 認可申請の作業は今後、医学部設置準備委員会から移行する医学部設置準備室が担う。選定条件をクリアすることに特化したワーキンググループの設置なども検討していくという。
 「選定されて喜んだのは当日のみ。後は作業が間に合うかどうかの不安だけ」と堀田事務局長。大学を挙げ、週明けから作業を加速させる考えだ。


  1. 2014/09/01(月) 05:45:06|
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