Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

7月21日 

http://www.m3.com/open/iryoIshin/article/235398/?category=report
日医、東北医学部容認の考え
横倉会長日本記者クラブで講演

2014年7月21日 池田宏之(m3.com編集部)

 2期目をスタートさせた日本医師会の横倉義武会長は7月19日、日本記者クラブで講演した。東日本大震災からの復興のシンボルとして検討されている東北地方の医学部新設について容認する考えを示したほか、政府が創設に向けて検討を進める「患者申出療養制度」について、「(安倍政権とは)方向性は違っていないと思う」と述べた。

対応課題が山積

 横倉氏は、「日本医師会の直面する課題」と題して講演し、「組織を強くする」「地域医療を支える」「将来の医療を考える」の3つのキーワードを中心に、かかりつけ医の重要性や地域の医師会が関与した上での地域包括ケア体制の構築の重要性を訴えた(『横倉日医会長、「三つの方針」で2期目始動』を参照)。

 医学部新設については、国家戦略特区における医学部新設は、教員確保による医師の引き抜きや、将来、医師が過剰になった場合に医師養成数を見直す難しさの観点から、反対を明言した。ただ、東北地方における医学部新設については、「東北は従来から医師不足が厳しい上、震災の被害も激しく、『復興のシンボル的な医学部』は理解できる」と述べて、容認する考えを示した。

 複数の医療法人を一括経営できる新たな医療法人制度については、日医としての考え方を示した(『政府提案の新法人、「全く容認できず」、中川副会長』を参照)。横倉氏は、「非営利原則の堅持」と「地域に密着した医療の提供」の2つを厳守するように求め、「医療に営利を持ち込むと、医療費が膨らむ懸念がある」と述べた。

 他にも、医療機関の消費税負担の問題の解決を訴え、地域医療ビジョン策定前の都道府県の医療費目標設定については改めて反対の意思を示し、安倍政権化で進む医療制度の改革への対応課題が山積していることを伺わせた。

「70歳で引退のつもりだった」

 質疑応答の中でも、医療政策についての日医の見解を問う質問が相次いだ。患者の申し出により保険外の治療が利用できる「患者申出療養制度」については、それ以前に検討されていた、「選択療養制度」とは異なり、「安全性・有効性」と「保険収載への道」が確保されたことから、容認する考えを示した。「実施医療機関が診療所レベルまで広がる」との見方がある点について聞かれた横倉氏は、あくまで大規模医療機関での実施からスタートすることを前提とした上で、「安全性・有効性が確認されたものを、高い能力の開業医が、大規模医療機関と連携して、将来的にやっていくのはあり得る。(日医と政権との)方向性は違っていないと思う」と説明した。

 臨床研修制度については、総合的な診療能力が習得できるようになった点は評価した上で、「大学病院の地域への医師派遣」「基礎医学の研究の減少」の2つの側面で悪影響が出ている点を指摘し、対策を考える必要性に言及した。

 さらに、日本の人口の高齢化と同様に、医師の高齢化も進んでいる現状について聞かれた横倉氏は、自身が数日で70歳を迎えることに言及し、「若い時は、70歳で全て辞めるつもりだった」と告白。その上で、健康寿命が延びていることから、「医療への手助けができないかと思い、医師会をやっている」と答えた。



https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/49268/Default.aspx
メドピア医師調査 論文生データの保管 約3割は「10年以上」
公開日時 2014/07/22 03:51 ミクスOnline

医師専用サイト「MedPeer」を運営するメドピアは、研究論文を巡る不祥事を受けて、保管に苦労する生データをどの程度保管しているかについて会員医師を対象に調査し、このほど、3847人から得られた回答概要を発表した。「10年以上」との回答が最も多く33.9%、次いで「5~10年未満」の25.6%で、約6割が5年以上保管していた。

「10年以上」の医師は、ハードディスクやUSBメモリに保管しているケースが散見され、「基本的に破棄しない」「苦労の跡。捨てるに捨てられず」とのコメントもあった。大学や研究室に預けているいる人もいるが、大学を離れたり、パソコンの買い替えを機に廃棄している例もあった。

「5~10年未満」の医師では、経験から5年以上たつとデータの価値や問い合わせがなくなることや、論文の引用はほぼ10年以内だとして10年で区切っているとのコメントが寄せられた。5年未満の医師も保管期間は短くてもよいとの経験に基づくコメントがみられた。


  1. 2014/07/22(火) 06:26:11|
  2. 未分類
  3. | コメント:0
<<7月22日  | ホーム | 7月20日 >>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する