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Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

7月30日 医療一般

http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20130730000021
リハビリに詳しい医師増やす 全国初、京都府立医大に機関設立
【 2013年07月30日 09時21分  京都新聞

 高齢者のリハビリテーションに詳しい医師を増やそうと、京都府などは新たな教育研修機関「府リハビリテーション教育センター」を府立医科大内(京都市上京区)に設立した。センターは教育プログラムの作成や研修会、実地研修が受けられる病院の紹介を担う。医師に対しリハビリ教育や研修を行う機関は全国で初めてという。

 府内のリハビリ専門医は今年5月現在62人で、人口10万人あたり2・4人。都道府県で9番目に比率は高いが、京都市と乙訓地域で人数が6割を占める一方、府北部の丹後地域は1人だけなど地域的な偏在が著しい。

 高齢化の進行に伴い、今後リハビリの需要が各地域で増えると見込まれるため、府は2025年までに、専門医などリハビリに詳しい医師をあと200人確保する方針で、センターを通じて医師を養成していく。

 センターは府や京都市、府立医大や京都大、府医師会などが今月10日、設立した。府内外の専門家が講師を務める研修会を年に2回開催するほか、希望者が府内の病院で3カ月ほどの実地研修が受けられるよう調整にあたる。

 同センターは「医師がリハビリについて学ぶ場や機会はあまりない。多くの医師に知識や経験を身に付けてもらうことで、府内のリハビリ医療の充実につなげていきたい」としている。



http://kenko100.jp/articles/130730002508/
もはや憧れの職業ではない? 医師の6割が「勧めない」
2013年07月30日 10:30 更新 健康百科 Medical Tribune

 全米の医師を対象とした調査から、次世代の若者に医療職への道を「勧めたくない」との回答が59%に上ることが分かった。調査を行った米調査会社ジャクソン・ヘルスケアは、米国の医師の半数近くが現状に不満を感じており、医療現場の空白が広がりつつあると報告している。
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現状に「不満」が42%

 調査は、今春に全米の医師3,456人を対象に行われた。現在診療に従事する医師の満足度やキャリアへの考え方などに関する結果が報告されている。

 それによると、次世代を担う若者に医療業界で専門職となることを勧めたいかとの質問に対し、59%の医師が「非常に勧めたくない」もしくは「やや勧めたくない」と回答。自身の将来のキャリアの見通しについては36%が「暗い」、48%が「どちらでもない」と回答、「だいたい明るい」は16%にとどまった。また、自分の診療行為に対しては17%が「非常に不満」と答えており、「やや不満」と合わせて42%が不満を抱いていることが分かった。

 「満足」もしくは「やや満足」と答えた医師(58%)は「男性」「45歳以上」「麻酔科医」「外科または小児科を副専門科としている」「皮膚科医」が多かった。また、ナース・プラクティショナー(特定看護師)やフィジシャン・アシスタント(医師助手、ともにある程度の医療行為が許可されている看護師)と働いている、1日当たりの勤務時間が11時間以下などといった傾向が見られた。
「ビジネスマンでなく医師でありたい」

 2012年に比べ、今回の調査では1人で診療する医師が21%から15%に減少すると同時に、病院などに勤務する医師の割合が増加。病院勤務を選んだ理由については「開業による経営面の問題が面倒」が42%と最も多く、「ビジネスマンではなく医師でありたい」が32%、「開業資金がない」(27%)との理由が多かった。

 ジャクソン社の報告では、報酬への不満が大きいことも明らかになったほか、退職理由のトップ3は「燃え尽き」「医療制度改革の中での診療を望まない」「医療過誤保険や管理費用などの経済的要因」だったことも示された。また、回答した医師の18%が5年以内に、36%が10年以内に診療をやめる意向を示しているという。

(編集部)



https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/44736/Default.aspx
サノフィ 医師らへの12年度支払総額約98億円、対売上3.5% 講演会費に27億円
公開日時 2013/07/31 05:01 ミクスオンライン

サノフィは7月29日、医師らへの資金提供内容を開示する透明性ガイドラインに基づき、2012年度(12年1~12月)の支払い実績を同社ホームページ上で公表した。支払った総額は約98億8000万円で、12年国内売上2845億円に占める割合は3.5%だった。なお、透明性GLに基づく支払い額にはワクチン事業を展開するサノフィパスツール分を含むが、サノフィパスツールは国内売上を公表していないため、前述の12年国内売上はサノフィ本体のみの数字ということに留意が必要となる。

29日までに支払い額を公表したファイザーは総額約240億円、対売上4.6%、ノバルティスは同約237億円、7.3%――だった。サノフィの対売上比率の小ささがわかる。

サノフィの支払い実績を項目ごとに見てみる。「研究費開発費等」は計約37億1000万円で、臨床試験費(13億3100万円)と製造販売後調査費(11億3200万円)で10億円を超えた。「学術研究助成費」は計約14億4100万円で、内訳は奨学寄附金が1216件、8億5500万円、一般寄附金が136件、2億6300万円、学会寄附金が5100万円などとなっている。

「原稿執筆料等」は計約9億5500万円だった。同社は今回、医師への直接払いと、代理店などを経由する「業者払い」に分けて整理して開示しており、説明会や研究会などでの講師謝金(直接払い)は7億2800万円、講師謝金(業者払い)は6700万円、原稿執筆料・監修料(直接払い)は1000万円、原稿執筆料・監修料(業者払い)は6800万円――だった。また、コンサルティング等業務委託費は8000万円だった。

講演会費などの情報提供関連費は計約35億2400万円。内訳は講演会費が27億5400万円と8割近くを占め、年間件数は4820回だった。MRによる自社品説明会などに要した費用を指す説明会費は6億8800万円で、年間件数は5万200回だった。医学・薬学関連文献提供費は8100万円だった。

社会的儀礼としての接遇費や慶弔費などを指す「接遇等費用」は2億4900万円だった。



http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20130731-OYT8T00012.htm
江差病院、来年3月から7年ぶり分娩再開へ
(2013年7月31日 読売新聞)北海道

 2007年から分娩(ぶんべん)の取り扱いを休止している江差町の道立江差病院について、道は30日、札幌医大からの産科医師の派遣が内定し、来年3月から7年ぶりに分娩を再開すると発表した。道内21地域の2次医療圏のうち、同町など南檜山地域は地元で出産ができない唯一の地域だったが、同病院の分娩再開で解消されることになる。

 道道立病院室によると、現在は非常勤の医師による妊婦検診や婦人科の平日診療のみを行っている。来年3月からは医師が交代で同病院に常駐し、365日24時間態勢で分娩に対応する。

 当面は出産経験のある妊婦の正常分娩のみを対象とし、初産や胎盤異常など危険が予測される出産については、函館市など周辺の病院を紹介する。出産予定日が来年3月中旬以降の妊婦について、8月5日から分娩の予約を受け付ける。

 同病院では2007年まで、札幌医大からの派遣医師1人が常勤し、年間約150件の出産を扱っていたが、2004年に福島県で起きた医療事故などをきっかけに、同大は「医師1人体制はリスクが高い」と常勤医師の派遣を中止。同病院での分娩は07年2月から休止となっていた。再開について、道道立病院室は「正常分娩のみとしたことでリスクは避けられると札幌医大が判断した」としている。

 江差町など南檜山地域は、分娩可能な医療機関が江差病院しかない。このため妊婦は函館市などで出産せざるを得ず、緊急時でも救急車で1~2時間搬送されるケースが続発していた。



http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20130730-OYT8T01360.htm
ドクターカー9月から 中津川市民病院
(2013年7月31日 読売新聞)岐阜

 中津川市民病院が9月から、医師が自らハンドルを握って救急現場に駆けつけるドクターカーによる診療を開始する。県立多治見病院に次いで2か所目で、山間へき地での医療活動に期待が高まっている。(市来哲郎)

 担当するのは、県立多治見病院の救命救急センター長の間渕則文医師(55)と同僚の医師。2人は8月末で同病院を退職し、中津川市民病院での勤務を始める。

 同病院には、ドクターカーに特化した「病院前救急診療科」が9月に開設される。医師2人、看護師4人のスタッフが24時間態勢で消防本部の要請に応じ、事故や災害現場に出動する。

 県立多治見病院は2008年9月からドクターカーを県内で初めて導入した。東濃五市をカバーし、年間500件近く出動した年もあった。出動エリアの中津川方面には現場到着まで一時間を超すため、間渕医師らが中津川市民病院に、ドクターカーによる専門の診療を1年前から求めていた。

 医師2人の退職によって県立多治見病院のドクターカーは不定期の運行となるが、間渕医師らは「中津川に新たな拠点ができれば、ドクターカーで山間へき地での医療活動も可能になる。二つの拠点で東濃地区をカバーしたら初期治療も効果を増す」と話している。



http://www.m3.com/iryoIshin/article/177567/?portalId=iryoIshin&pageFrom=openIryoIshin
気になる論点、他の医師に「これが聞きたい」
年功序列廃止なら「手技で評価」が6割超◆Vol.11
「売上への貢献」「経験」も多い傾向

2013年7月30日 池田宏之(m3.com編集部)

 Q11では、「年功序列でない給与体系にする場合、どのような基準で医師の力を評価すべきか」を、複数選択で聞いた(調査概要は、「医師過剰時代「来ない」、勤務医の4割◆Vol.1」参照)。6月の調査では医師会員から、勤務医の会員から「同じ勤務医なのに、仕事量の違いがあるのに、滅茶苦茶忙しいドクターもいれば、1日中、パソコンしたり、おしゃべりしたりしているドクターもいる。同じ給料というのは、どう思いますか?」という、正当な評価の在り方についての疑問が寄せられていた。いまだに根強い年功序列の問題とからめて、質問を作成した。

Q.11 年功序列を廃止した場合、医師の評価ポイントは?
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 全体の結果を見ると、最も多かったのが、「手技レベル(多様さ、難易度が高いスキルを持つ)など」が61.5%となり、唯一半数を超えた。2位は「経験の豊富さ」が45.6%となり知識・技術的な側面が続いたが、3位に「経営面の売上貢献」(44.6%)が入った。給与の評価に当たっては、経済的な側面を重視する傾向が、比較的強い結果となった。同率の3位で「知識の豊富さ」、4位「勤務態度」(44.0%)、5位「治療成績」(42.8%)となった。

 その一方、「後輩や他のスタッフへの指導の熱心さ」(25.1%)、「職員への態度」(26.7%)は、ともに3割を切り、内部の人間関係における評価は、低めだった。  その他の自由意見としては、「専門医、認定医などの取得」「年功序列で良い」(ともに勤務医)、「救急患者を診ているかどうか」「日本では(年功序列から脱するのは)無理」(ともに開業医)といった声があった。

 勤務医と開業医では、大きな違いはなかったが、開業医では「勤務態度」「仕事への積極性」が、開業医よりわずかに多い傾向にあった。



http://www.asahi.com/national/update/0730/TKY201307300304.html
無害腫瘍「がんと呼ばないで」 過剰診療防止へ米研究所
2013年7月30日19時39分 朝日新聞

 【岡崎明子】検診で見つかったが、死に至らない腫瘍(しゅよう)を、「がん」と呼ぶべきではない――。米国立がん研究所の作業部会がそんな見解をまとめ、29日付の米医師会雑誌(JAMA)に発表した。例えば乳がんの1~2割を占める超早期がんは致死性ではないのに、「がん」という響きが患者に恐怖感を与え、別の呼び方が必要だと指摘した。

 がんには、進行が早く亡くなる可能性が高いものから、進行が遅く無害なものまで様々なタイプがある。見解は、乳がんや前立腺がん、肺がん、甲状腺がんでは、検診により過剰診断につながる例が多いと指摘。特に乳がんの「非浸潤性乳管がん(DCIS)」などは、「がん」と呼ぶにはふさわしくないとした。

 DCISは、乳管内に腫瘍がとどまっている状態で、マンモグラフィー検診の普及により見つかりやすくなった。検診率が70%台の米国では乳がん全体の約2割、30%台の日本でも約1割を占める。腫瘍部分を切除すれば完治する。

 専門家チームは、検診の普及により「がん」と呼ばれる病気の範囲が広がっており、過剰診断や、これに伴う過剰診療を防ぐための対策が必要だとしている。

http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1722196




http://www.cabrain.net/news/article/newsId/40540.html
元社員の関与否定、「虚偽で信用できない」- 慈恵医大が降圧剤調査結果公表
( 2013年07月30日 21:11 )キャリアブレイン

 製薬会社ノバルティスファーマの降圧剤「ディオバン」(一般名バルサルタン)の医師主導臨床研究で、同社の社員(当時)がデータ操作に関与した疑いが指摘されている問題で、東京慈恵会医科大は30日、元社員がかかわった同大の臨床研究について、「論文中の患者の血圧値データは、何者かによってデータが人為的に操作されていると考えられる」との調査結果を発表した。


調査結果を発表する調査委員会のメンバー(30日、東京慈恵会医科大)
 この問題を調べている同大の調査委員会は、これまで調査協力を拒んできた元社員から事情聴取を行えたことを報告。データ解析に関与していないという元社員の供述に対し、「社員がデータ解析を行った証拠資料が存在する。供述は虚偽であり、信用できない」と断じた。

 また、同大が提供した患者データについては、「カルテとの照会の結果、おおむね合致した」と指摘。臨床研究に従事した同大の医師らによるデータ操作の可能性を否定する一方、元社員がかかわった論文中のデータは「カルテの記載と異なるものが相当数ある」として、データ解析の段階で人為的な操作が行われたと考察した。

 一方、再発防止策として、▽科学研究行動規範の制定▽臨床研究・医学研究倫理の教育の充実▽臨床研究センター設置の検討―などを挙げ、研究に従事する者への規範徹底や、臨床研究の支援体制を改善・充実する方針を掲げた。【新井哉】



http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG3004L_Q3A730C1CC1000/
高血圧症薬のデータ操作、慈恵医大の臨床研究でも
2013/7/30 20:58 日本経済新聞

 東京慈恵医大は30日、スイス製薬大手の日本法人、ノバルティスファーマ(東京)の高血圧症治療薬ディオバン(一般名バルサルタン)の臨床研究で、患者の血圧値データに人為的な操作があったとする中間の調査結果を発表した。慈恵医大は「医師はデータを動かせる環境になかった」として、臨床研究に参加し、統計データの解析を担当した同社元社員(5月に退職)が操作したとの見方を示した。

 これに対し、元社員は大学側の調査に対し、「統計解析はごく一部しか関与していない」などとデータ操作を否定。同社は29日、元社員による意図的な操作や改ざんを示す証拠は見つからなかったとする調査結果を公表している。

 調査結果によると、慈恵医大の臨床研究は2001~05年に約3千人の患者を対象に実施。論文の基になった血圧データに、カルテ記載と異なるものが相当数あったという。

 慈恵医大の臨床研究は望月正武客員教授らが担当。望月教授は「重大な疑念を生じさせた」として、英医学誌ランセットに掲載された論文の撤回を申し出るとのコメントを発表した。調査委の橋本和弘委員長は記者会見で「薬剤を服用している多くの方々と家族に多大な心配を掛けていることを心からおわびする」と謝罪した。

 この問題では、京都府立医大でもデータが操作された可能性が判明している。



http://mainichi.jp/select/news/20130731k0000m040066000c.html
降圧剤データ:慈恵医大も操作認める 論文撤回へ
毎日新聞 2013年07月30日 21時48分(最終更新 07月30日 23時28分)

 降圧剤バルサルタン(商品名ディオバン)に血圧を下げる以外の効果もあるとした臨床試験疑惑で、東京慈恵会医大の調査委員会は30日記者会見し、「データが人為的に操作されており、論文の撤回(取り消し)を決めた」とする中間報告を発表した。販売元の製薬会社ノバルティスファーマの社員(5月に退職)が統計解析していたと認定し、「本人は否定するが、元社員がデータ操作をしたと強く疑われる」と指摘した。ノ社は、慈恵医大と既にデータ操作が判明した京都府立医大の論文(既に撤回)を使って大々的に薬を宣伝してきたが、その科学的な根拠は事実上消滅した。

 日本の医薬研究史上、類を見ない不祥事となった。橋本和弘・調査委員長は「論文から元社員の関与が伏せられ、データ操作もされていた。患者や研究者に迷惑をかけた」と陳謝した。

 バルサルタンの臨床試験は、慈恵医大、府立医大、滋賀医大、千葉大、名古屋大の5大学が実施した。中でも慈恵医大と府立医大の論文は、試験の規模が大きい上、バルサルタンに種々の効果があると認める内容で、宣伝に使われた。

 論文の責任者は望月正武教授(71)=2007年に退職。研究チームは、バルサルタンの発売後、慈恵医大病院とその関連病院などで臨床試験を実施した。高血圧患者約3000人を、バルサルタン服用の約1500人と別の降圧剤服用の約1500人とに分けて、経過を比較。「バルサルタンには他の降圧剤と比べ脳卒中を40%、狭心症を65%減らす効果があった」などと結論付け、07年に一流英医学誌ランセットで発表した。

 調査委が調べると、論文に使われた解析用データの血圧値と、実際のカルテの記載とが異なるケースが多数見つかった。また、残っていた約3000人分のデータを再解析したところ、患者群の血圧の変化が論文と異なり、「論文は人為的に操作された」と認定した。

 その結果、論文が脳卒中や狭心症などの予防に効果があるとした結論については、「論文に欠陥があり、正しかったかは判断できない」と指摘した。

 研究に参加した医師らは「元社員がデータ解析をした。自分たちはデータ解析の知識も能力もなく、解析をしたことはない」などと口をそろえており、元社員による不正を推測した。一方、元社員は調査委に対して「思い当たらない。自分は関係していない」と関与を否定しているという。



http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/130731/cpb1307310022001-n1.htm
【降圧剤データ操作問題】ディオバンのメリット強調
2013.7.31 00:20 Sankei Biz

製薬会社「ノバルティスファーマ」が販売する高血圧治療の降圧剤「ディオバン」を使った臨床研究データ操作問題で記者会見する橋本和弘調査委員長(右)=30日午後、東京都港区(大西史朗撮影)【拡大】

 東京慈恵医大と京都府立医大の研究は、数ある降圧剤の中で、ディオバンと既存薬のどちらが患者に有益かを調べた。いずれもディオバンを使えば、血圧値の抑制のほか、脳卒中や狭心症も減らせるとメリットを強調する結果だった。

 発表された論文によると、慈恵医大の研究は高血圧治療にディオバンを加えることで、脳卒中や狭心症が39%減ったという内容。京都府立医大の研究では、45%減るとなっていた。

 京都府立医大の論文では、カルテに記載がなかった脳卒中や狭心症の病気が論文データでは存在するなど、発症数の不一致が34件あった。ディオバンに有利な結果が出るように操作されていたが、同大は「誰がデータを操作したのかは分からない」とした。

 慈恵医大では発症数をごまかした形跡はなかったが、ディオバンの有効性を導くための基礎的なデータとなる患者の血圧値について、大学の保有データと論文に使われた671人分のデータに86件(12・8%)の不一致がみられた。研究に参加した医師が大学保有データ以外を書き換えることは不可能だったことから、元社員が解析用データを意図的に操作した疑いが強いと結論づけた。


  1. 2013/07/31(水) 08:24:33|
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