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Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

11月15日 震災関連

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/38596.html
福島の被災病院、人材不足解消の糸口見えず- 診療所に移行決める病院も
( 2012年11月15日 15:40 )キャリアブレイン

 東京電力の福島第1原子力発電所事故による被害を受けた県沿岸部の病院では、人材不足解消の糸口を、依然として見いだせずにいる。東電原発事故被災病院協議会が13日、福島市内で開いた会合では、いわき市内の病院関係者らから、医師や看護師などの不足を訴える声が相次いだ。募集を掛けても最近では問い合わせすらないといい、診療所への移行に踏み切るケースも出始めた。「5年後に医療提供体制を維持できるのか」と危惧する関係者もいた。

 同日の会合には、南相馬市やいわき市など、福島第1原発の周辺にある16病院と1団体が参加した。
 いわき市内のある病院では、昨年3 月の原発事故後の一時期、医師や看護師の4分の3が避難した。この病院の担当者は「現在では1−2割が戻ったが、病院としての機能を維持できない」と述べ、診療所への移行を決断したことを明らかにした。「院長は当初、廃院もやむなしと考えていたが、地域からの要望もあって、小さいながらもやっていこうと決めた」と担当者は訴えた。

 市内の別の医療関係者は「いわき市全体として、ほかの地域から医師が全く来ない。看護師や介護職員も然り。病院では外来がにぎわっているが、入院を稼働できない。採算割れの介護施設も増えている。何とか頑張っているが、この状態で5年後に医療提供体制を維持できるのか」と危機感を訴えた。
 「風評被害は、農産物だけではなくこういう所にも根強く残っている」と指摘する同市内の病院関係者もいた。

■医療ニーズ高いのに…
 原発事故後に緊急時避難準備区域に指定された広野町の高野病院(療養65床、精神 53床)では、区域指定解除から1年以上が経った今でも、看護師が足りずに精神科病棟の一部を再開できていない。ただ、療養病棟で病床数を上回る患者を受け入れたり、精神科の患者受け入れを要請されたりと、地域ニーズは高いという。

 現在は、県内の2病院から看護職員計3人が派遣されているが、うち1病院からの1人の派遣が今月末に切れ、その後の派遣継続が困難になる見通しという。残る2人も来年3月に派遣の期間が切れる。

 東日本大震災で被災して看護スタッフが減った医療機関には、スタッフ数の変動が2割以内なら、震災前の入院基本料の算定が特例として認められる。医療法上の許可病床数を超えて患者を入院させても、入院基本料の減額措置の対象には当面はならない。ただ、これらの特例は来年3月までの時限措置。同病院の高野己保事務長は「その先の人員補充を考えないといけない」と語った。【兼松昭夫】



  1. 2012/11/16(金) 05:07:35|
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