FC2ブログ

Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

4月23日 医療一般

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001204230005
地方の病院 臨床研修「合同説明会」
2012年04月23日 朝日新聞 北海道

■地方の中小病院 アピール懸命
■学生225人参加

 医師の資格を取った後に義務付けられている臨床研修先の病院を、医学生らに紹介する「臨床研修病院合同プレゼンテーション」が22日、札幌市内で開かれた。各病院がそれぞれPRをする、いわば医療版の「企業説明会」だ。医師不足が深刻な地方の病院関係者は、医師の偏在解消への期待も込めて地域医療の意義などを訴えていた。

 道などでつくる連絡協議会の主催。「他の都府県出身者を含め、道内の大学で学んだ学生を道内に引き留めたい」(道の担当者)と、札幌では2003年から開いており、この日は60病院、学生225人が集まった。学生には都市部を希望する傾向が強いが、地方の中小病院には「特色ある研修内容を紹介することで興味を持ってもらえる」との期待もある。

 市立稚内病院の宮岡陽一医師(29)は「周りに病院がないため、いろんな症例が集まり幅広く学べる」とアピールした。現在は研修医がゼロだが、同病院で2年間の研修をした自身の経験も紹介、研修中にサハリンの病院見学などもしたといい、「都会にはない研修システムが魅力です」。

 だが、都市部と地方の病院ではブースを訪れる学生数にも差がある。札幌近郊の病院のブースを回っていた旭川医大の女子学生(22)の希望は、大学のある旭川市や実家に近い札幌市の病院。「地方は、その地域になじめるか不安。先輩の話が刺激的で、東京の病院も視野に入れています」

 一方、北大医学部の男子学生(23)は滋賀県出身だが、「地元に戻るつもりはない。道内で勉強したので、こちらで研修も受けるつもり」と話す。「札幌市内と地方、一度ずつは経験したい」と、地方の病院での研修にも前向きだった。

 帯広第一病院の菊池和浩・事務局総務課長は「地域によっては、研修医の存在で成り立っているところもある。地域医療は、どれだけ人を集められるかにかかっている」と話した。

 今月29日に東京で開かれる各都府県の病院との合同プレゼンテーションにも道内の病院が参加する予定だ。(小林直子



http://www.m3.com/iryoIshin/article/151800/?portalId=iryoIshin&pageFrom=openIryoIshin
医学部新設は必要か
社会保障が高齢化に対応できず◆Vol.7
「一体改革、見直し迫られる」、梅村氏

2012年4月24日 司会・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)


※Vol.7とVol.8は、千葉大学小児病態学教授の河野陽一氏、民主党参議院議員の梅村聡氏の対談。

――もう少しお話をお聞きします。話は戻りますが、梅村先生は、病院の勤務医不足に対し、「老化」と診断されましたが、河野先生は今の医師不足の状況をどう診断されますか。

河野 私は前から言っていますが、医療提供体制の問題という根本を見直す必要があるにもかかわらず、医師の数の話ばかりが先行しているのは、おかしい。「医師の数は十分ですか」と聞かれれば、現場は、「大変だ」と答える。それは分かります。でも、将来のもう少し長いスパンで見た時にも、数の話しかしていない。私も試算はしてみましたが、何年に何人まで増やしたらいいかといった医師の需給のシミュレーションには、どこまで意味があるのでしょうか。

――先ほども話が出ましたが、医療を集約化するのか、それとも分散化するのか、どれくらいのレベルの国民が医療を求めるのかという議論が必要。

河野 言い方を変えると、いくら医師の絶対数を増やしても偏在したのでは意味がありません。医師の偏在の問題をどうするかという議論も本当になされてない。皆さん偏在の議論を避けているのか、あまり話が出ない。

梅村 そう、そうです。

――先生がおっしゃるのは、地域と診療科の偏在。

河野 そうです。両方の問題です。

――ある意味、複合というか、今の医師不足は、色々な「疾患」を抱えているのも事実。

梅村 そうです。それと日本の人口構成全体が高齢化したことは、やはりすごく大きい。「診療科の偏在」と簡単に言いますが、なぜ偏在するかを考えると、これは需要と供給のギャップ。高齢者は複合的に疾患を持っている。そこに応え切れないていないわけです。若い人であれば、胃だけ切除すれば、退院できる。ところが高齢者では、胃だけ切っても、その後に寝ている間にころんで大腿骨頸部を折ったりするなど、いろいろなことが起きてくる。医療側の専門分化が進みすぎたという面はありますが、一方で需要側も複合型が増えてきて、よりギャップが広がっているという面があると思うのです。

 その意味で言えば、「日本全体が老化」ということもある。それから、やはり社会的入院が増えています。国が、「患者さんを町へ帰す、地域へ帰す」と言うけれども、国民感情から言ったら、「ひどい政策だ」という話になるわけです。「お父さん、お母さんを家で見なさい」というのは、「いい嫁じゃないとダメ」という文化に逆戻りする話。だけど、今の日本の社会制度は、女性も男性と同じように外で働いて、あくまでも個人単位だと。「何々家の嫁じゃない」という考え方に、年金や保険の制度も向かいつつある。こうした点との整合性の問題もある。だから、「老化」と言ったのは、何も医師、医療の制度の老化だけの話ではなく、日本の高齢化に対して社会保障が対応しきれていないという面があると思うからです。

――医療制度関連の議論は今、「社会保障・税一体改革」をベースに、2025年を目指して進んでいます。一体改革の医療の部分は、どの程度、議論されたのでしょうか。

梅村 今日も実は議論していたのですが、私は一体改革は、将来的にある程度の見直しを迫られると思うのです。というのは、亡くなる方の数が今の1.5倍になる。2025年は、ちょうど私の父親の世代が80歳くらいになる年です。今の年間の死亡者数は約110万人。

――それが、約170万人になる。

梅村 一体改革では、死亡者数が1.5倍になっても、病院の病床は増やさないと言っています。介護施設のベッドだけを65万床増やすと。もちろん地域包括ケアをやりますが、医療あるいは介護のベッドに入れない方は、はっきり言ったら放り出されるわけです。だから、全体で考えていくと相当厳しいことを一体改革は言っているのです。だけど、それを誰も解説しようとしない。マスコミに言っても、あまり興味を持っていない。

――どちらかと言えば、年金や消費税問題への関心が高い。

梅村 逆に、そのような時代に要るのは医師なのかと。本当の医師免許、ライセンスを持った医師が必要なんですかという問題もあります。

――先ほど、矢崎先生がおっしゃったスキルミックス的な話も出てくる。

梅村 そうした議論も出てくるでしょう。だから、従来型の政策延長上での医学部新設には反対というのが、私の肌感覚を基にした今日の結論です。今、医学部新設を求めている人が、本当にこれまで話してきたようなバックグラウンドを基に発言しているのであれば、それは聞いてみたいと思います。しかし、結局は量的な話だけで、医学部新設の話が出てきているように感じます。少し言葉は悪いですが、安易な気がします。

――今日はいろいろな角度から検討すべき事項を出していただきましたが、検討の結果、医学部新設は必要という結論もあり得る。

梅村 あり得ますが、今の議論だけでは、医学部を新設するという結論にはならない。

 ただ、複雑なのは、震災や原発の問題があり、医師が減っている地域があること。今までギリギリの精一杯のところでやっていた地域で、医学部新設の話が出てきているわけです。医学部の新設が必要なのか、あるいはその地域に医師をきちんと派遣できるシステムが必要なのか。この議論をまずやった上で、結果として、地域に医学部の新設が必要であり、他に何も方法がないのであれば、検討すればいいと思います。しかし、そこまでの議論になっていない中で、新しく箱モノを作ります、仕組みを作りますという考え方は、私は採るべきではないと思っています。

――先ほど、日本全体をマスとして見れば、今は医師不足ではないとおっしゃっていました。日本全体で見ても偏在があるため、そこを調整する仕組みなども考えないと、医学部新設の話にはならない。

梅村 そうですね。

河野 もちろん、医学部、医学教育のあり方の議論は必要。しかし、私は今の医師不足は、わが国の医療をどうするかという問題であり、医学部の問題ではないのではないかと。その中で、医師の役割がどうあるべきかが語られるべき。今回の東日本大震災でも、東北地方の大学医学部が壊滅的な被害を受けたわけではない。壊滅的な受けたのは、実際の医療の現場。したがって、まさにどのように医療体制を作るかという問題に還元されるべきだと思うのです。しかし、なぜか医師養成数の話になる。それでは問題は、解決しないだろうと思うのです。



http://mainichi.jp/area/saitama/news/20120423ddlk11010139000c.html
県病院局:名義貸し医師に減給1カ月処分 /埼玉
毎日新聞 2012年04月23日 地方版 埼玉

 県病院局は千葉県の民間診療所の管理者などと名義貸しをしたとして、県立がんセンター(伊奈町)の30代の男性医師に対し、減給1カ月(10分の1)の懲戒処分を行った。処分は19日付で、県立病院の医師による名義貸しを理由にした懲戒処分は初めて。男性は辞職願を提出し、県は同日付で辞職を認めた。

 県によると、男性は昨年5月から今年3月にかけ、勤務実態がないのに、診療所の開設者・管理者として自分の名義を貸していた。県の調査に対し、男性医師は「報酬を受けなければ特に問題がないと思った」などと釈明したという。【木村健二】



http://www.kobe-np.co.jp/news/touban/0004995190.shtml
地域医療再生の取り組み紹介 小野で学術集会 
(2012/04/23 09:15) 神戸新聞

シンポジウムで地域医療再生に向けた取り組みを報告し、参加者の質問に答える北播磨の市立病院長ら=小野市うるおい交流館エクラ

 兵庫県内の医療関係者らでつくる「日本医療マネジメント学会兵庫支部」は22日、小野市うるおい交流館エクラ(中島町)で、同支部学術集会を開いた。医師の減少などで厳しい状況が続く北播磨の地域医療だが、地域を挙げた支援や医療連携システムの構築、病院統合などが進んでおり、北播磨の各市立病院長らは、医療再生に向けた取り組みを発表した。

 北播磨で開かれるのは初めてで、県内の医療関係者ら約200人が参加。「地域医療連携と医療マネジメント」をテーマに、講演やセミナーなどがあった。

 シンポジウムには、北播磨の3市立病院長が登壇した。西脇病院の大洞慶郎院長は、医師数が減少し危機となった同病院が、地域を挙げた支援で回復傾向にあることを報告。母親らでつくる「西脇の小児医療を守る会」の取り組みや医師会の協力、「市地域医療を守る条例」を制定した市議会の活動などを紹介した。

 三木市民病院の高橋洋院長は、小野市民病院との統合の経緯や両病院の状況を解説。加西病院の山辺裕院長は、西脇、加西、加東の3病院の診療情報を、インターネットを通じて地域の民間診療所が活用するシステム「北はりま絆ネット」を紹介した。

 同支部会長を務める小野市民病院の門脇誠三院長は「全国で病院の再編やネットワーク化が進んでいる。北播磨の取り組みが医療再生のモデルになれば」と話した。(高田康夫)



http://rocketnews24.com/2012/04/24/206271/
【報道陣に怒り】京都・小学生死傷事故で救命救急センターが怒りの声「マスコミの人間に心はあるのか」
* 2012年4月24日 ロケットニュース24

京都府亀岡市で発生した無免許運転による死傷事故。小学生の列に自動車が突っ込み、妊婦とお腹の赤ちゃんを含む小学生らが死傷した。多くの人たちが衝撃を受け、驚きと怒りを隠せない悲惨な事故となった。事故発生直後、救命救急センターからヘリが出動して対応に当たったようだ。

しかし、その救命救急センターのスタッフがマスコミに対して怒りの声をあげている。マスコミ各社が霊安室の前でカメラをかまえ、訪れていた家族らを撮影していたというのだ。但馬救命救急センターのスタッフは、公式ブログに以下のようなコメントを掲載している。
 
・マスコミの人間に心はあるのか
本日,京都府亀岡市で悲しい事故が起こりました。当ドクターヘリも出動し対応しています。検証されるべき事項は沢山ありますが、1つの命をすくい上げようと誰しもが全力をしくしました。結果、望まない終末になることもあります。その後のご家族の心のケアには人として、医療者として十分な対応を心掛けております。当然、院内や病院敷地内に勝手に入り込み、勝手に取材、写真をとるマスコミには取材の許可を出しませんし、取材拒否の旨をきちんと伝えております。もちろん必要があれば病院から情報を伝えます。しかしながら、読売新聞、毎日新聞、朝日新聞など各社の記者(個人名を出しても良いと思いますが)は霊安室の前にカメラをかまえ、お帰りになるご家族の映像を勝手に撮影していました。再三にわたって取材はお断りの旨を伝えていたにもかかわらず、一番大切にしたい瞬間に、ズカズカと土足で割り込んできました。ご家族、医療者、関係者の心情を考えられないくらいマスコミの人間の心は腐っているのでしょうか。このブログが多くの方に読まれていることは十分に存じ上げております。だからこそ敢えてここで述べます(引用ここまで)
 
……と、異例のコメントを公式ブログに書き込みしている。「ご家族、医療者、関係者の心情を考えられないくらいマスコミの人間の心は腐っているのでしょうか」とまで書いていることから、マスコミに対する怒りがかなり大きいことがわかる。

この救命救急センターで撮影された写真や映像が、テレビや新聞で報じられるかどうかは不明だ。それにしても、このような緊急の場合は病院や警察、消防側からマスコミに取材に対する指導や報告があるものではないのだろうか?

「病院敷地内に勝手に入り込み」というコメントもあることから、マスコミは病院の意思を無視して病院に入ったのだろうか? とにかく、救命救急センターのスタッフの怒りは相当のもののようだ。

参照元: TECCMC’s BLOG(但馬救命救急センターのブログ)
http://teccmc.blogspot.jp/2012/04/423.html
TECCMC's BLOG(但馬救命救急センターのブログ)
但馬救命救急センターの日々を綴ります.ドクターヘリ,ドクターカー,初療,手術,ICU,そしてセンター長のつぶやき・・・

2012年4月23日月曜日

4月23日 マスコミの人間に心はあるのか
本日,京都府亀岡市で悲しい事故が起こりました.当ドクターヘリも出動し対応しています.検証されるべき事項は沢山ありますが,1つの命をすくい上げようと誰しもが全力をしくしました.結果,望まない終末になることもあります.その後のご家族の心のケアには人として,医療者として十分な対応を心掛けております.当然,院内や病院敷地内に勝手に入り込み,勝手に取材,写真をとるマスコミには取材の許可を出しませんし,取材拒否の旨をきちんと伝えております.もちろん必要があれば病院から情報を伝えます.

しかしながら,読売新聞,毎日新聞,朝日新聞など各社の記者(個人名を出しても良いと思いますが)は霊安室の前にカメラをかまえ,お帰りになるご家族の映像を勝手に撮影していました.再三にわたって取材はお断りの旨を伝えていたにもかかわらず,一番大切にしたい瞬間に,ズカズカと土足で割り込んできました.

ご家族,医療者,関係者の心情を考えられないくらいマスコミの人間の心は腐っているのでしょうか.このブログが多くの方に読まれていることは十分に存じ上げております.だからこそ敢えてここで述べます.



  1. 2012/04/24(火) 06:26:08|
  2. 未分類
  3. | コメント:0
<<4月24日 震災関連 | ホーム | 4月22日 医療一般>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する