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Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

10月30日 医療一般

http://www.asahi.com/edu/news/chiiki/TKY201110270264.html
体験ツアーで育て、医者の卵 福井・高浜で地域医療学ぶ
2011年10月30日10時25分 朝日新聞 

 地元の人と交流し、自慢の海を楽しみながら、地域医療も学べる。福井県高浜町の体験ツアーが、全国の医学部生の人気を集めている。ツアーがきっかけで研修先に高浜を選ぶ医師や実習生が5年間で6倍に増えるなど、医師不足の対策にも効果をあげている。

 高浜町は福井県の最西端に位置する、人口1万1千人ほどの小さな海沿いの町だ。夏になると、関西や中部地方から多くの海水浴客が訪れる。

 体験ツアーは7~8月に4泊5日の日程で、5回実施される。対象は地域医療に興味がある全国の医学部生、研修医、看護学生らだ。観光協会から「海水浴場の救護ボランティアをしてもらえないか」という要望があり、高浜町と町内の和田診療所が協力して2007年に始めた。参加者は初回が11人だったが、年々増え、今年は28人だった。

 1回の定員は6人以内のため、医師や福祉職員がきめ細やかに指導できる。在宅医療についていったり、海水浴場で救護ボランティアをしたり、大学教授の地域医療の講義を受けたりと内容は盛りだくさんだ。

 ツアーがきっかけで、医学部5、6年次の臨床実習生や、大学卒業後の研修に高浜町を選ぶ人が急増している。05年、高浜に来た研修医と臨床実習生は14人だったが、昨年は87人と6倍以上になった。診療所所長の細川知江子医師(30)は「早いうちから現場を知るのは、学生にとっていいことだと思う」と話す。

 学生の評判も高い。

 岡山大医学部3年の塚本真弓さん(25)は「人間同士の濃いつながりの中に医療があることが魅力的で、私が目指す理想の医療に近いと思った」と、ツアーがきっかけで地域医療に興味を持った。富山大医学部1年の星野由維さん(20)は「今までは漠然としたイメージしかなかったけど、自分の地元ではこんな地域医療ができるんじゃないかと、イメージをふくらませることができた」という。

 ツアーは何より、地元の頑張りがあって成り立っている。学生が参加しやすいよう、参加費は7千円に設定。足りない部分は町が負担する。初日は、町の担当者が車で簡単な観光案内もする。

 高浜町は、学生や若い研修医を受け入れようという住民の意識も高かった。09年、住民自身が地域医療を支えていこうと、「たかはま地域医療サポーター」を発足。勉強会などを開き、「地域医療を守り育てるため、学生や研修医の教育に協力しよう」と決めた。

 福井大医学部3年の新谷万智子さん(21)は「町の方、患者さん、ご家族、民宿の方など、皆さんが私たちを温かく見守ってくださった。居心地がよく、またこの町に来たいと思った」と振り返る。

 町保健課地域医療推進室長の中津由明さん(55)は「医師不足のなか、100人の参加者のうち1人でも町に残ってくれれば、という思いでやっている。今後は夏だけでなく、冬の高浜も楽しめるツアーを考えたい」と話す。(山田理恵)
takahama20111031
  1. 2011/10/31(月) 05:54:16|
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