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Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

6月27日 震災関連

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110627/asi11062720310004-n1.htm
【東日本大震災】 被災地で心のケアへ フィリピン女性医師3人
2011.6.27 20:29 産經新聞

 東日本大震災の被災地で「心のケア」などに当たるフィリピン人の女性医師3人の壮行式が27日、マニラ首都圏の日本大使館で行われた。

 3人は災害医療の専門家と精神科医。28日~7月13日、岩手県大船渡市や陸前高田市、宮城県気仙沼市など計6市4町を日本人医師らと共に回る予定で、在日フィリピン人や日本人を対象に一般の医療活動もする。

 アイダ・ムンカダ医師は「災害発生からしばらくたってトラウマ(心的外傷)の症状が出ることが多い。私たちがしっかりケアしたい」と意気込みを語った。(共同)



http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=42830
大震災・茨城から(1)療養型病床 北部で激減
(2011年6月27日 読売新聞)

 激しい横揺れがしばらく続いた。3月11日、茨城県北茨城市にある広橋第一病院の病室。同市の入院患者A子さん(90)はベッドにつかまり身を震わせた。気管支ぜんそくの持病が悪化し1か月前から治療を受けていた。

 「早く逃げたい」。そう叫ぶと職員が落ち着くように声をかけた。それで冷静さを取り戻した。

 地震で同病院の建物には何か所も亀裂が入った。壁も一部がはがれ落ちた。

 同病院は慢性期の患者を専門に受け入れる療養型の医療機関だ。ベッド数は97床。震災時は満床に近い93人の患者が入院していた。

 本震の後も余震が続き、建物はさらに壊れる危険があった。診療面でも東京や福島から通っていた非常勤の医師が、交通事情の悪化で通勤できなくなり、十分な診療態勢を維持できなくなった。震災の翌日、病院長の紅露(こうろ)恒男さんは入院患者全員の転院を決断した。

 比較的症状が軽い患者は、約3キロ離れた高台にある系列の精神科病院、広橋第二病院(同市)に移った。歩行器を使えば歩けるA子さんも第二病院に転院した。

 第一病院にいた時は、病院のそばに住む娘が3日に1度、見舞いに来てくれたが、今は週1度に減った。A子さんは「第一病院に戻りたい」と漏らす。

 重症患者は災害派遣医療チーム「DMAT」が受け入れ先を探し、他の医療機関に搬送された。

 その一人、大腸がんを患い寝たきりの北茨城市の男性(84)は、県西部の下妻市にある医療機関に転院した。

 震災前は、北茨城市内に住む親戚の女性(64)が車で約20分の第一病院に週1~2回通っていた。だが、下妻市の病院までは約130キロあり、車で片道3時間程かかる。親戚の女性は「仕事があり月2回ぐらいしか会いに行けず心苦しい。一日も早く近くの病院に連れてきたい」と話す。

 広橋第一病院は取りやめていた外来診療を7月に再開する。しかし、入院患者を受け入れることはまだできない。「当直勤務を行うだけの十分なスタッフを集められない」(紅露さん)からだ。

 県北部には療養型病床が計約270床あった。広橋第一病院が入院患者を受け入れられなくなり、その約3分の1を失った計算だ。

 通常、患者は高度な医療を行う急性期病院で治療が終わると、自宅療養が困難な場合は、療養型病院に転院する。地区の多賀医師会会長、横倉稔明さんは「療養型病床が減り、急性期病院が患者を移せなくなっている。救急医療にしわ寄せがきている」と危惧する。

 東日本大震災は、関東地方の茨城県の医療にも大きな影響をもたらした。その現状を報告する。



http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110627/dst11062711310008-n1.htm
【東日本大震災】仮設診療所で診察開始 津波被害の県立大槌病院
2011.6.27 11:29 産經新聞

 津波で病棟が水没した岩手県立大槌病院(同県大槌町)が27日、新たに建設したプレハブの仮設診療所で診察を始めた。地元公民館で診察を続けていた。

 診療所は広さ約460平方メートルの平屋で、エコーや内視鏡の導入により精密な診察が可能となる。常勤医は3人。元の病院から約2キロ離れた土地を民間から借り上げて建設した。

 診察開始前から多くの人が訪れ、待合室は満員に。患者の三浦静子さん(80)は「広い診療所で安心した。先生方を信頼し30年来お世話になっている。大槌になくてはならない病院」と話した。

 大槌病院は津波で3階建て病棟の2階部分まで水没、一時医療機能を失った。4月下旬に公民館で再開したが手狭で十分な診療ができなかった。岩田千尋院長は「ようやく病院らしくなるが、本格的な再建は町の復興に合わせる必要がある。今は診療所の形で道筋を探りたい」と話した。



http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/06/27/138481/?portalId=mailmag&mm=MD110627_CXX&scd=0000378404
1万4千人が受診・相談 精神科医らの「心のケア」 不眠、不安、無気力... 被災地の岩手、宮城両県
2011年6月27日 提供:共同通信社

 東日本大震災で被害の大きかった岩手、宮城両県で、精神科医らによる「心のケアチーム」の相談支援や診察を受けた被災者が少なくとも延べ1万4111人に上ることが25日、分かった。両県や仙台市が明らかにした。津波で家族や家、職を失い、不眠や不安、いら立ちを訴えた人が多数を占め、被災者の精神的サポートの必要性があらためて浮き彫りとなった。

 避難生活の長期化で心のバランスを崩す人が出る一方、仮設住宅入居で孤独感を抱く人もいる。専門医らの対応には限界があり、被災地で治療に当たっている心療内科医は「今後は精神面を支える地域のつながり、周囲の支援が大切になる」と話している。

 心のケアチームは精神科医や看護師、精神保健福祉士らが数人単位で組織し、厚生労働省に登録。被災地の要請に基づき、これまでに54チームが派遣され、避難所や被災住宅を巡回、心身に不調を来した住民の相談を受け、診察をしている。このほか、被災した自治体で独自に組織されたケアチームも巡回している。

 宮城県精神保健福祉センターによると、政令市の仙台市を除く県内では3月17日から活動を開始。中心市街地が壊滅的な被害を受けた気仙沼市や南三陸町を抱えていることもあり、支援をした被災者は5月27日現在で延べ8318人に上った。

 最も多かった症状は「不眠・睡眠障害」で1891人。「不安・恐怖」が954人、「イライラ」を訴えた被災者も369人いた。「抑うつ気分」が278人、「無気力」も126人と多かった。「食欲不振」や「アルコール問題」の相談も数多く寄せられた。

 沿岸部の被害が大きかった仙台市では、3月14日からケアチームが活動を始め、6月11日までに診察などをした被災者は延べ2310人。岩手県は3月18日から4月30日にかけて延べ3483人で、5月以降の数字は集計中のため、人数はさらに膨らむ見通しだ。

 福島県でもこれまでに11チームが入っているが、担当者は「まだ活動実績がまとまっていない」としている。

※心のケアチーム
 地震や津波などの被災地で、災害のストレスによって心身に不調を来した住民や、受診先がなくなった精神障害患者への対応をする医療チーム。精神科医や看護師、保健師、精神保健福祉士などの専門家が、数人単位で避難所や被災住宅、在宅患者を巡回する。継続的な診療を要する場合は地域の医療機関を紹介し、必要な時には投薬も行う。東日本大震災では、厚生労働省が災害対策基本法に基づき54チーム、計2450人を岩手、宮城、福島3県に派遣している。



http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110625-OYT1T00467.htm
14病院、津波でカルテ流失…患者治療で混乱
(2011年6月25日14時40分 読売新聞)

 東日本大震災で被災した宮城・岩手県沿岸部で、少なくとも14病院が津波でカルテを流されたり水につかったりして、患者の既往歴や処方薬が分からない状態になっていたことが読売新聞社の調べで分かった。

 一方で、電子カルテを遠隔地に保管していたため早期に復旧できたケースもあり、国は災害時に備えたバックアップの仕組み作りを検討し始めた。ただ、その前提となるカルテの電子化は国の目標から大きく遅れており、普及には時間がかかりそうだ。

 「この患者さんの処方薬はわかりますか」「既往歴は?」

 震災後、宮城県南三陸町の避難所に設けられた仮設診療所で、公立志津川病院の医師だった菅野武さん(31)は電話対応に追われた。同病院からの患者を受け入れた病院や診療所からの問い合わせだった。

 年間延べ7万人が利用していた志津川病院は、5階建ての4階まで津波が押し寄せ、1、2階で保管していた紙のカルテはすべて流された。患者は他の病院などに転院したが、カルテがないため、引き受けた病院側はどう治療していいか分からない。多くの患者は自分が飲んでいた薬の名前も覚えていなかった。
  1. 2011/06/28(火) 05:22:55|
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