Doctor G 3 のメディカル・ポプリ

地域医療とプライマリケア、総合診療などに関係したネット上のニュースを記録。医学教育、研修、卒後キャリア、一般診療の話題、政策、そしてたまたまG3が関心を持ったものまで。ときどき海外のニュースも。

医師不足のニュース件数/Google検索 11月

2010年11月31日 Google (日本語) での検索件数
キーワード 医師不足 過去一か月のニュース 303件
Google (English) での検索件数
Key word Doctor shortage, past month 554

First 5 in Google in English (米国、カナダから)、(First 20 には オーストラリア、ニュージーランド、インドからのニュースあり)

Family doctor shortage in Yarmouth 'desperate'

CBC.ca - 17 Nov 2010
Controversy over a family doctor shortage in southwestern Nova Scotia is making its way to the floor of the provincial legislature. ...

Doctor shortage in Swaziland prompts medical aid group to train ...
The Canadian Press - Jenny Gross - 17 Nov 2010
Doctors Without Borders said in a report that a "dire shortage" of health professionals prompted them to implement a plan using lesser-trained workers to ...

Crowd addresses doctor shortage
Creston Valley Advance - Lorne Eckersley - Creston Valley - 18 Nov 2010

10 to air their concerns about a looming doctor shortage. Some left in anger after they weren't permitted to complain about individual doctors, ...


Marketing shift could ease remote GP shortage

ABC Online - Amy Marshall - 11 Nov 2010
A Northern Territory health organisation says the chronic doctor shortage in remote and regional Australia can be eased with some simple ...


Doctor Shortage Looming

International Business Times - 10 Nov 2010
As reported by The Wall Street Journal, with the new health-care law, "the nation could face a shortage of as many as 150000 doctors in the next 15 years, ...

  1. 2010/11/30(火) 23:47:16|
  2. 未分類

自治体病院改革のひとつの手本

http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=28404
南日本新聞 鹿児島 (2010 11/30 11:23)
出水市病院事業赤字が半減 人件費削減など奏功/09年度 

 出水市病院事業の2009年度赤字は約4億8300万円で、対前年度比約48.7%の大幅減だったことが、29日分かった。人員・給与削減や、医師不足4件に伴う患者数の減少幅が緩やかになったことなどが主な要因。同日の市議会定例会で、09年度の同病院事業決算が認定された。
 09年度決算によると、のべ患者数は前年度に比べ入院約0.6%増、外来約4.6%減。事業収益は約1.4%減の約39億9600万円。事業費用は約10.3%減の約44億7900万円だった。貸借対照表上の累積赤字は約56億7800万円。
 一方、収益の約9割を占める出水総合医療センターの常勤医師は、ピークだった02年の37人から、今年11月末で20人まで減少した。
 患者数減が緩やかになった原因について、同センターの井川澄晴事務部長は「地域内で数が足りない診療科目の受け皿になった面もある」と分析。「収益改善には医師確保が不可欠。今後も対策を強化したい」と話した。
  1. 2010/11/30(火) 23:30:46|
  2. 未分類

磐城共立病院、臓器別センター設立

http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001011300002
朝日新聞 福島 2010年11月30日
いわき市 臓器別センター

 いわき市立総合磐城共立病院を建て替える新病院の基本構想を練る懇談会(会長=高橋淑郎・日大商学部教授)が29日、同市内で開かれ、臓器ごとにそれぞれ関連する複数の診療科で構成する「臓器別センター」の設置などを盛り込んだ中間報告をまとめた。12月中に市長へ提言する。
 臓器別センターは、臓器ごとに病床やフロアを配置する。ほかに地域の他の医療機関から紹介、転送されてきた患者を診察して院内に振り分ける総合診療科の設置を検討するべきだとした。小児救急や周産期医療、糖尿病医療などは現病院の機能を引き継ぐとし、がん医療は国の「地域がん診療連携拠点病院」指定を目指す。
 懇談会は来年1月以降、新病院の規模や財源、立地について話し合い、来年中に今回の中間と合わせ最終報告をまとめる。
  1. 2010/11/30(火) 23:26:41|
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医師患者関係

http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20101130ddlk40040340000c.html
毎日新聞 2010年11月30日 地方版〔福岡都市圏版〕
患者塾:医療の疑問にやさしく答える 医者になった本当の理由/上 /福岡

 第136回患者塾は産業医科大学(北九州市八幡西区)の学園祭「医生祭」のイベントの一つとして11月3日に開かれた。テーマは「医者になった本当の理由」。学生の教育に当たっている産業医大の医師などが「医師」という職業を選んだ理由を語り、あるべき姿について考えた。

 ◆目指した理由
 ◇人の健康を支える仕事 テレビドラマの影響も
 小野村さん 私は高校時代、ブラウン管の向こうに入りたくて、北海道で深夜ラジオのフリーアナウンサーなどの仕事を10年間しました。ところが段々とテレビやラジオは「数字=視聴率」にとらわれた世界であることに気づいて行き詰まりました。そんな時に開業医をしていた父親が患者さんから感謝される姿がうらやましくなりました。そこで医学部を受け直しました。皆さんが医師を志した理由は何ですか。
 津田さん 医師が主人公のテレビドラマ「ベン・ケーシー」や「ドクターキルディア」の影響です。毎週見ながら「医師って格好良くて、いい職業だな」と思いました。シュバイツァーの伝記を読んで感動したのもきっかけの一つです。
 伊藤さん 両親や周囲も医師で、いいところも悪いところも見ていたので「この集団とは違う目線で生きたいな」と思っていました。弁護士と決めていたのですが、高校3年の時に親から「http://blog135.fc2.com/control.php?mode=editor&process=new#弁護士は常に依頼者が正しいと信じ、そして勝たなくてはならない。そんな世界で自分の意志を通せるのか」と言われ、医学部に進学しました。迷いながらも医師になってみたのですが、想像とは違ってのめり込んでいける世界で、一生懸命やるようになりました。
 久保さん 高校3年時に人の健康を支える仕事である医師がいいと考えました。企業に勤務している従業員の健康を守る産業医の仕事をする中で、病院の外に多くの健康の問題が放置されていることに気付き、現場の問題に貢献できる仕事をしたいと思い、現在は大学で急性期病院の医療情報のあり方などを研究しています。

 ◇ショックな医師の対応 その思い、少なくしたい
明確な理由は見当たりません。人のためになることだったらやりたいという気持ちはありました。小さい時から医師か弁護士かになりたいと思っていました。
 松本さん 「組織に属さなくても自分で生活の糧が得られる職業がいい」という父親の勧めです。高校生で自分が理系であると気付き、医学部に進学しました。「これだけは人に負けない」というスペシャリストになりたいと思い、泌尿器科を選びました。
 楠原さん 高校1年の時にある病気で医院に通院していました。治療を3カ月受けましたが、全く診察がなかったので、親から「きちんと病状を説明してもらいなさい」と言われました。それで説明を医師に求めると「他の患者さんたちもいる前でそんなことを聞くとは何事か」と怒られました。非常にショックを受け、自分みたいな思いをする人を一人でも少なくしたいと思い、その医師への対抗心もあって医学部進学を志しました。
 平田さん 小学生の時、ヘビースモーカーだった祖父が肺気腫で動けなくなり、毎週医師が往診に来ていました。銀色のケースを開けて医師が注射をすると、祖父がうれしそうな顔で感謝の言葉を述べていました。白衣を着てさっそうと帰っていくその医師の姿を見て格好良いなと思いました。病気を推理していくのが楽しくて外科を選びました。

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 ◇出席された方々◇
田中良哉さん=産業医大病院副院長・医学部第一内科学教授
松本哲朗さん=産業医大病院副院長・医学部泌尿器科教授
楠原浩一さん=産業医大医学部小児科学教授
久保達彦さん=産業医大公衆衛生学教室講師
津田文史朗さん=つだ小児科アレルギー科医院院長(福岡県水巻町)
伊藤重彦さん=北九州市立八幡病院副院長(外科)
平田敬治さん=福岡山王病院外科部長(福岡市)
高倉翔さん=産業医大医学部5年
国枝佳祐さん=産業医大医学部5年
井上嶺子さん=産業医大医学部6年
 ◇司会
小野村健太郎さん=おのむら医院院長(福岡県芦屋町、内科・小児科)
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 ◇質問は事務局へ
〒807-0111 福岡県芦屋町白浜町2の10「おのむら医院」内
電話093・222・1234  FAX093・222・1235
  1. 2010/11/30(火) 23:25:30|
  2. 未分類

欠席受験生を合格にしたいきさつは患者取り違えより....

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010113001038
時事通信 時事ドットコム (2010/11/30-20:39)
欠席受験生を「合格」=医学類編入試験でミス-金沢大

 金沢大医学類の編入試験で合否判定ミスがあり、同大は30日、受験生1人を合格にしたと発表した。最終選考に欠席した別の受験生を合格扱いにしていたのが原因という。
 同大によると、編入試験の最終選考を5日に実施。18日に合否を発表したが、合格通知を受け取った受験生から、「受験していないのに合格となっている」と電話があり、誤りが分かった。
 電話をした受験生は最終選考を欠席したが、面接委員が間違って出席扱いとして処理していた。欠席した受験生は改めて不合格とした。
 金沢大の中村信一学長の話 関係者にご迷惑を掛けたことをおわびする。今後再発防止に向けて一層努力する。
  1. 2010/11/30(火) 23:23:05|
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国立病院への交付金削減で、現場は不満

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010113001000
時事通信 時事ドットコム (2010/11/30-19:53)
交付金削減「任務果たせず」=6国立医療センターが緊急要望

 来年度以降の予算確保を求め、六つの国立高度専門医療研究センターの理事長が30日、緊急の要望書を厚生労働相宛てに提出した。記者会見した理事長らは「予算削減で研究が停滞し、国立センターの任務を果たせなくなる」と危機感を訴えた。
 来年度予算の概算要求では、運営費交付金の10%以上の削減方針が示されている。
 国立精神・神経医療研究センターの樋口輝彦理事長は「運営費交付金は難治性疾患の解明など将来に向けた研究のためのもの。研究の力をそぐことになり、10年20年先の医療のレベルを落としてしまうことを危惧する」と述べた。
 国立国際医療研究センターの桐野高明理事長は「収益を取れない所を削れと言っているようなもので本末転倒。何のために六つのセンターがあるのか」と訴えた。
  1. 2010/11/30(火) 23:21:26|
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筑波大学 日立総合病院で地域医療教育

http://www.ibaraki-np.co.jp/news/news.php?f_jun=12911177723704
茨城新聞 2010年11月30日(火)
医師不足解消へ教育や研究で連携 筑波大と日立製作所 

 県北地域の医師不足解消につなげようと、筑波大(つくば市)と日立製作所は30日、地域医療・先端医工連携講座を設置するための協定を締結した。同大付属病院は来年度から、日立製作所が運営する3つの総合病院と連携し、同大の拠点病院として活用する。ひたちなか総合病院(ひたちなか市)には、ひたちなか社会連携教育研究センター(仮称)を設置して医師5人を教員として配置し、地域の医療教育体制を充実させる。他の2病院についても今後、配置していく考え。
 筑波大と日立製作所は2004年、多様な分野での技術連携や人材育成などで協定を締結していたが、医療分野でのさらなる連携を強化するため講座を設置。期間は2011~16年度までの5年間。
 同大は、日立製作所の県内6医療施設のうち、ひたちなか総合病院、日立総合病院(日立市)、多賀総合病院(同)の3病院を教育拠点病院として活用。配置する教員は1日からの全国公募で確保する。
 教員が核となって筑波大医学類生を受け入れ、地域に根ざした医師を育成する。ひたちなか総合病院などの臨床データを活用した研究のほか、高齢化社会に対応する医療機器の共同開発研究なども行い、地域医療の充実につなげる。
 30日、筑波大付属病院で協定締結式が開かれ、山田信博学長と岡裕爾日立製作所茨城病院センタ長が協定書を交わした。岡センタ長は「県北の医師不足は一病院だけでは解決できない問題。筑波大と連携して地域医療の質の向上に向けて努力したい」、山田学長は「県北地域の医療の充実、臨床研究の質の向上という目的を実現するため、さらに発展的に展開させたい」と意気込みを語った。
  1. 2010/11/30(火) 23:20:13|
  2. 未分類

孫社長、iPad無料配布で医療支援?

http://thttp://blog135.fc2.com/control.php?mode=editor&process=new#echtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1011/29/news04.html
2010年11月29日 08時00分 UPDATE [翁長 潤,TechTargetジャパン]
特集/連載   「ITで医療は変わるのか?」討論会リポート(後編)
 
孫社長も賛同したiPad/iPhoneを活用する“医療クラウド”iPadなどの汎用的な携帯端末を活用した「医療クラウド」実現の可能性はどれくらいあるのか? 「ITで医療は変わるのか?」討論会での活用事例から考えてみよう。
 前回の「孫社長も驚いた「医療現場のiPad/iPhone活用」最前線」に続き、ソフトバンクが11月5日にUstreamで生中継した「ITで医療は変わるのか?」討論会で発表した、医療現場におけるiPad/iPhoneの活用事例を紹介する。今回は、看護師・薬剤師といった医師以外の医療従事者や患者による活用、在宅医療/緊急医療などでの取り組みだ。

討論会登壇者
孫 正義氏(ソフトバンク 代表取締役社長)
杉本真樹氏(神戸大学大学院 医学研究科 内科学講座消化器内科分野 特命講師)
高尾洋之氏(東京慈恵会医科大学 脳神経外科学講座 助教)
狭間研至氏(一般社団法人 在宅療養支援薬局研究会 理事長・ファルメディコ、ハザマ薬局 代表取締役社長)
姜 ●鎬氏(ケアネット メディア事業部長) ●=王へんに「基」
金井伸行氏(金井病院 理事長)
網木 学氏(済生会栗橋病院 外科 医長)
宮川一郎氏(習志野台整形外科内科院長)
遠矢純一郎氏(医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック 院長)
片山智栄氏(医療法人社団プラタナス 桜新町アーバンクリニック 看護師)


薬剤師の新しい役割のために
ファルメディコの狭間氏 急性期病院への平均入院期間が短くなり、高齢者や寝たきり患者における医療機関以外での長期療養が増えると予想される。呼吸器系の外科医であり、現在は薬局を経営している狭間研至氏は「今後ニーズが高まるであろう“在宅医療”においては、各専門職のセクションを超えた多職種連携・情報共有による“医療の全体最適化”が求められる」と説明する。
(中略) 
 現在、ハザマ薬局の薬剤師は在宅訪問時に、患者が薬を正しく服用できているかを確認したり、体温や血圧の計測、聴診器による心音の診断などを行い、薬の提供と同時にその効果のアセスメントを実施している。しかし、2006年に薬学部の6年制課程が設置されて以後はそのカリキュラム内で聴診器の使用方法を学べるが、それ以前に卒業した薬剤師への教育が必要になったという。そこで狭間氏が開発したのが、iPadアプリ「基礎から学ぶバイタルサインHD」だった。このアプリは、薬剤師向けに行っているバイタルサインの講習会を基に、その基礎理論から実際の手法がまとめられている。
 また、画面上の人体イラストからその部位の聴診音を聞くことができたり、実際に聴診器の音を録音できる機能も備えている。狭間氏は「もちろん医学書にもCDが付属している場合もある。しかし、医学書を現場で持ち歩くわけにはいかないので、携帯端末でできることが重要」と説明する。
(中略) 

在宅医療/地域医療連携を支えるクラウド型カルテ
(中略) 
 遠矢氏によると、桜新町アーバンクリニックにはシステムエンジニアがおらず、情報システム部門もないという。しかし、無償のiPhoneアプリを活用することで在宅診療の質の向上に役立てていると説明する。現在、桜新町アーバンクリニックでは20人の医師がiPhoneを活用している。遠矢氏は「いつどこで患者が急変するか分からない状況で、患者の基本情報や診療記録などを参照することが求められる」とし、iPhoneを活用して患者のカルテ情報をサーバから転送して参照しているという。
(中略) 
 具体的には、ライトハウスが開発するiPhone活用の地域医療支援システム「EIR」を導入して患者情報をクラウドに置くことで、患者や家族、医師、薬剤師、看護師、ヘルパーなどが「いつでも、どこでも、必要な情報だけにアクセスし、リアルタイムの情報参照が可能になった」(片山氏)。こうして治療やケアの目標を全員で共有でき、その進ちょく管理を可能にしていると説明する。また、「過去の診療歴や検査画像などをクラウド上で参照できることで、院内と変わらない診療ができるようになってきた」という。
(中略) 

病院・診療所・患者のコミュニケーション活性化
 習志野台整形外科内科の宮川一郎氏は「クリニックにおけるICT化戦略」を発表。宮川氏は大学病院や救急医療センター、個人病院などに勤務し、病院内のシステムの導入や運営などにかかわり、多くの病院システムを見学してきたという。その上で、「クリニックでは医師やスタッフの数が限られるため、できるだけ安価でシンプル、簡単・迅速なITシステムの導入が求められる」と説明する。
 宮川氏は“iPadで入力する問診票”を活用して「業務の効率化」に取り組んでいる。習志野台整形外科内科では、受付カウンターにiPad専用機を設置している。宮川氏によると、そのメリットとしては「ペーパーレス化」「受付・医師の業務軽減による効率化」「エラー表示による“聞き忘れなどの防止”(問診漏れの防止)」「電子カルテへの転記忘れの防止や情報共有」「ほかの電子カルテメーカーへの活用」などが挙げられるという。
(中略) 
 このネットワークは、骨折部位や治療状況を確認しながら医師の指導の下に理学療法士がリハビリテーションを実施したり、透視室での小切開手術などに活用されている。さらに、動画を用いた患者への説明などに使っており、将来的には近隣病院との連携も予定しているという。
動画による説明例。手術の必要性や投薬の目的の理解、治療への協力の動機にもつながる
(中略) 

一刻を争う“救急医療”現場での活用
 脳血管疾患は現在、日本人の死亡原因の第3位。以前は1位だったが、治療の向上により死亡率は下がった。しかし、寝たきりの患者数は増加しており、「平成13年度の国民生活調査」における寝たきりの原因の統計結果では全体の27%を占めて1位となっている。
(中略) 
 そんな中「脳卒中患者を多く救うために」と高尾氏が導入しているのが、iPhone用アプリケーション「i-Stroke」だ。i-Strokeは脳卒中専用診断補助システム。病院外ではVPN、院内ではWi-Fiネットワークを活用する。また、医療画像閲覧や治療支援、術中画像転送、病院間紹介などの機能を備えている。高尾氏によると、現場では「病院内での医師間の連絡、指示」「病院間あるいは救急現場での患者紹介の検討」「専門医コンサルティングへの応用」「患者自身のデータ保持による医療情報管理(携帯診察券、携帯紹介状など)」などに使用できるという。

i-Stroke の機能 専用メガネを掛けなくても立体視できる「3Dホログラフィック」機能
 i-Strokeでは救急患者の来院をスタッフに一括伝達できる。また、リアルタイムな画像や治療状況を把握できるタイムバーシステムやツイート機能、来院からの経過時間を表示するカウントダウンシステムなどによって、患者来院からの情報伝達に費やす時間の無駄を極力省く。さらに患者自らが使用できるシステムも用意されている。患者用携帯「i-Patients」は、血圧や既往、かかりつけ医などの患者自身の情報を保持することで、緊急時の意識がない状態でも必要な情報を参照できる。また、セカンドオピニオンにも応用できる。
(中略) 

孫氏いわく「iPad無償を配布して医療問題の解決を支援」

 チーム医療3.0の活用事例が紹介された後、孫氏が「日本は最高レベルの医療大国であるにもかかわらず、国民の不安は大きい」とする、独自に実施したアンケート調査結果を紹介した。また、医療ITの具体策として、医療情報共有・管理基盤となる「医療クラウド」を整備し、その閲覧端末として医療関係者へのiPad配布を提案。「ITですべての医療問題を解決することはできないが、ITを活用することで解決できる問題も多い」と語った。
 さらに、その構築費用については、医療クラウドをマーケティング活用できることを条件として製薬企業が負担し、国がiPadを無償配布することとし、それに加えて医療クラウドとiPadにおける通信費をソフトバンクが負担する案を提示した。
 ライブ中継時、Ustream画面の右側にあるTwitter欄には、討論会の内容に関する多くのコメント(ツイート)が寄せられていた。その内容はさまざまで「医療現場での活用が進んでいることに驚いた」「チーム医療3.0の取り組みに賛同する」という反応がある一方、「医療現場を分かっていない」「現実的ではない」という医療従事者らしきコメントも寄せられていた。
(後略) 
  1. 2010/11/29(月) 23:07:49|
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健康保険制度の危機/アメリカはこれを嫌った

http://mainichi.jp/life/today/news/20101129ddm013100029000c.html
毎日新聞 2010年11月29日 東京朝刊
負担は誰が?:やせ細る健保組合/上 拠出金重く、相次ぐ消滅

 民間企業で働くサラリーマンやその家族が加入する健康保険組合が、高齢者医療費の増加で苦しんでいる。バブル崩壊以降、消滅した健保組合は300を超え、会社員の負担は拡大し、受けられるサービスも縮小している。働く現役世代の医療保険に何が起きているのか。現場をリポートする。【中西拓司】

 ◇1人当たり個人保険料を上回る例も
 「何とかこのまま健保組合に加入していられないだろうか」。三菱自動車健保は昨秋、関連子会社80社の従業員と扶養家族約7万1800人を同健保から脱退させる提案を決めた。東海地方で開いた説明会では子会社の自動車販売店で働く40代男性がこう訴えた。三菱自動車本体の従業員ら約3万3000人は同健保に残ったが、関連子会社の従業員らは今年4月、中小企業などが入る全国健康保険協会(協会けんぽ)などへ移った。
 協会けんぽの健康保険料は労使折半だが、同健保は企業側が約6割を負担。このため、例えば標準報酬月額(月給にほぼ相当)が30万円の人が協会けんぽに移れば月2570円の負担増に、企業側は月2450円の負担が減る。東北地方の販売子会社の50代社員は「本社あっての子会社だ。生き残りのためには仕方がない」と語る。
 健保組合を苦境に追いやったのは、08年度に制度改正された高齢者医療制度による拠出金の急増だ。改正により、国民健康保険に加入する65~74歳の医療費も健保組合がさらに賄うことになった。三菱自動車健保の場合、08年度の拠出金は102億円で前年度より約21億円アップ。その結果、同年度決算は17億8000万円の赤字に転落した。高齢者医療費が増えれば、拠出金は今後も増える。
   ◇
 半導体関連メーカー「アドバンテスト」(東京・丸の内)の健保組合は、高齢者医療費の重みを加入者に実感してもらうため、社員1人当たりの拠出金額を試算した。
 高齢者医療制度の拠出金は、65~74歳のための前期高齢者納付金▽75歳以上のための後期高齢者支援金--などがあり、最も負担が重いのは前期高齢者納付金だ。
 同健保によると、07年度の1人当たりの拠出金は年17万6200円だったが、後期高齢者医療制度導入時の08年度は23万5200円に急増。10年度は35万6300円になる見通し。手取り給与1カ月分近くに相当する。10年度の社員1人当たりの保険料(企業負担除く)は平均20万8000円なので、個人が支払う保険料を上回る拠出金を健保が国に支払っている計算になる。拠出金は、前期高齢者の加入率やその医療費などを基に算定されるため各健保で異なるが、大きな負担になっていることが分かる。
 同健保の小山誠・理事長は「今の負担構造が続けば会社員の働く意欲をそぐ結果になりかねない」と話す。
   ◇
 健保組合は10年3月で1473組合あり約3000万人が加入している。組合数は92年度が1827組合と最も多かったが、その後は減少の一途をたどり、09年度までに計354組合が解散などで消滅した。08年度には西濃運輸、京樽の各健保など24組合が協会けんぽに移るなどして姿を消した。企業業績の悪化で保険料負担が重みになっているところに、拠出金負担が追い打ちをかけた格好だ。
 政府は13年度に、後期高齢者医療制度に代わる新制度をスタートさせる考えだが、サラリーマンの健保組合に頼る構造は変わらない。学習院大経済学部の鈴木亘教授は「国の議論は、膨張する医療費を誰が負担するかに終始しており、いわば沈没するタイタニックのデッキで椅子の奪い合いをしているようなものだ。積み立て式の『基金』を創設するなど、人口変化に左右されない財政構造を確立すべきだ」と提言する。

==============
 ◇健康保険組合
 民間企業で働く人(パートを除く)とその家族が加入する。会社単独で設立できる単一健保と、同業種の複数企業が集まる総合健保の2種類がある。経済低迷による保険料収入の悪化と、後期高齢者医療制度の拠出金がかさみ、全1473組合(10年3月)の09年度決算は過去最悪の5235億円の赤字に上る見通し。中小企業などは協会けんぽ(3471万人)に、自営業者ら(3597万人)は国民健康保険に加入している。
  1. 2010/11/29(月) 22:58:03|
  2. 未分類

静岡の僻地、無医地区

http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001011290003
朝日新聞 静岡 2010年11月28日
細る医療 募る不安  

 10分間の耳鼻科診察を受けるのに1日がかり。薬を節約しながら月1回の診療を待つ。そんな医師の空白地帯を歩いた。(山口裕起)
 旧佐久間町(現・浜松市天竜区佐久間町)の中心部にある佐久間病院。11月25日の昼下がり、内科医金子淳一さん(28)は聴診器や1カ月分の薬を詰めた段ボール箱を手に、白衣のままワゴン車に乗り込んだ。医大を卒業したばかりの研修医、事務職員の3人で、曲がりくねった山道をたどって愛知県境にある吉沢地区を目指す。途中、携帯電話の電波は圏外に変わった。
 出発から45分後、30年前に廃校になった小学校にたどり着いた。古びた教室の引き戸に「診察室」の紙が張り出される。隣の部屋では、この日診療を受ける住民8人が全員そろって、お茶をすすっていた。
 最初の患者は、集落で2番目に年配の新川すみへさん(88)。最近、腰が痛くてぐっすり眠れないという。聴診器を首にかけた金子さんに向かい、前回診療からの1カ月間、痛みの具合がどのように変わったのか、薬をどのように使っているかなどを、とつとつと説明した。
 金子さんは血圧測定器の値を見ながら、「血圧は安定しているみたいですよ」。新川さんはほっとした表情になって何度も頭を下げた。
 「病院に行くには、誰かに運転してもらわなければ行けない。先生が来てくれる日を、みんな楽しみにしている」。新川さんはそう言って、処方してもらった湿布と痛み止めの薬を大事そうに脇に抱えた。

 ■搬送助け合い
 集落には20年前には100人以上が暮らしていたが、現在は50代~90歳までの22人に減った。車の運転ができるのは、そのうちのほぼ半数だ。体調が悪くなったら、お互い協力し合って20キロ以上離れた佐久間病院に運ぼう。みんなでそう申し合わせている。
 佐久間病院は吉沢地区を含め、旧佐久間町内の三地区を毎月1回巡回診療している。三枝智宏院長(47)は「へき地ゆえに地域のコミュニティーがとれている。近くに医師はいないが、体調が悪くなった時に助け合うことができ、早期発見にもつながっている」と話す。

 ■県内に18カ所
 県内には、全域で計18カ所の無医、準無医地区があるが、巡回診療に取り組んでいいるのは、佐久間病院だけだ。巡回診療を受けることができない地区は、「自分の体は自分で守る」のが精いっぱいという。
 旧佐久間町の北部に隣接する旧水窪町。旧町役場から国道152号をさらに北に進むと、長野県との県境にある西浦地区にたどり着く。30分間ほどの道のりで、すれ違った車は3台だけだった。
 「医者がいないのはしょうがない。いまさら引っ越すなんて考えられない」。家族4人で暮らす池田絹代さん(78)は、体調管理に人一倍気を使っている。
 1日3食必ず食べ、昼間は畑に足を運んで、白菜や大根の世話をする。体調がよければ、集落内を3キロほど散歩する。決して骨折しないよう、走ったり、段差を飛び降りたりする運動は控える。
 近ごろ耳の聞こえが悪くなったのが悩みの種だ。約35キロ離れた愛知県東栄町内に通い、耳鼻科の専門医に診てもらっている。1日3本のバスで30分をかけて水窪駅まで行き、JR飯田線に乗り換えて11駅。わずか10分間の診察を受けるために、午前7時に家を出て、帰ってくるのは夕方だ。交通費だけで1500円以上かかる。
 「いまは遠くの病院でもなんとか通えるけど、もっと年をとると、歩けなくなるかもしれない。その時が怖い」と表情を曇らせる。

 ■ヘリで命拾い
 西浦地区から山を一つ超えた大野下地区。水窪川沿いの坂の途中にぽつんと建つ1軒屋に、土木業の飯島良人さん(81)と妻の知春さん(82)の夫婦が住んでいる。家の前を通るバスは週4本だけだ。
 2006年12月16日の昼間、良人さんは家の中で知春さんが倒れているのを見つけた。声をかけたが、反応はない。心筋梗塞(しんきんこうそく)だった。良人さんは知春さんを抱きかかえて自家用車に運び込み、旧水窪町の中心部にある内科医院に車を飛ばした。だが、この医院では対応できず、結局ドクターヘリで浜松市北区の聖隷三方原病院に運ばれた。
 幸い、知春さんは一命をとりとめ、目立った後遺症もない。しかし、同じことが起きた場合、自宅に救急車を呼べば、同じ病院までは優に2時間以上かかるだろう。良人さん夫婦は「今後いつ倒れるかわからない。いつもヘリが来るとは限らない」と心配する。
 都市部でも医師不足が騒がれる中、へき地での医師の確保は難しいのが実情だ。県地域医療課の担当者は「若手の医師は都市部で技術を磨きたがる人が多い。対策を立てようにも厳しい状況が続いている」と話している。

 ◇無医地区
「無医地区」は、おおむね半径4キロ以内に50人以上が居住し、容易に医療機関を利用することができない地区のこと。住民が50人未満の場合は「準無医地区」になる。2009年時点で、県内の無医・準無医地区は5市町の計18カ所。南伊豆町や島田市など県内全域にあり、04年から3カ所増えている。医師不足を背景に、医療機関が空白となる地区は増える見込みだ。
  1. 2010/11/29(月) 22:56:46|
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